2008/03/11 - 2008/03/15
3997位(同エリア7905件中)
タックさん
九州旅行3日目後半、いよいよ熊本・阿蘇への楽しみにしていたドライブです。
日南海岸、日向岬、高千穂峡と宮崎の素晴らしい自然を堪能しての熊本入り、これまたスケールのでかい阿蘇の自然に期待がふくらむのでした。
またこの日が銀婚式まさに当日ということもあり、宿は少し贅沢に露天風呂つきの部屋を取ったのでそちらも楽しみです。
<三日目行程 3月13日(木)>
(宿)シーガイヤ~日向岬(馬ヶ背・クルスの海)~高千穂峡~阿蘇(草千里ヶ浜)~米塚~大観峰~宿(黒川温泉:樹やしき)
---このページは阿蘇(草千里)以降の記録です---
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー
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高千穂峡を後に218号線に別れを告げいいよ九州三県目、熊本県に入る。
ちょうど宮崎県と熊本県の境目にループ橋がある。このループ橋の中央を地図では県境線が走っているのだ。
ここからようやく阿蘇の高森町に入ることになる。 -
道も山のなかを走るようになるが、まだしばらくはアップダウン・ワインディングは少ない。
-
高森峠を抜けるあたりが道がうねうねしていたのと、111号線阿蘇パノラマラインに乗り出してからいよいよ本格的な山道となってきた。
とにかくこのパノラマラインは気持ちの良いドライブコースである。
人気の高さが納得です、道も整備されているし、スケールの大きい山々を楽しみながらの運転は最高です。
次回は是非外輪山を含めぐるっと一周、深緑の季節に訪れたいものです。 -
パノラマライン中岳近くで噴煙も見えました。
この阿蘇に来て思ったのだが、車のナビというのはルート案内だけでなくこうしたワインディングでは先読みができるメリットがあることに気付いた、この歳になるとこれはありがたかったですね。
コーナー半径がだいたい予測できるので、スピード調整が楽なだけでなくハンドリングも事前に心の準備ができる。
普通このスピードでいつものコーナリングを連続していたら妻はきっと気分が悪くなるだろうなとつくづく思いましたよね。
ナビのおかげで山道走行が速く、快適にドライブすることが可能となったわけである。 -
そしてまもなく草千里ヶ浜へ到着です。
私たちが到着したときは車の往来もなく、このゲートを素通りしようとしたら小屋の中から素早く女性が腕を大きく伸ばしてきて車を止められました(笑)。 -
車を停めてしばし草千里を見学へ。
とはいえ、この景色です、緑がどこにもありません。
広大な景色には圧倒されます。雄大な景色のなかとても気分が良いのですが・・・、
私が妻に見せたかったのは一面緑の草原、そして草を喰む馬たち、そう5月過ぎから夏にかけて私が見た景色なのですねえ。
分かってはいたのですが、ちょっと寂しかったです。 -
天気はまずまずだったので草千里で散歩している人も多かったです。
ここの景色はあらかじめ想定内だったとはいえ、3月の半ばではまだ涼しいというより少し寒いくらいなのにはびっくり。
そろそろ宿へ向かおうかと思ったのですが、道がすいていて予定よりずいぶんと早く着いてしまったので、余裕があったら寄ってみようと計画していた大観峰へ向かうことに。 -
草千里ヶ浜を出発してすぐ「米塚」をみっけ。
これも緑はないなと思っていたが、まさに真っ黒!
しかしなぜかこの形には魅せられるものが。
自然の造形美とでもいうのか、なるほど美しいですよね。
なんか米塚に「3月の阿蘇も良いでしょ」とちょっと慰められたような気がしました。
表紙の写真共々この写真もすごく気に入ってます。 -
草千里ヶ浜からは約30分ほどで「大観峰」へ。
この時期は阿蘇に緑を期待してはいけないのでしょうね。
私たちの旅の最終日15日(土)にこの阿蘇一帯で「火祭り」が予定され、山焼きを行うなうぐらいですから、これからなのですよね。
ふとそんなことを考えていたら、内牧あたりを過ぎる頃きれいな光のカーテンが私たちを迎えてくれました。 -
大観峰に到着。
駐車場に車を停め展望所をめざし歩き始めます。
陽は差してくるものの雲も多く、ましてや春の霞で遠望はちょっと微妙か・・・。 -
展望所へ少し歩いていたら、景色がこんなでした。
阿蘇五岳のいわゆる涅槃像の顔に当たる根子岳のギザギザがようやく見えるような状態だった。
その奥の外輪山どころか裾野に広がる田畑も少し霞んでいた・・・残念! -
春霞?、春霞!、ああ春霞(笑)。
阿蘇五岳の一大パノラマはまた次回の楽しみに・・・。 -
二人で大観峰の雰囲気だけは感じ取り、茶屋へ戻ってジャージー・ソフトをいただきました。
ちなみにこの茶屋の横にあるトイレがものすごくきれいで驚きました。
ソフトクリームを食べながら時間を見ると既に4時半、宿には5時着予定。
慌てて「遅れそうです」という電話を入れて出発。 -
ところが走り出してナビの到着予定時間を見ると5時過ぎには着いてしまいそう。
あいかわらず(まあこの時間ですし)ほとんど車が走ってないのでスイスイ走れてしまうのです。
そんなときやまなみハイウェイで見つけた久住の山を見渡せるパーキングで一服することに。 -
かえってこのくらいの距離感での展望の方が清々しかったですね。
夕方はさすがに晴れていても涼しかった。
妻も肩をすくめ気味。 -
やまなみハイウェイを快調に飛ばし、瀬の本を左折。まっすぐ行けば湯布院だ。
定刻通りで黒川温泉「樹やしき」に到着。
宿の方がすでに待機しており駐車場へ車を停めチェックインまでラウンジでお茶をいただきながら待機。
案内されたラウンジの眺めが素晴らしかったです。
長めのカウンターの前がすべて綺麗なウインドウになっており、景色が一望できます。
山の上に白い小さな雲が二つ、まるでUFOが飛んでいるよう・・・。 -
カウンターにはドーンと中央に宮崎幻の焼酎「百年の孤独」が。
窓際にはプレミア価格がつく「森伊蔵」、「魔王」、そして「村尾」3Mのそろい踏み!
ほかにも「佐藤」など各種これでもかと言わんばかりに並んでいました。 -
私たちのチェックインも済み、案内されたのがここ「山法師(やまぼうし)」。
離れになっており、すぐ隣にも別の離れがあったのですが非常に静かでした。 -
部屋に入ると広い和室(十畳)。
となりにはフローリングの部屋も見えます。 -
十畳以上の広さを感じていたのはこの天井のせいだと思います。
太い梁が見え、高い天井が気持ちよかったですね。
優しい照明も丸形で、天井をも照らすのでよけいにそう感じるのかも。 -
となりの部屋がこちら。
天然の木材を使用した不規則なかたちをした立派なテーブルと椅子が4人分ありました。
キッチンにはレギュラー珈琲とコーヒーメーカーまでそろっており珈琲好きにはありがたかったです。 -
そしてこちらがとっておきの部屋付露天風呂。
いい眺めです。
写真右側から渓流のせせらぎが聞こえてきます。
夜はまわりの木々が程よくライトアップされてました。 -
風呂には食後ゆっくり入るとしてまずは食事処「阿美田(あみだ)」へ。
掘りごたつ式になっている個室に案内され、目の前の囲炉裏にはなにやら岩みたいなのがごろごろ、聞いたら溶岩だそうです。 -
銀婚式のお祝いの挨拶のあと料理が一品ずつ運ばれてきました。
でも「あの〜、銀婚式というのは結婚何年目ですか?」とお若いスタッフに訊かれ、妻と二人で苦笑い・・・。
いただいたお品書きには13品ほどありましたが、これがすごいボリュームだったのです。 -
まずは食前酒の「柚子みつ酒」をいただきながらこの「うるいと椎茸の胡麻かけ」から。
胡麻が良く利いて口の中に香りが広がります。 -
目の前のランプのような筒状の調理器に山女(やまめ)を立てかけてくれました。
40分ぐらいじっくり焼いて食べます。 -
前菜の海・山の幸九種盛りや芋を使ったお吸い物のような優しいお味の“蛤真薯”のあとがこちら、お造り「三種盛」。
クラッシュアイスたっぷりの涼しげな竹の入れ物で美味しさ倍増。 -
そしてこちらのお得意「溶岩焼」の肉盛・野菜盛。
これを溶岩を綺麗にスライスしたプレートで焼きます。美味しそうな肥後牛です。 -
これがそのプレート。冷めにくいらしいのですが、熱くなるまで少し時間がかかりました。
しかしこのプレートととなりの山女の調理器と二つ熱源があったせいか、外は肌寒いぐらいだったのですが、個室のせいもありかなり暖かくなりましたね。 -
焼けるのを待つ間に次の熊本名物「馬刺し」、にぎりもありました。
このにぎりがまた美味しかった、ほんと軟らかな肉でした。見た目もすごくきれい!
この日一番の美味しさでした、さすが馬肉の本場です。 -
こちらは「道明寺蒸し」、いい蒸し上げ加減で食感が良く美味でした。
-
次の「蕎麦サラダ」は軽くいいアクセントになりツルッと入りました。
でも溶岩焼も食べ始め、肉も少ないかなと思ったがとんでもない、コース全体のボリュームはちょっと多すぎ?と思うくらいすごかった・・・と思います。
妻はこのころ既に白旗揚げてます(笑)。 -
先に火を通していた山女が焼き上がって食べられる頃にはすでにほぼ満腹状態、それでも柔らかな食感ともども美味しかったです。
締めは「山のおじや」。上にのってるのが山芋、下は「鮎うるか」と「蕗(ふき)味噌」。正直もう少しあっさりしたものが良かったかも。
美味しいお新香に赤だしは嬉しいですね、
正直やっと終りかなという感じ(笑)。
「女性はすべて食べ尽くすの大変じゃない」などと盛り上がっておりました。
それぐらいありました。 -
満腹になって部屋に帰り、さあ待望の露天風呂。
もう外は真っ暗。
星が雲でほとんど見えなかったのが残念。
聞こえるのは竹の蛇口から出てくる温泉の音と川のせせらぎ。
この露天風呂、手前右側が「立ち湯」になっているので手すりがついてます。
130?ぐらいの深さなので、私で胸の下ぐらいですので、ちょうどいい温泉の浸かり方ができます。
妻では肩までいっちゃいそうです。
また先端の方は浅くなっており、岩に頭を乗っけて寝湯ができます。
やってみるとこれが満天の星が(出ていれば)最高そうでした。
大変良くできた露天風呂になっています。ほかにも宿の内風呂・露天風呂、立ち湯や樽湯、貸切露天2ヶ所等たくさんあるのですが、私たちはこの風呂で十分楽しめました。 -
妻が露天風呂を楽しんでいる間に宿のスタッフがこれを届けてくれました。妻に内緒のサプライズ第3弾。
黒川温泉にある人気店「パティスリー 麓」のケーキ。
黒川の温泉街を散策する予定は今回なかったので、部屋でこちらのケーキをいただけてすごくラッキーでした(苺などフルーツたっぷりで美味しかった)。
妻がまだ風呂に入っている間にローソクをセットし、こっそり用意したコーヒーメーカーのスイッチを入れ、テーブルセッティングを急ぐことに。
今日がまさに結婚記念日当日なので、妻もケーキの二日連続攻撃には驚いてくれた。
改めて25年間の妻の苦労に感謝・・・。
明日〜最終日は湯布院でゆっくりなので久々にちょっと遅めに就寝・・・。
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