2009/07/07 - 2009/07/11
89位(同エリア184件中)
ロク69さん
サースフェー3日目、当地で最後のハイキングの日。サースグルンドまで下り、クロイツボーデン、ホーサースへ出かける。ドム、ティッシュホルンなどのミシャベル連峰とは未だ対面適わず。今日がだめなら主峰たちを見ずに去ることになる。
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7月10日8:02発のポストバスでサースグルントへ向かう、同じ時刻に2台のばすがあった。向こう側はVISP直行のようだ、我々は手前のバスに乗る。
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グルントでは「POST」で下車し5分ほど歩いてゴンドラ乗り場へ向かう。POSTの次のバス停が最寄のようだ。天候は前日と同じような様子。
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クロイツボーデン(2397m)まで一気に高度を上げる。サースグルントの村が見る見る遠ざかる。
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クロイツボーデンは薄いガスの中、これから昇るホーサース(3098m)はやはり雲の中だろうか?
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途中で見える「ワイスミース小屋」、がっちりとした建物が安心感を与えているようだ。
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ホーサースに到着、ワイスミースから続く尾根ははっきりと見える。雲が涌いたり切れたりでまだまだ安心は出来ない。ここから30分ほど登ると展望の良い自然のテラスがある。背もたれの壊れたベンチが一つある。途中のルートには主たる山の案内板が立っている。
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待つこと10分でガスが取れて主峰ドム(4545m)が姿を現した(左)。堂々の雄姿、端正な佇まいは気品さえ感じさせる、今回はじめての感動の瞬間であった。右へはレンツスピッチェ(4294m)、ナーデルホルン(4327m)と続く。
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ティッシュホルン(4491m)とドム。雲が上がったり下がったりで気が許せない時間が続く。
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4000m級の大展望。左からモンテローザ(4634m)、ストラールホルン(4190m)、リンプフィッシュホルン(4199m)、アルプフーベル(4206m)、ティッシュホルン、ドム、レンツシュピッツェ、ナーデルホルンと続く大パノラマは、自然の偉大な行為を改めて認識する素晴らしさだ。
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先生に連れられた中学生のグループがホーサースを降りていく。先ほど出会った時、身体は大きいが幼い面影を残す人たちだったと感じた。若いころから良い体験学習をするようだ。
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後ろを振り返るとドムの案内板とその向こうに台形のラッギンホルン(4010m)が見える。持参したおにぎりとワインをいただく。
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フレッチホルン(3996m)から降りてくる尾根の上では、雲が絵を書くように遊んでいるようだ。
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左からモンテローザ、ストラールホルン、リンプフィッシュホルン(黒い)、アラリンホルンと続く山並み。特にリンプフィッシュホルンはサース谷からもマッター谷からも一目で分かる山容は特徴的だ。
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雪をしっかっりとまとったワイスミース(4023m)はこの山塊の主役だ。左にラッギンホルン、フレッチホルン、右にトリフトホルン(3396m)を従えている。
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約45分間、山山と雲のライヴショウを見て満足したので、ホーサースまで岩場の道をゆっくりと降りることにする。最後にもう一度ドムを眺めておこう。
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ホーサースからクロイツボーデンまではゴンドラで降りる。有名な人口湖はすごく小さい、写真で想像していたのとは全く違う大きさで、当初は他にあるのかと思っていた。
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サースフェーの村を望む。やはり上空は雲に覆われている。
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ハイキング開始早々に出会った子供と若いお母さん。生意気にサングラスをしてもらってとても可愛い。
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ハイキングは花の多いコース、グルントまでジグザグに降りていく。振り返るとラッギンホルン(右)とフレッチホルン(左)が見えている。ゴンドラが良いアクセントになっている。
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トリフトアルプの集落が見えてきた。白い壁の礼拝堂もある、放牧の牛たちも気持ちよさそうだ。
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トリフトアルプの手前で、マーモットと遭遇した。近づくとすぐに逃げ出すが、今回はかなり近くに寄るまで動かずに待っていた。
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集落の屋根越しに見るラッギンホルンとフレッチホルン(左)。フレッチホルンはその尖鋒が特徴的、日本ならサース槍とでも名付けそうだ。
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集落の中で地元の小母さんが、小さな小屋の前で手招きするので入っていくとチーズを手作りしているところだった。溶かした牛乳に凝固剤を入れるところを見学した。試食はなかった。
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小さな白壁の礼拝堂、小さな集落に良く似合う。若い女の子が壁にもたれて休んでいた。
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礼拝堂とラッギンホルンとフレッチホルン(左)。時を経た石葺き屋根とアルプスが良く似合う。
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樹林帯に入るところで、カフェ・トリフトアルプがあった。結構歩いて来たのでここで一休みしていこうと決めた。
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ビールと白ワインで乾杯、日差しがとても心地よい。
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可愛い花、名前は知らない。日本に帰ったら図鑑を買って高山植物の勉強をしようと思う。
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サースグルントに無事到着、昼食レストランを探しながらゆっくり歩いていたらバスが追い越していく。行き先はサースフェーとなっているので、駆け足で追いかける、乗降客が多かったので間に合った。教会とCOOP。
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すぐにサースフェーに着く、お腹が減ったのでランチを探す。ホテル・ブリタニアのテラスレストランでピザ、スープ、ワイン(赤白)をいただく。地元の人々は各自ピザ1枚を平らげているが、我々は2人で1枚。
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ピザはトマトピザ、生地は薄いが周辺は分厚くパリッとしている。横のバジルオイルを加えるとさらに美味になった。スープはさっぱり味のポタージュでワインも美味い。
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アパート(左)に着いて谷間を見上げると、有名なパノラマ橋の向こうにラッギンホルンとフレッチホルンが見えているのに気付く。振り返るとドムを中心としたミシャベルも見えるはず、良い立地だなあと感心する。
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サースフェーから見る初めてのドム(右)とティッシュホルン。最後の日に顔を出してくれた山々に大きな感謝をする。明日はグレーヒェン経由ツェルマットへ移動する。やはり3日のハイキングでは物足らない感じがする。歩くべき見るべき場所はまだまだあるようだ。
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宿泊したアパートのレストラン、進入路の垣根の影が面白いので撮影した。
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この旅行記へのコメント (2)
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- nasunoさん 2015/04/05 17:30:28
- アパート
- ロク69さん こんにちは
ロク69さんが泊まられた「La Gorge」ですが、私達が2012年にミッテルアラリンから下りてきて、昼食を食べた所でした。私は、その日のおすすめメニュー(定食)を注文しました。
川の側で景色の良い場所だと記憶しています。また、地元の方ものんびり食事をしていました。(ポリス?他)
サースフェーこの年は初めて行ったのですが、2泊だったのでロク69さんのようにまたゆっくりお訪れたいと思っています。
nasuno
- ロク69さん からの返信 2015/04/05 17:50:13
- RE: アパート
- nasuno さん
こんにちは、ご連絡ありがとうございました。
同じ場所を体験したとは驚きですね。
La Gorgeは川の横のレストラン(アパート)で眺めが良いですね。
昨年のサースフェーは天候不良でハイキングは消化不良でしたので、
今夏もサースフェーに挑戦します。
これからも楽しい旅をされることを祈っています。
どうぞよろしくお願いします。
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