山東省周遊之旅(6)泰安の泰廟（岱山）に参拝し、中国式の参拝を習う。

2009/07/17 - 2009/07/20

泰安での翌日は泰山の麓の泰廟の見学から始まります。
ホテルからバスで乗り付けて観光できるのですから本当に楽チンです。妻はすっかり気にいてしまたので、もう個人旅行は出来ないかもしれません。南側の正陽門から入って北側へ抜ける順路で観光しました。ガイドさんは時間が無いから代表的なところだけと言いながら案内しますが、しっかりお茶屋さんでの試飲とお買い物が含まれています。泰山で採れたお茶らしいです。日本円で10,000円分以上買ったら茶器セットをプレゼントしますという説明でした。当然こういった店はコミッションもあるし割高ですが、団体ツアーでは自由時間も無いので仕方ありません。後はネゴの世界です。茶器セットは携帯用のケースに入った優れもので、持っているけど欲しいものでした。空港の免税店で買うと200元とか300元近くします。お茶４缶で450元に茶器セットを付けて貰いました。お茶の原価って？？？最後に皇帝の封禅の儀式を行うように御祈りを捧げて来ました。

エリア 泰山(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

南側の遥参亭から中に入ります。
何か分かりませんがご利益があればお金が儲かりそうなので拝んでおきます。手に持った３段積みの物は昔のお金です。後でお祈りするときに買った大きな紙はこの形を模ったものでした。

あまりご利益があるように見えません。

正面の入口にある石牌と正陽門を望みます。

立派な建物です。中国三大宮殿の一つと言われることが頷けます。

巨大な門です。
まだ早い時間なのであまり混み合っていませんでした。

日差しも強くなくさほど熱さも感じませんでしたが、日中はどこも３７度以上になりました。

中央の参道を進みます。樹木も多く気持ちよい空間です。

百日紅が満開でした。

贔屓です。とても大きなものでした。

漢柏のある庭です。漢時代ということは2,000年以上前に植えられたことになります。

樹皮を見ると長い年月を経て来たと分かりますが。

脇の建物でお茶の作法の案内と試飲です。
お茶は買いたかったので楽しませてもらいました。
携帯茶器セットもいただけたので満足です。
お店はあまり儲からなかったと思います。100グラム入った缶に更に袋から詰め込むだけ詰めましたし･･･。

立派な碑が沢山建っています。

直訳すれば泰山に登れば海が観えるという事でしょうか。昨日玉皇頂で見た素晴らしい雲海を思い出しました。それをたった４文字で表現してしまう漢字は素晴らしいと改めて思いました。

妻にとっての第一山は富士山です。実家の玄関の戸を開けると見える富士山は手が届きそうです。

紅殻色の壁が美しい所です。

木漏れ日が綺麗です。

ずいぶん北なのに竹が植えられています。

天貺殿です。三大宮殿のひとつです。貺（キョウ）の字は貝へんに兄ですが、中国でもこの建物だけに使われる文字だそうです。

黄色の瑠璃瓦が格式の高さを漂わせます。

樹上の巣から落ちた青鷺の雛を手に乗せた人がいました。もう戻せないので家で手当てして後で放すと言っていました。

大きな紙があったので聞いてみると昔のお金を模ったものでした。線香と共に燃やして祈るそうです。

おばさんに線香も合わせてと進められます。最初30元でしたが直ぐに10元になりました。

ついでにおばさんに写真も撮ってもらいました。案外上手です。

北側の門を出ました。本当はここから北へ真っ直ぐ歩いて、一天門から階段を登って南天門へ至る道が皇帝の歩くルートです。正面に泰山が見えます。

泰安と泰山ともお別れです。ここから高速で臨しへ向かいます。