2008/08/24 - 2008/08/24
699位(同エリア1677件中)
ころっつさん
夏は暑いので山に行くのが一番いいなあ…と思いながら、どこに出かけようかと地図をめくっていた梅雨の頃。信州には関西に住んでいるわりによく出かけたし…ちょっと違うところがいいなあと、ふと地図の上を見ると「アルペンルート」が目に入りました。
そういや、ここにはいまだ行ったことがないし、山の上で宿泊するのもいいなあ、と思い、アルペンルートの中心地・室堂で泊まることをメインに2泊3日でプランを組んで出かけました。
ということでアルペンルートに向かう第2弾です。
【過去の旅行紀をさかのぼって作成しています。】
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前日、出かけたおわら風の盆が雨で途中中断となり、今日もすっきりしない天候の中、いよいよ今回の旅のメインとなるアルペンルートに向かいます。
まずは富山側の入り口・立山駅の近くの称名滝を見に行こうということにしました。ここに向かう途中にあるのが称名川が削り取った台地、高低差500mの「悪城の壁」です。 -
称名滝に着きました。駐車場からは案外遠く、緩い上りの遊歩道を30分程歩いて行けば滝の展望所に到着します。
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称名滝は落差350mを誇る日本一の落差を誇る大瀑布。天気が良ければもっといい景色なのになあ…と思います。恨めしい…。
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滝の音が「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えるように聞こえたから称名滝という名前が付いたということらしいです。それにしてもこの滝、半端じゃない水量、跳ね返るしぶきが体にかかってきます。
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称名滝から富山地鉄・立山駅まで戻り、駅前の駐車場に車を置き、アルペンルートの黒部ダムまでの往復切符を購入します。
まずは標高差500mを一気にかせぐ「立山ケーブルカー」に乗車。相変わらず霧が立ち込め天気が悪いです。 -
ケーブルの終点・美女平駅。びじょだいら…いい名前。もともとは女人禁制の頃にその掟を破った尼が神の怒りで杉の木に姿を変えられた美女杉に由来する地名です。
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室堂から雲が立ち込める天狗平方面。
高原バスに乗り、アルペンルートの中心地・室堂に向かいます。相変わらず天気が悪く、宿を室堂に取っていたので半ば仕方なく向かっていますが、日帰りならたぶんあきらめて上がってきていないだろうな…と思っていました。
ところが…標高2000mを過ぎたあたりから雨雲を抜け室堂に着くころには、視界が晴れた曇り空に変わっていました。 -
室堂バスターミナルからは立山もしっかり望めました。この日の天気予報は雨でしたが、標高2450mの室堂では雨雲を突き抜けた?ためか、下界では想像できなかったほどいい感じの天候になってきました。
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今夜宿泊する室堂をいったん通り過ぎ、立山直下をトンネルで一気に貫通する「立山トンネルトロリーバス」に乗車します。
トロリーバスは電車のように架線から集電し、それを動力に進むバスで日本ではここアルペンルートにしかない乗り物です。夏休み期間中なので臨時バスが次々に出ていました。 -
トロリーバスは普通のバスよりも静かなエンジン。狭いトンネルを4台連なり進むトンネルバス。トンネルの中間点で対向するバスとすれ違うポイントがあります。
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トンネルを抜けると断崖絶壁にせり出すように建つ大観峰駅。その名の通り雄大な景色が望める場所で眼下に黒部湖が広がります。ここから黒部平までは標高差500mを途中支柱のないワンスパン方式のロープウェイで一気に下りて行きます。
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黒部平からはケーブルカーで黒部湖へ。このケーブルカーとロープウェイの運転容量と乗車人数が少ないため、シーズン中はここで待つこととなります。この日もケーブルカーは1回待ちました。
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ついに来た「黒部ダム」。こんなところにダムを造った関西電力すごい!
いや実際すごいのはここを造った土木会社だ。戦後から間もない昭和31年に人界未踏の山奥に巨大ダムを造った先人の英知、そして日本人の英知に素直に感服しました! -
写真では何度も見たことあるけれど、やっぱりその場所に行ってみないと体感できないのが旅の魅力。圧倒的な放水量です。
石原裕次郎、プロジェクトX、中島みゆき…いろりろなものが頭を巡る黒部ダム。 -
ダムの堰堤から黒部川を覗きこみます。高さ186m…高いぞ〜、コワいぞー。放水口から勢いよく飛び出す水に美しい虹が架かっています。
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ダムの全景が眺められれるダム展望台に向かいます。写真左下の売店を経て、結構続く屋外の階段を登りたどり着きますが景色は最高です。天気も一層回復傾向です。
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堰堤にいる人が小さく見えるダム展望所からの景色。ところでダム堰堤に張り付くようにある保守用の通路…あそこを歩く人いるんですかね? よッぽど肝が据っていないと…。
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黒部ダムを満喫し、さきほど来たルートを室堂まで戻ったのが午後4時過ぎ。天気は青空が広がるまでに回復しています。
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今夜泊まるのは、バスターミナルから30分程歩いた場所にある「らいちょう温泉雷鳥荘」まで立山を見ながら歩いて行きます。
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室堂では宿泊しなくても池をめぐる周遊コースなど時間と距離に応じていくつかのコースが設定されており、気軽に歩けます。
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立山に続く周遊路。今回は事情があり立山・雄山への登山はできませんでしたが、いつかは登ってみたいものです。
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高原の短い夏を彩る花。空気もおいしく歩いていても全然疲れません。
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こんなに手ごろに素晴らしい山岳風景に触れ合える場所は日本では少ないのでは…と思います。今朝の下界の天気からは想像もつかないほど天気が回復しました。
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立山・雄山山頂を望遠で撮影。山小屋と雄山神社峰本社までくっきりと見えます。室堂から標高差550m、約2時間で登ることができるようです。
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バスターミナルから歩いて10分ほどで室堂平にある最大の池・みくりが池に到着しました。
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みくりが池の西側に移動すると、立山の雄姿が水面にくっきりと映し出されています。
続きは次の旅行記に。
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