2008/06/07 - 2009/06/07
240位(同エリア643件中)
ころっつさん
韓国第2の都市で港町のプサンに滞在し、2日目は日帰りで韓国の京都・キョンジュ(慶州)に向かいました。キョンジュは初めて朝鮮半島を統一した新羅の都として栄えた場所で、世界文化遺産に指定されたポイントが3か所ある由緒あるまちです。メインとなる箇所を周遊するだけなら、プサンから日帰りで十分堪能することができます。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
-
プサン宿泊の朝、タクシーで釜田(プジョン)駅に向かいました。韓国の新幹線KTX開通後、プサン駅はKTXの終始発駅となっており、在来線の特急や急行はこの駅が発着点となっています。キョンジュには高速バスで向かうのが一般的ですが、7時ちょうど発の急行ムグンファ号に乗っていきました。
-
ムグンファ号のサボ。この列車は、5両編成でソウルの清涼里(チョンニョンニ)駅まで行きます。
-
ムグンファ号の車内。全席指定で満席になると、立席券を発行しますが、プジョン駅出発時には空席が多く目立っていました。ウルサンに着く頃から込みだしました。
-
キョンジュ南部の仏国寺(ブルククサ)へ向かいます。仏国寺駅までの運賃は6000W、所要時間は1時間42分かかります。
-
ブルククサ駅はローカル線にあるような駅。韓国では移動手段としては、国鉄在来線の列車よりも高速バスのほうが圧倒的に便利です。
-
ブルククサ駅の外観。駅前の交差点にあるバス停から世界遺産の仏国寺へ向かいます。韓国の路線バスは、次に停まるバス停とその次のバス停の名前をあわせて知らせるので注意が必要です。(私も間違えて手前で降りてしまいました!)
-
仏国寺入口近くにある食堂でおばちゃんに誘われるまま入った食堂で、テンジャン(味噌)チゲを朝食とする。サービスのおかずも付いて1人5000W。韓国での朝ごはんは、経験上テンジャンチゲに限ります。
-
朝食後、新羅時代からの名刹で世界文化遺産の仏国寺に行きました。仏国寺の入り口で入場券を買い、入ります。
-
入口を過ぎると庭園があり、しばらく歩くと「天王門」が建っています。
-
天王門には、左右2体ずつ四天王像が立っています。
-
さらに庭園を進むと、メインとなる伽藍の前に出ます。伽藍の右手には「業霞門」があり、この門の石段は保護のため現在は登れなくなっいます。
-
伽藍の左手には「安養門」が建っています。
-
伽藍の正面で業霞門と安養門の間に建つ楼閣風の張り出した建物。
-
業霞門の奥には「大雄殿」があり、その中には仏像が安置されています。また大雄殿の前には、双塔である釈迦塔と多宝塔が左右に建立されています。
-
大雄殿のさらに奥には「無説殿」があり、中では僧侶が読経していました。
-
大雄殿の左手には「極楽殿」と呼ばれる建物があり、多くの人で賑わっていました。
-
仏国寺からさらに山奥にある「石窟庵(ソックラム)」があります。石窟庵も仏国寺と同様、世界遺産に登録されています。この日は休日で渋滞が激しく、タクシーで到着するのに普段15分程の所要が1時間くらいもかかってしまいました。また仏国寺から1時間ごとにシャトルバスも出ています。
-
石窟庵の本尊がある覆堂。中は撮影禁止で穏やかな顔をした釈迦如来像が、保存のために設置されたガラス越しに見えます。
-
石窟庵からシャトルバスで仏国寺に戻り、バスを乗り継ぎ慶州市街地に向かいます。まずは「芬皇寺(ブンファンサ)」を訪ねました。この寺は7世紀に創建された大寺院で境内には統一新羅以前に建立された石塔が残っています。
-
芬皇寺の石塔の一層目の入り口部分にある彫刻。この石塔、当初は9層もあったそうです。
-
キョンジュの市街地。キョンジュは人口30万人を超える都会で、駅近くの通りには多くの店が立ち並んでいます。
-
市街地、駅近くにある「平壌冷麺(ピョンヤンネンミョン)店」。平壌式冷麺という種類でW6000。韓国の冷麺は褐色のものが多いです。
-
冷麺で食欲を満たした後、世界文化遺産の「慶州歴史地区」に歩いていきます。新羅の王族が葬られている、こんもりした山型が特徴の古墳群です。
-
古墳群は「古墳公園(コプンコンウォン)」として整備されています。新緑に映えた王陵が並んでいます。
-
同じく古墳公園にある古墳群。
-
古墳公園にある「天馬塚(チョンマチョン)」は内部を見学できるようになっています。
-
天馬塚の内部に飾られている副葬品。副葬品は国立慶州博物館にも展示されています。
-
古墳公園の南に少し歩くと、東洋最古の天文台といわれる石造の「瞻星台(チョムセデ)」。
-
瞻星台の向かいには新羅王の氏族の降臨伝説の残る森「鶏林(ケリム)」があります。
-
瞻星台の南にある丘陵で新羅の王宮があった場所にあるのが「半月城(パンウォルソン)」。その中には氷の保管に使われた冷蔵庫である「石氷庫(ソクピンコ)」の外観。
-
石氷庫の内部。石をドーム状に積み上げた貯蔵庫の内部。
-
半月城の向かいにある新羅の王族が建てた離宮跡である「雁鴨池(アナブチ)」。
-
同じく雁鴨池の風景。
-
雁鴨池で展示してあるかつての離宮を復元した模型。離宮の規模を知ることができます。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (3)
-
- ゆぅきぃさん 2009/05/21 01:20:47
- 移動手段が同じ予定です
- ころっつさん、こんばんは。
釜山、慶州は近いうちに行こうと考えていました。
福岡から海路で釜山入り、慶州までは鉄道でと思っていたところ、ころっつさんがまったく同じ交通手段で行かれていましたので、嬉しく旅行記を拝見しました。
具体的に考えるプランを立てる際に参考にさせていただこうと思います。
早く韓国へ行きたくなりました。
- ころっつさん からの返信 2009/05/21 23:05:32
- RE: 移動手段が同じ予定です
- ゆぅきぃさん、ご訪問ありがとうございます!
高速船は停泊中の揺れが結構キツかった(2階席でした)ので乗船できるようになってすぐにならない方がいいかも。私はそれで船酔いました。
慶州に列車で行く場合は、釜田(プジョン)駅からの発着になります。私はハングルが少しだけわかるので、韓国国鉄のホームページで時刻を事前に確認していました。朝は7時丁度発の急行ムグンファ号の後、9時ぐらいの特急セマウル号まで慶州方面に行く列車はなかったと思いますのでご注意を!
列車の方が高速バスより時間がかかりますが、釜山の高速バスターミナルは地下鉄の北限駅・ノッポドンにあるので、そこに行くのに結構時間がかかります。釜田駅はプサンの市街地ですし、何といっても途中から海を見ながら、ひなびた景色が続く、鉄道の旅の方がお勧めです!
ではお気をつけて行ってください!旅行記を楽しみにしています。
- ゆぅきぃさん からの返信 2009/05/22 01:18:32
- RE: RE: 移動手段が同じ予定です
- ころっつさん、情報ありがとうございます!
やはり船は揺れますか。
以前沖縄で船に乗ったときにかなり酔って辛い思いをしただけに、今回の最大の懸念点です。
いろいろな乗り物に乗りたいので海路での釜山入りは船酔いを覚悟しておきます(^^;
列車の本数や時刻によってはバスも考えようとしていたのですが、列車に決めました。
海を見ながらのんびり車窓を楽しみます!
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ころっつさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
3
34