2009/03/13 - 2009/03/15
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worldspanさん
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今回の旅行では現地ツアーガイドがツアー参加者を案内する。そのため参加者が全員顔を揃えるのも上海浦東空港に到着してから。旅行会社の看板を持つ担当に誘導されるように集合すると、集まったツアー客は26名、20代のグループから家族連れ、果てまでシニアの夫婦までバラエティーに富んだ顔ぶれこれから二泊三日共にするツアーメイトたち。
そして中国人ガイドは日本語が決して上手とは言えないながらも、一生懸命気持ちで話し、ボキャブラリの不足分を補おうとする。その必死さが伝わり、私には印象が悪くはなかった。
ところが旅程に関しては、初っ端空港から市内までの移動で大渋滞にかかったせいで時間が押してしまい、初日のマッサージのオプショナルツアーが22時頃ホテルを出発するという粗削りなもの。夕方のラッシュに突撃するように、バスで市内に向かって大丈夫なのかと空港出発前に私は心配していた。しかもこの日は週末金曜日、案の定市内中心部で一時は前に進まぬ程の渋滞、目的地の豫園(よえん)のレストランまで二時間を有に超えてしまう。渋滞で身動き取れぬバスの中で次第にツアー客に焦燥感が募り、少しでも雰囲気を和らげようとコンダクターも必死で盛り上げようとした。関空から上海までの飛行時間よりも空港から上海市内中心部までのほうが時間を要すのでは、渋滞で仕方ないとわかっちゃいるが、誰だって辟易する。ようやく豫園(よえん)のレストランに到着したときの開放感はいかばかりか。
レストランでの夕食ではツアーの売り言葉でもある上海ガニが銀幕をあげて我々前に並ぶことになっている。カニといえば、ワタリガニや松葉ガニ、タラバガニといった大きなカニをイメージし、身が詰まったパーツを黙々と食べてしまう印象を日本人の多くはもつだろう。私自身もその例外ではなかった。湖水に棲息するカニとはいえ、大陸なのでそれなりの大きさがあるのだろうと勝手なイメージを持って上海ガニを待ち構えていた我々。
カニはツアーでの晩餐の「主役」でもあるので、最初から登場しない。魚の甘酢かけや、チンゲンサイの煮込み、炒飯等が二つに分かれた円卓にそれぞれ配膳された。食べ慣れた中国東北部の料理と比べると随分あっさりとしたものだったがどれも美味だ。ところが皆箸が進みが遅い。誰もが考えることは同じようで上海ガニが入るお腹を空けておこうという魂胆だ。
主菜が置かれしばらくしするとタイミングを見計らってガイドが現れ、「それでは上海ガニがでてきます」と朱鷺の声で知らせた。我々も敏感に反応しざわめき立つ。待ちに待った「主役」の登場に、多くの人が口を緩めて待ち構えていた。ところが、給仕が一人一人に配膳し、自分の目の前に上海ガニがくると一変、誰もがカニを見て目が点になった。
小さい・・・。胴体の横幅は10センチにも満たない。
「・・・。」
食卓はこんな雰囲気だ。ツアー客の一人がシーンと静まった空気に水を打つように、「これが上海ガニ・・・、ですか?」と誰もが聞きたかった質問をガイドに切り出した。
「これが上海ガニです。」と彼女は何事もなかったかのように切り返した。
「こんなに小さいんかいな」
「どうやって食べんねん」
「カラも食えるんかな・・・」
とヒソヒソと話し声が聞こえてくる。
するとガイドは私に配られたカニを手に持ち「こうやって食べるんです」といいながら、ベリッと殻を剥がした。小さいカニなので足は食べず、胴体の部分を食べるのだという。「主役」がツアー客に与えた衝撃的なインパクトはメガトン級だ。ツアー客は少なからずショックを受けながらも口にしていたが、味に関しては、みそは美味しく、肉はモチモチして美味しい、と評判は悪くない。ただどうしても日本のカニが頭から離れないのが災いし、最終的なツアー客の感想は、「いい勉強にはなったな」とのこと。別に旅行会社が悪いわけでも、レストランが悪いわけでもないし、だまされたわけでもない。単に我々旅行者が基礎知識として最初から頭に入れておけばこのギャップが生まれることもなく、過度な期待をすることもなかったのかなーと感じた。もちろん私もそのうちの一人、これには本当に反省した。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- JAL
-
上海の浦東国際空港。この縦に伸びるいくつもの棒のモニュメントは一体・・・。一見流星群のようにも見えなくはないが。
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空港から向かった先は豫園(よえん)のレストラン、ここまでの道程で2時間もかかるとは・・・。ちょっと時間がもったいない。
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豫園で待ちに待った夕食をとる。かなり大きな食堂(学食のような)で、多くの中国人も食事をするレストランだったが、意外にもあっさりした料理。食べなれた中国東北地方の味の濃い食事と比べると少し物足りないようにも感じたが、でもこちらのほうが身体にはよさそう。手前の魚の甘酢かけは流石に美味しかった。私はカニがなくとも十分夕食を楽しめた。
そしていよいよ本日の食事のメインイベント上海ガニが・・・ -
ご存知の方も多いとは思いますが、これが上海ガニ。大きさどのくらいに見えます??
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こんなもんです。横幅足を合わせても10cmちょい・・・。一人一匹だったが、これには皆目が点。期待が大きすぎた。事前に上海ガニのことを調べておけばこんなにがっかりすることはなかったのに。
-
-
食事が終わると外灘までバスで向かい、夜景をちょっとだけ堪能。
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でもこの夜景もわずか10分程度しか味わえない。
どっちかといえば、外灘は浦東地区のモダンな夜景を見るよりも南京路側の大正から昭和の前半に建てられた建築物の夜景を見たり、その付近を歩くほうが楽しいのに。 -
たとえばこうして南京路の夜を歩くとか。
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豫園で人ごみにグジャグジャに押されながら歩くのであれば、夜の繁華街もこうして歩いてほしかったなー。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ajiajiroさん 2009/07/06 21:19:49
- ちょうげんばり… ( ゚ー゚)b
- worldspanさん、你好!
上海蟹が大好きなajiajiroです。
お写真の上海浦東空港の天井… 気になりますよね。
建築的には張弦梁構法(ちょうげんばりこうほう)と言われる構造で…
>縦に伸びるいくつもの棒のモニュメントのようなものは… 束材と呼ばれる大事な部材でその下に張られたワイヤーに支えられて天井を支持しています。
柱のない広い空間を造るのに適した構造です。
そう言った構造材を芸術的なセンスでまとめて見せるデザイナーの力量は素晴らしいと思います。
参考: http://www.okumuragumi.co.jp/technology/building/pdf/77.pdf
では、また。 再 見 (^_^)/~
- worldspanさん からの返信 2009/07/06 21:53:44
- RE: ちょうげんばり… ( ゚ー゚)b
- ajiajiroさん
大変参考になるコメントありがとうございます。張弦梁構法という構造なんですね!浦東空港は日本のOEDの援助によって建設されたと聞いているので、おそらく日本の技術で作られているのだと思いますが、中国だけになんか崩れてきそうで、上を見るとちょっと不安を感じてしまいました(笑)。浦東空港に訪れたのは2回目なんですけど、どこか関空に似ていてとても親近感の沸く空港に感じます!
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