2009/06/01 - 2009/06/13
397位(同エリア1810件中)
風 魔さん
エカテリーナ宮殿(サンクトペテルブルク)
6月6日朝7時、本船はサンクトぺテルブルクへ入港する。サンクトぺテルブルクは、モスクワに次ぐロシア第2の都市であり、ソ連邦時代にはレニングラードと呼ばれていましたが、1991年ソ連邦の崩壊を受けてロシア帝国時代の現在の名称に戻りました。街の名称の由来は「ピョートル大帝の城塞都市」(聖ペテロの街:ドイツ語)だそうです。
歴史的には、西欧文化の影響も受け、ロシア有数の港湾都市で鉄道・国際航路の中心地でもある。市街地はネヴァ川河口のデルタ地帯に運河網が発達し、世界遺産歴史地区の伝統ある建造物、美しい街並みから「北のヴェネツィア」ともいわれています。
本日は、今回の「旅のハイライト」である、エカテリーナ宮殿の見学のみの観光ツアーに参加しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 船
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
朝早く、港より下船してバスで観光に向かう。
今回はバルト海クルージングによる船旅で、サンクトペテルブルクを訪れたことは、貴重な体験でした。
< サンクトペテルブルクの名前の歴史 >
都市の名は「聖ペテロの街」(Saint Petersburg)を意味します。
これは建都を命じたピョートル大帝が、自分と同名の聖人ペテロの名にちなんで付けたものです。 -
本日は港から観光バスに乗り、市内中心部から南へ30km離れたプーシキンスキー市(Pushkinsky)にあるエカテリーナ宮殿の見学ツアーに行きます。
< 街の歴史 >
サンクトペテルブルク(ロシア語:Санкт-Петербург)は、レニングラード州の州都です。ちなみに、プーチン大統領の出身地です!
かつてはロシア帝国の首都で、第一次世界大戦開戦以降(1914 - 24年)はペトログラード(Петроград)、ソ連邦時代(1924 - 91年)はレニングラード(Ленинград, リニングラツト)と名称は変遷しました。
ちなみに、英語圏ではセントピーターズバーグ(Saint Petersburg)と呼ばれています。 -
この港のギャング・ウエイ(桟橋)の位置は、本船と水平の高さが保たれていました。
どの港でも、下船の際降り口に多少の傾斜がありました。 -
入国管理事務所のあるビルの中。
ロシアへの入国にはビザが必要なため、パスポートも持参しました。 -
プーシキンスキー市内の街並みの建物。
ネヴァ川沿いにある、バレリーナの踊る大きな写真が、建物一面に描かれたバレー劇場。レニングラード市は、バレー劇場、サーカス団の海外公演などで有名です! -
朝日を浴びる、川沿いのロシア正教・教会の荘厳な建物。
サンクトペテルブルク市は、周辺の9市21町で構成されています。 -
街並みの建物は、いかにも重厚なロシア風の建築様式です。
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市街地には、ビルの建物に大きなSONYの看板が…
サンクトぺテルブルク市のアジアでの姉妹都市は、ともに港のある街です。
⇒ 大阪市、上海市。 -
街並みの風景。
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円柱のある建造物。
< モスクワとの風土的な対比 >
☆ モスクワ … 大地信仰の母なるロシアを象徴する土着の都。
☆ サンクトぺテルブルク … 西欧に倣って人工的に建設された、
キリスト教的な父性支配を象徴する都。 -
市街地の中心部を流れる、大きなネヴァ川の橋を渡る。
橋の欄干の馬の彫刻の飾りに、歴史を感じる。 -
街並みの風景。
サンクトぺテルブルク市は、ロシアの前大統領プーチン氏(当時)の出身地です。
市内には5つのターミナル駅があり、その列車の目的地が現駅名となっています。
< 現路線の駅名 >
1.モスクワ駅
2.ヴィチェブスク駅
3.バルチック駅
4.ラドジスキー駅
5.フィンランド駅 -
第2次世界大戦中の「戦勝記念広場の兵士や人びとの彫刻像」と記念碑。
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ここは第2次世界大戦中、長い間ドイツ軍により包囲(約900日)され、攻撃を受けたレニングラード市(旧名称)ですが、ドイツに勝利した記念の「戦勝広場」です。
(ドイツとの攻防戦:1941.9.8 ⇒ 1944.1.18)
中央の記念塔には、1941⇒1945年とドイツと対戦した全期間が、金文字で書いてありました。
⇒ 写真を拡大して見ると、確認できます。 -
ロシア正教の教会。
特徴あるブルー色の玉ねぎ型の屋根。 -
ロシア正教・教会の色鮮やかなブルーが、印象にのこった。
このライト・ブルーは、エカテリーナ宮殿の建物の色と同じですが、なにか関連または意味のあるものなのか…? -
エカテリーナ宮殿の入口までの周辺は、よく手入れがされていました。
ここは、第2次世界大戦の戦没者記念墓地です。 -
路上には訪れる観光客の国にあわせた音楽を演奏して、チップを稼ぐ人びとがいました。
ちなみに、日本の観光客向けの曲は「荒城の月」でした。 -
宮殿入口付近の建物。
ほとんどの建造物は、ライト・ブルー(空色)で配色されていました。 -
建物には彫刻が、施されてありました。
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宮殿の大きさに比べて、入口の門扉は小さい印象でした。
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宮殿の入口もブルーの配色。
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宮殿に入り、目についた正面の建物。
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宮殿の中に入り、広大な敷地から周辺の建造物を見る。
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お年寄りの楽団による、ロシア民謡の演奏。
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宮殿見学の観光客の長蛇の列。
毎日、世界各国から何千人もの観光客が来訪するため、入場門および宮殿入口では、それぞれ30分以上も待機させられました。 -
宮殿の中の直営みやげ物店。
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琥珀で作られた、ブローチやネックレスなどのみやげ物。
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ガラス製品のみやげ物。
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現地のツアーガイドのイワンさん。
私たちが入口で入場を待っていた時、30名くらいの外国人観光客の団体が並んでいる列へ横から割り込んできましたが、彼は断固としてハネつけました。 -
これは、大広間の寄せ木細工の床です。
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宮殿への入場には、木造の床を保護するため、靴の上にビニールの袋をかぶせる。
ビニールの袋にも、ライト・ブルーの色が…?
※テーマ・カラー(ライト・ブルー)の気になる疑問 …???
ロシア正教・教会⇒エカテリーナ宮殿⇒ビニールの袋の
⇒ 空色のつながりは、なにを意味するのか? -
初めて入場する部屋には、古代中国の陶磁器と伊万里焼の壺が、壁面に飾られてありました。
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白い壁と赤いカーテンのコントラストが、印象に残りました。
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黄金色の、数々の調度品。
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豪華絢爛な大広間の内装。
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天井の絵画は、かなり大きい。
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大広間の天井の絵画。
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ここは、大きく広い宮殿の中心部の間。
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当時の食卓を再現。
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ロシア皇帝ツァーの家系・ロマノフ家の紋章やモザイクなど、精密なゴールドの調度品。
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丸テーブルと椅子に歴史を感じる。
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「眠るキューピットの像」
あまりゴールドの内装ばかり見ていたので、目を落ち着かせるため、ここでモノトーンの写真を撮る。 -
天井の宗教的な絵画。
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当時の皇族の肖像画。
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この部屋には、絵画が壁面に多数展示してありました。
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暗い中に、蝋燭型のライトが彫刻を照らしています。
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窓明かりに、人影が浮かびます。
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デザイン化した、寄木細工の床。
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女王エカテリーナ2世の着ていた衣装。
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家具、調度品と絵画。
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ピョートル大帝の肖像画。
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女王エカテリーナ2世の肖像画。
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デザインのある床と、時計のある部屋。
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彫刻やいろんな調度品のある部屋。
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第2次世界大戦中、ドイツ軍に略奪された「琥珀の間」の修復作業は、1979年から始まり約8トンもの最高級の琥珀を使用して、サンクトぺテルブルク建都・300周年にあたる、2003年完全に復元されました。
その修復作業の様子の写真です。
ソ連邦の崩壊後、復元作業は財政難で一時中断しましたが、ドイツ企業の支援をうけて再開され、完成したものです。 -
地元の人びとによる、「琥珀の間」の修復作業の様子。
琥珀の主要産地は、バルト3国からロシア・カリーニングラード州にかけての一帯です。 -
この建物は青色と白色を基調として配色され、「夏の宮殿」と呼ばれています。
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宮殿内へ入場待ちの観光客の列。
宮殿内へは、正面入口と庭園側入口から、ニ手に分かれて入場する。
毎日何千人もの観光客が訪れ、庭園内はたいへん賑やかでした。 -
宮殿まえの庭園。
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庭園内にある、1つだけのレストランの入口。
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ライトブルーの宮殿と庭園。
この宮殿は、ピョートル大帝の后であった第2代ロシア皇帝・エカテリーナ1世が、1717年に夏の避暑用に建造したもので、「夏の宮殿」とも呼ばれています。 -
見学の観光客は、宮殿裏側からも入場のため列に並ぶ。
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遠くから見る宮殿の全景。
建物のファサードの長さは325mあり、その装飾は見事です。 -
当時の皇帝の権力の象徴である、宮殿の建物、庭園などの敷地面積は広大でした。
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中世のヨーロッパ風の建物構造で、ロココ様式の建築でした。
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庭園まえの、建物壁面の人物像の彫刻。
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庭園の垣根越しに見える白い花。
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宮殿の東側の池。
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小高い丘にも、建物が立っていました。
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チューリップの花。
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この庭園は、立ち入り禁止でした。
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黄色い花など、よく手入れされていました。
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薄紫色のライラックの花。
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遊歩道に沿って奥の方にある池。
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建物がまわりの景色に溶け込んでいます。
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鏡の池は、建物の姿を静かに水面に映し出します。
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庭園を回遊する、遊歩道からの宮殿の遠景。
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池の周辺は、眺めもよく散策するには絶好のスポットです。
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鏡の池の、となりの池。
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この辺りが、庭園の中心部です。
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出口付近のライラックの花。
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遊歩道の両側にはライラックの花。
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庭園の広場では、1人の横笛の奏者が楽曲を演奏していました。
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路上には、土産物の露店がありました。
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ロシアではおなじみの、色とりどりのマトリョーシカ人形の土産物店。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- 白い華さん 2009/07/20 21:14:15
- いつか・・・ 行きたい。 「エカテリーナ 宮殿」。
- 今晩は。
沢山 撮った! お写真と 楽しい! 説明で 風魔さんの 「クルーズ 旅行記」 堪能!させて 頂きました。
北欧、エストニア、ドイツ・・・など、 いろいろな 国!の ご紹介!が ありましたが、
やっぱり、 ロシア 第二の 都市! サンクトペテルブルクの 「エカテリーナ 宮殿」 は もの凄〜く 豪華! で 見応え!が ありそうですね〜。
特に、 有名な 「琥珀の 間」 は、5,6年前に 綿密な 再現!が 成された・・・ばかり なんですね〜。
尚更、 キンキら 金!!! 琥珀なのか? 金泊なのか?
豪華 絢爛な 室内!は 再生され、 より一層! 美しく、
エカテリーナ 宮殿!の ハイライト 「琥珀の 間」 の 魅力!を 感じることが 出来たのでは ありませんか?
「水色 & 白 の 美しい! 宮殿の 建物」
ソレを 守る! 見学用の 履き物も 水色の カラー!が 面白いですね。
お姉様も とっても 素敵な ドレッシーな スタイル。 お似合い! ですね。
風魔さんも ダンディー!な スーツ 姿。
皆さんから、 ご夫婦!には 間違われません でしたか〜? (笑)
船の お食事! 中華料理も あるんですね〜。
美味しい 食事!に 楽しい 外国の 観光・・・と、
素晴らしい クルーズ 旅行! −−− ホント、 私も 旅行記!で 楽しませて 頂けました。
これからも ヨロシク お願いします。
- 風 魔さん からの返信 2009/07/20 23:03:11
- RE: いつか・・・ 行きたい。 「エカテリーナ 宮殿」。
- 白い華さん
こんばんは!
訪問ならびにコメントありがとうございます。
> 特に、 有名な 「琥珀の 間」 は、5,6年前に 綿密な 再現!が 成された・・・ばかり なんですね〜。
> 尚更、 キンキら 金!!! 琥珀なのか? 金泊なのか?
> 豪華 絢爛な 室内!は 再生され、 より一層! 美しく、
> エカテリーナ 宮殿!の ハイライト 「琥珀の 間」 の 魅力!を 感じることが 出来たのでは ありませんか?
今回「琥珀の間」の撮影は、ノーフラッシュならば、OKと誤解して撮ったものです。でもその他の部屋は、全部カメラOKでした。
旅は?15編までですが、全て記憶の薄れないうちにと、1ヵ月で仕上げました。建物、施設、彫刻など名前がわからないものは、適当にゴマかしてあります。
> お姉様も とっても 素敵な ドレッシーな スタイル。 お似合い! ですね。
姉は、50代からゴルフを始め今でも週1回以上プレーしているので、船内でも毎朝フィットネスルームでランニングマシーン、エアロビなどで体を動かしていました。海外旅行もよく行くので、外国人アレルギーがなく、誰とでも親しく話しましたので、今回の旅でも全国にお友達ができました。
私も2年間で、5回ほど海外旅行、クルージング(3回)と行きましたが、ほとんど兄、姉、友人と同行でしたので、早く婚カツして1人暮らしを解消したいものです。(妻が亡くなり3年半、すべて家事、家のメンテナンス、経済面を1人でやっています…忙しいと言いつつ、その間に海外旅行へ)
白い華さんも、1度クルージングの旅行へ行かれたら、人生観が変わりますよ!
またの訪問と情報交換を!
by風 魔
- 白い華さん からの返信 2009/07/20 23:48:57
- 風魔さんの 『婚活』 (結婚 活動) を 応援! しています。
- 今晩は。
ホント・・・ 「いつかは、 クルーズ!」 してみたい・・・ですね〜。
お姉様は、 アクティブな 日常!を お過ごし なんですね〜。
風魔さんも、 奥様を なくされて、 3年半! とは・・・、
いろいろ おひとり!で やらなくては いけないコト!も 多く、 頑張って いらっしゃるン ですね。
でも、『婚活』 の ”結婚・・・への 意欲!” が おあり・・・とは、 いいですねぇ〜。
ーーー何処に 出会い・・・が あるか わかりません・・・モノね。
特に、 海外 旅行!でも 「船の 24時間 ご一緒!」 の クルーズって、 「スゴい! 出会い の 場」 かも しれない。。。
どうぞ、 良い! 出会い・・・が あることを 応援して います。
それでは また
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