2009/06/01 - 2009/06/13
527位(同エリア1990件中)
風 魔さん
ヴァーサ号博物館(ストックホルム)
6月9日ストックホルムに入港し、オプショナル・ツアーで市内観光に行く。
はじめに、1628年処女航海の当日に沈んだ戦艦・「ヴァーサ号博物館」を見学し、つぎにノーベル賞の受賞式に関連する施設、ストックホルム宮殿の衛兵の交替式などを見物する。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
バスは博物館を目指し、雨の市内を走行する。 -
バルト海からの水路の橋の近くには、多くの船が係留してありました。 -
丘の上には、「北方民族博物館」の建物がありました。 -
ヴァーサ号博物館の入口。
今回、クルージングの旅で船好きなツアー客とともに、船に関する博物館を訪問するので期待に胸をふくらませる。 -
博物館の入口付近。
ガイドさんは長年現地に在住の日本人の女性が務められ、説明はわかりやすかった。 -
6月9日、見学に訪れたヴァーサ号博物館の看板。
VASA MUSEET (スウェーデン語)⇒ VASA MUSEUM (英語) -
ヴァーサ号は、17世紀初頭グスタフ2世アドルフ国王の命により、強国スウェーデン王国の威光を示すため、当時のGDP(国民総生産)の5%にあたる建造費を費やし、完成した最大・最強の戦艦でしたが、1628年処女航海でストックホルム港を出港して、間もなく横風を受けて沈没してしまった。
これは、実物大の10分の1の模型です。
< 実物の大きさ >
総排水量 … 1210トン
長 さ … 68m
幅 … 11.3m
高 さ … 52m -
ヴァーサ号の、引き上げに携わった作業船。
-
ヴァーサ号の模型。
ヴァーサ号の建造費は、当時のスウェーデン王国のGDPの5%ですが、戦艦大和は1936年時の日本の国家予算の50億円に対して、1億4千万円を占め3%に達する巨額なものでしたが、いずれも沈没という同じような結末を迎えています。 -
ヴァーサ号の模型。
パイレーツ・オブ・カビリアンの世界を連想する。 -
ヴァーサ号は、1628年に処女航海でストックホルム港外に沈没してから、333年後の1961年に海底から引き上げられました。
当時、引き揚げに携わった海軍の軍艦の模型です。 -
館内の展示ブースにて。
ヴァーサ号の海底での、沈没状態のジオラマ模型です。 -
写真の人物から比較して、この船体の巨大さがわかります。
-
ほとんど原型に復元されたヴァーサ号ですが、船体があまりに大きいので館内では全景が写せなかった。
-
ヴァーサ号は、333年間(1628〜1961年)海中に沈んだままでしたが、バルト海の塩分濃度が低い⇒プランクトンが少ない⇒船喰虫がいない、また海水温が低い⇒腐食が少ないなどの理由により、95%原型を留めたままに引き上げられ復元されました。
復元されたこの船には、数百の色鮮やかな彫刻が見事に施されていました。 -
ヴァーサ号を左舷から見る。
沈没から333年間の時を経て引き上げした後、船体全体をコーティングして劣化を防ぐ措置をとりました。 -
ドック入りした船のようでした。
-
当時のスウェーデン王国の勢力地図。
ストックホルム港は、中央部のスカンジナビア半島の右側。 -
引き上げ作業の、ダイバーの潜水服。
-
ヴァーサ号・処女航海に出港時のジオラマ模型。
-
この船は、はじめての航海でストックホルム港を出て間もなく横風を受けて、横転し沈没した。
〇 沈没の原因とされること (複合的要因が重なる)
1.当初予定した船の大きさを、建造途中でより大型に変更した。
…小さな船底の上に⇒大きな船を乗せるというバランスの不安定
2.積載する大砲を、当初予定の46門から70門に変更したため、2つのデッキ・フロアーを 大砲の増設用に変更。
…トップヘビー(重心が上部になる)の原因
3.アドルフ国王の命により、完成を急がせた。
…艤装試験の不徹底
4.技術責任者の建造中の死亡による、責任者不在の時期があった。
…建造過程でのチェック体制の不備
5.出航の前夜、乗組員が酒を飲みすぎた。… ??? -
巨大な船の沈没に、近郊の農家の老婆が驚いている場面です。
-
ヴァーサ号に取り付けられていた人形彫刻の数々は、およそ精強の軍艦にふさわしくない。
-
船体に取り付けられた彫刻類は、元の配色に復元しました。
これらの色彩豊かな船を見ると、箱根・芦ノ湖の観光遊覧船・バーサ号(元はこのヴァーサ号にちなんで名付けられました)を思い出す。 -
船体に装飾されたいろんな人物像の彫刻。
(あまりに色鮮やかなため、塗装し直したものと思われます) -
右舷側から船首方向を見る。
-
左舷側から船首を見る。
-
天井の低い船内の様子。
-
舷側に取り付けられた大砲は計70門で、これもトップヘビーによる転覆の原因のひとつです。
トップヘビーとは、船体上部に重心が移り不安定化すること。
当初の計画では、大砲を46門の積載予定でしたが、建造途中で70門に増設したため、1デッキから2デッキ・フロアに積載場所を増層し変更したものです。
金属製の大砲・46門でも相当な重量ですが、1デッキ分を増層して倍近くの70門の大砲の重量により、さらに船体の不安定さ(トップヘビー)が増しました。 -
船尾の装飾の彫刻。
-
海賊船のような船尾の装飾。
当時のスウェーデン王国は本船の建造に際して、大国としての威光を他国に示すため、船体を色鮮やかな彫刻で飾りつけたものです。 -
マストは非常に高い(全高:52m)ので、館内の天井を突き抜けていました。
-
船首の舳先部分。
-
北欧の獅子と呼ばれたグスタフ2世国王にちなんで、船首にはライオンの彫刻が施されて
いました。 -
館内ロビーのスペースには、ライオンの彫刻像がありました。
-
船荷を積み込む様子のジオラマ模型。
-
沈没船から引き上げられた帽子。
-
沈没船から引き上げられた靴や金属製の船具類。
-
船内から回収された、乗組員の金の指輪。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (3)
-
- c.makotoさん 2011/02/21 10:04:53
- こんにちわ
- こんにちわ
ヴァーサ号の模型ものすごくゴージャスな装飾ですね
実物も模型と同じように美しい装飾だったのだろうか?
ここの博物館を見ていると、
なんだか、パイレーツ・オブ・カリビアンのBGMが
頭の中に流れて、楽しく見させてもらいました。
それでは、また来ます
c.makoto
- 風 魔さん からの返信 2011/02/22 09:28:25
- RE: こんにちわ
- > ヴァーサ号の模型ものすごくゴージャスな装飾ですね
> 実物も模型と同じように美しい装飾だったのだろうか?
>
> ここの博物館を見ていると、
> なんだか、パイレーツ・オブ・カリビアンのBGMが
> 頭の中に流れて、楽しく見させてもらいました。
> それでは、また来ます
c.makotoさん
おはよう〜
ヴァーサ号は、ストックホルム港外の海中に333年間沈んでいま
したが、バルト海は海水温度が低い、塩分が少ない⇒フナクイムシ
がいないなどの理由により保存状態がきわめて良好で、かつ暴風雨
により沈没したため、船体の損傷は少ないので引き揚げ後、修復⇒
復元が可能でした。
おそらく、チューク諸島方面の熱帯の海中でしたら、船体は腐食し
て散乱したと思います。
また船体の装飾品の彫刻類も色鮮やかな、完成当時の状態に復元さ
れて、とても精強な戦艦というより海賊船のようでした。
どうも当時のスウェーデンという大国の威光を、各国に示すため派手
な装飾品を飾りつけたようです。
箱根の芦ノ湖にある観光遊覧船・バーサ号は、このヴァーサ号を模倣
して建造されましたので、訪問する機会がありましたらご覧下さい。
またの情報交換と訪問を!
by 風 魔
-
- ふらっとちょっとさん 2009/08/07 18:34:27
- ヴァーサ号!
- 風 魔さん、こんばんは。
いつも、ご訪問ありがとうございます。
クルージングのツアーで船の博物館とは、ぴったりのツアーですね。
でも、初めて知りました。
ヴァーサ号は、処女航海で沈没してしまったのですか。
箱根芦ノ湖でビクトリー号という海賊船に乗船した時、バーサ(ヴァーサ)号とすれ違いましたが、この船は、昔、北欧の獅子といわれて活躍していたものだと思い込んでおりました。
その時の旅行記でも写真も載せています↓
http://4travel.jp/traveler/furatto-tyotto/pict/14565861/
芦ノ湖のバーサ(ヴァーサ)号には、長く航海してもらいたいですね。
今後もよろしくお願いいたします。
ふらっとちょっと
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
風 魔さんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ストックホルム(スウェーデン) の人気ホテル
スウェーデンで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
スウェーデン最安
478円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
3
39