パリ6日間　5日目→6日目「贅沢なる宮殿」　

2001/12/30 - 2002/01/04

ついにパリを発つ朝が来た。何かアッという間だった。空港への迎えが来るのは夕方前とあって、それまでは自由時間。パリの街を散策するのもいいけれど、せっかくなので午前中催行のヴェルサイユ半日ツアーを申し込んでおきました。ヴェルサイユ宮殿はやっぱ見ておきたい。

【ツアー】
ANAハローツアー「フリーステイパリ6日間メリディアン・エトワール指定（直行便指定）観光付」
【現地代理店】
ANA WORLD TOURS(FRANCE)S.A.
【日程】
06:00　朝食：「cafe L'arlequin」
08:00　ヴェルサイユ観光
13:00　昼食：「Les Ecuries」
15:00　チェックアウト
18:30　NH206　パリ→成田
翌日　14:05　成田着

エリア ヴェルサイユ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: ANAセールス

いつもの様にカフェ・アルルカンで朝食を済ませてロビーでツアーガイドと合流し、ホテル前からツアーバスに乗車。相変わらず外は冷え込みが厳しい。

バスはブローニュの森を抜けて高速道路に入ると一路ヴェルサイユへ。パリ市内とは言え、道沿いは思いのほか緑豊かな森が続いていた。ヴェルサイユとパリを繋ぐこの道で、あの家族も同じようにこの森を見たのだろうか？1789年10月6日午後・・・司令官ラファイエット率いる国民衛兵により国王ルイ16世と家族
をヴェルサイユからパリへ連行。2度とヴェルサイユの地を踏むコトなく・・・。

ツアーバスは宮殿手前の駐車場へ。バス降りると、一段高い宮殿の敷地内に騎馬像を確認。

広い駐車場から、石畳の広場を歩いて宮殿へ。次から次へと他のツアーバスが駐車場へと入っていく様子。

広い石畳の広場を進むと、正面に宮殿、更に先ほど見た騎馬像。

アルム広場 広場・公園

騎馬像はヴェルサイユ宮殿を建てた太陽王ルイ14世。

入口から正殿のある2階へ上がるとすぐの場所に国王の居室でもあったヘラクレスの間。壁から天井から装飾され、この宮殿の絢爛さが伺い知れます。

ヘラクレスの間に隣接するのが王室礼拝堂。中には入れない為、入口から覗く形での見学のため列を成します。

ルイ16世とマリー・アントワネットの結婚式が行われた王室礼拝堂があった。凄いのひと言です。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

礼拝堂入口からヘラクレスの間に戻り、通路を進むとディアナの間。ルイ14世当時はビリヤードを楽しむ部屋と使用されており、部屋にはルイ14世の胸像が置かれています。

正殿は国王のサロンとして使われた6つの部屋が並んでいたけど、どの部屋も立派な調度品や装飾で当然ながら生活感が全然無かったです。

メリクリウスの間にあるルイ14世の肖像画。亡くなったルイ14世が安置された部屋でもあります。

正殿の奥に広がる鏡の間。ヴェルサイユ条約の舞台でもあるけど、やっぱブルボン王朝の豪華なイメージそのものでした。天井には国王を称えるル・ブラン作の名画、窓からは大庭園が一望、反対側の壁には一面鏡板の装飾。他にも黄金の燭台やボヘミアクリスタルのシャンデリアとホント開いた口が塞がらなかった・・・。

マリーアントワネットの寝室。豪華な寝台では公開出産も行われたとの事。

王妃の接見に使われた貴人の間にはマリーアントワネットの肖像画。

大会食の間には子供に囲まれたマリーアントワネットの肖像画。

宮殿内からの眺め。あまりにも広い宮殿に改めて感心。

戴冠の間に飾られた「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」。

宮殿内の見学後は中庭で一時解散。出発まで自由行動だそうで、庭園側にまわってみる。「建物から離れない様に。庭園の奥には行かない様に」とガイドさんに言われた意味がよく分かりました。

聞けば見える範囲は全て庭らしく、庭園内には見学専用の電車みたいな乗り物が走ってました。ただ、マリー・アントワネットが愛した庭を一望するだけでも充分に優雅な気分を味わえたんじゃ？

ヴェルサイユの宮殿と庭園 城・宮殿

宮殿の裏にはヴェルサイユの街も見えました。風がチョット寒かったけど・・・。

建物の欄干も見事な彫刻。贅を尽くした宮殿です。

ヴェルサイユ半日ツアーも終了。広場でルイ14世の雄姿に見送られパリへ。

ホテルに戻ってチェックアウトし、迎えのバスで出発。セーヌに沿って走ることしばらく、途中サンドニでは車窓からサッカーワールドカップフランス大会の競技場も見れました。

スタット ド フランス スタジアム・スポーツ観戦

空港への道は思ったより混んでなくて、気付いたら離着陸する航空機が見えてきました。

シャルル・ド・ゴール国際空港に着くとカウンターは長蛇の列でした。ヨーロッパ各地に旅した人の多くはパリを経由して日本に帰るからとのコトらしいです。日本で見れない旅客機もいっぱいです。

シャルルドゴール空港 (CDG) 空港

搭乗手続と出国審査を済ませて免税店へ。イヴ・サンローラン、エルメス、シャネル・・・まるでマドレーヌ寺院の近くで見つけたブランド街そのものが、ここでも展開されてました・・・まさにパリって街は女性の天国、男性の地獄だ。しばらくして定刻通りNH206便は搭乗案内。機種はBoeing747-400。初めてのパリは充実した旅でした。