2008/01/01 - 2008/01/03
198位(同エリア294件中)
松村博司さん
夕方5時。
今回の旅、初日の宿泊地である岩永旅館に到着した私たち。
魚屋さん併設というこの旅館、どこにいても魚くさいですw
そして木造の古い建物、至る所汚いですが過ごしてみるとまるで我が家にいるようにリラックスできるから不思議ですw
そしてお夕食も・・・
魚、魚、魚・・・ってこんなに食えるかって感じw
当分、活き作りはご遠慮したいって気分です><
明けて2008年1月2日。
旅も二日目、朝食はおせちで豪勢に。
まるで昨日の鬱憤を晴らすかのよう。
おとそにかずのこにお雑煮に〜
まあ、さすがに雑煮は我が家でも毎年でていますが^^;
挫折禁止(松村博司の貧乏旅日記)
「有明の周辺で明けおめを叫ぶ旅」
http://bonkuraii.blog56.fc2.com/blog-category-48.html
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車
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この日一日忙しく、いろんな所を回りました。
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さすがに元日と言うことで、天草では開店している場所が皆無でしたがこれは事前に調査済みだったので納得済みです。
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それでも表面的にこの地方の歴史をさらっと見て回っただけですが、本当に重かったです。
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一年前の高千穂の旅、竹田の町で訪れた切支丹洞窟礼拝堂跡。
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あの時に感じた、言葉では言い表せない感情。
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それが今回、一日回って何倍にも、何十倍にもなって重くのしかかってくるような感覚を受けました。
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普段の旅のように楽しかったとか、そういった物とは全く違う物でしたが本当に来てよかったと思いました。
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後は旅のお供のトド君が満足してくれたかという話ですが、私が行きたかったからと割り切って、トド君には聞いていません。
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まあ、トド君は私と違って人の痛みとか敏感に感じることの出来る人なので(たぶんw)私以上にいろいろ感じたのではないでしょうか。
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今回は意外と居眠りしてる姿が少なかったように感じますし。
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そういう意味では満足してくれているのではないでしょうか。
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てなわけで5時10分。
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やっと到着です。
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本日の終点、岩永旅館です。
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ここまでのルート。
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ついでに本日のルートを最初の訪問地である天草四郎公園をスタート地点にざっくりと。
一度に設定できる立ち寄り地点が5カ所までなのでざっくりとで申し訳ありませんが。 -
この旅館は島原温泉です。
チェックインの時にちょっとしたハプニング。
旅館の前に車を駐め、予約した者なんですが駐車場はどこでしょうかと、聞くつもりでフロントに入っていったら、なかなか人が出てこない上にやっと出てきたかと思えば無愛想にあっちと指さすだけ。
むっとしながら結構離れた駐車場に車を駐め、重い荷物を持って戻ってくるとちょうど6〜7人くらいの家族とバッティング。
旅館の人間総出で荷物を下ろしたり車を駐車場に回したり・・・
そしてずっとチェックインの手続きを待っていた私たちはほったらかしで、後からきたその家族を先にチェックイン。
・・・ここは予約した部屋によって対応を変える典型的な旅館のようです・・・ -
建物もかなり古い、年季の入った旅館です。
この時点でかなり失敗したかな〜と後悔したのですが、まあここの売りは料理なので。
お魚屋さんを経営しているので山のような魚料理が出てくるそうでそれが最大の目的。
って言うほど魚が好きなわけではないのですが・・・ -
部屋はこんな感じ。
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この部屋自体は大変居心地がよくて夜も熟睡できたのですが、建物が非常に複雑で入り組んでいるにもかかわらず、緊急時の避難経路の説明はないわ、設置しているはずの懐中電灯は台座だけあって、懐中電灯本体が無いし^^;
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共同トイレは仕方がないにしても、便座におつりがついていて座るに座れなかったり、そのトイレに入っても壁が薄く、壁を一枚隔てた廊下では仲居さんたちが夕食の準備で怒号をあげながら走り回っていて落ち着くことすら出来ません><
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お風呂も力一杯狭かったですw
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部屋自体はまるで我が家にいるように本当に落ち着けましたし、仲居さんもおもしろい方でしたので満足は満足ですが。
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木造ですし、火が出たら一気に燃え広がってまず助からんだろうなというのが正直な感想。
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命に関わることですし消防法にひっかからんのかいと、予約したじゃらんネットにクレームを書こうかとも思いましたが、実生活が忙しくそれどころではなかったのでクレームは出せずじまいでした。
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意外と居心地よかったし。
トイレ以外は>< -
ちなみに山口の旅で撮り忘れたサイバーナビ、リビングキットで明日の予定作成中の図。
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そういえば普通のブラウン管って写真に写らないんだ、忘れてたw
まあ、とにかく何でもいいから・・・ -
食事だ!
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いきなりカニですよカニ。
足を一本食べた後、後はいらんからトド君食えと差し上げた優しい松村隊長でしたw
元々、面倒なことが嫌いなので我が家でもあまりカニを食べたがらないのはここだけの話>< -
そして、一人一皿の活き作り。
こんな刺身ばっかり食べれないし・・・って思ったらトド君、ぺろりと平らげ頭としっぽを持ち上げるために台座にしていた大根のブロックまでばりばりと食べてます^^; -
フグ〜、こうなってくると私も喜んで食べますw
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鯨のベーコンは実は初めての体験(違います、鯨のベーコンではございません><)
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手前のナマコの酢の物も初めてだったりします。
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ちょっとホッとする鳥・・・
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と牛w
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そしてカモ。
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まだまだ続く〜茶碗蒸し〜
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そしてカセットコンロと土鍋が登場。
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しゃぶしゃぶだ!
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またまたカニさん、これはみそを食べるの?
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ハマグリのお吸い物〜
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お腹もいい感じになったところでにぎり寿司w
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最後はデザート・・・ではなく、カキとサザエの酒蒸しw
なんでやねん!
怒濤の魚攻撃、これにて終了。
さすがの量に、私たちもダウン寸前。
トド君はこの旅で見事大台の3桁の体重になったそうですw
食事が終わり一段落。
到着したときは汚いだの何だのさんざん文句を言っていた松村隊長。
その割には自分の部屋のようにリラックスして、夜も熟睡することが出来ました。
といいながら2時頃一度目がさめたのですが、起きてみると・・・
トド君、めがねをかけたまま、携帯を開いて抱きしめたまま、口を開けて寝ていましたw
思わず大爆笑><
とはいえ、このままほったらかしにして、寝返り打ってめがねが壊れたとかそういう話になるとせっかくの楽しい旅行も、楽しさ半減になるでしょうしとりあえず、トド君に力一杯張り手w
無理矢理起こして、もう一度寝直すように指示を出しました。
しかし即身成仏のミイラじゃあるまいし、メールを打っている途中でそのまま天昇してしまったようなトド君の姿、許されるのなら写真を公開したいですw
残念ながら撮影していませんが><
そして朝。
普段なら朝風呂を楽しむところなのですが、何となくそんな気分にもなれずに、洗面所やトイレは共同なので、他の客が動き出す前にサクサクと朝の身支度。
トド君は相変わらずギリギリまで寝て、出発のギリギリまで携帯をいじって遊んでいます。
出発直前に大あわてで準備して、準備万端の私がイライラしながら待つというのもいつもの通り。 -
そんなこんなで、とりあえず朝食。
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はっ、おせち料理!
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去年の高千の旅でもそうでしたが、我が家では近年おせち料理という物が出てこないので、とてもうれしいです。
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まずはおとそって、飲酒運転にならんだろうな^^;
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縁起物の黒豆。
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そしてかずのこ、左の皿が鯨のベーコンですね、勘違いでしたが昨日のは何だったのでしょうか^^;
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いくらととろろ芋〜、ナイスな組み合わせですね。
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昨日の晩ご飯もおいしかったですが、魚大好きというわけでない私にとっては今日の朝ご飯はとっても満足です。
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そして朝8時、チェックアウト。
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駐車場は100mほど離れたところにあります。
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実は旅館のすぐ隣に有料駐車場があります。
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ちょうど湧き水巡りのスタート地点になるところだったんですね。
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駐車場の隅には無料の足湯もありましたし、湧き水もありました。
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そして出発。
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最初の目的地は島原城。
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とはいえ、島原城は朝の9時からということで時間がまだまだあります。
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なにせ、角度がよければ旅館から天守閣が見えるそうですし。
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残念ながら私たちが泊まった部屋からは見えませんでしたが;;
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旅館でゆっくりしてチェックアウトという方法もあったのですが、まあ何せ日が明けて皆が動き出すと、ガタガタゴトゴトといろんな音が聞こえてきますし、そもそも接客や対応にもかなり不満もありましたし・・・
正直一刻も早くチェックアウトしたかったというのが本音です^^;
とまあそんなこんなで、とりあえず時間をつぶすことにしました。 -
さてどうしようという話になった時、旅館のフロントで貰ってきた観光冊子を見ながら相談していた時にふと目にとまったのが、まゆやまロード。
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災害復興により建設された眉山と普賢岳の間を抜ける観光道路です。
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そしてこれが、先ほどからちらちら写っていた眉山です。
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そしてまゆやまロードに突入。
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チェーンorスノータイヤ規制が出ていましたが写真を撮り逃しました^^;
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雪はほとんど無かったのですが、所々このようにバシバシに凍結している場所がありました^^;
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ここまで凍るとスノータイヤでもどうにもならんでしょうにね^^;
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雪ですね〜、雪の地域を避けるために九州に来ているはずなんですがね〜
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しかし、ほんの10年ちょっと前まで盛んに火山活動を繰り返していただけのことはあります。
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車を走らせながら、すごく見晴らしがいいななんて漠然と思っていたのですが、巨大な溶岩ドームが出来て崩落の度に火砕流が発生していたのですから、草木が残っているはずもありません。
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まるでもののけ姫のラストシーンのようです。
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そして眉山の日陰に隠れていた私たちですが、再び眼前には有明海が見えてきました。
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なんだか神々しい写真になってしまいましたね^^;
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さすがにこの風景には思わず車を駐めて外に出てしまいました。
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ちなみに朝8時30分の写真です。
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あけおめ〜!
って感じですね。 -
しかしちょっと目線を動かして平成新山の麓に目を移すと・・・
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この場所を繰り返し、繰り返し、火砕流と土石流が眼下の町を襲うことになります。
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43人の犠牲を出した平成3年6月3日の大火砕流もこのルートを通った物でしたね。
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この場所を通っている水無川は当時の噴火ですっかり有名になってしまいましたが現物を見ると文字通り水のない川になっていました。
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土石流対策の堤防が何重にも張り巡らされ、当時いかに深刻な被害を出していたかを物語っているかのようでした。
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本当になにも残っていない、そんな印象の被災地跡でした。
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ただ、200年前の島原大変肥後迷惑で崩落した眉山は、今回の噴火活動でも崩落を懸念されましたが、結果として崩落することはなく、逆に人口密度の高かった島原市街地への直撃を真逃れる格好になりました。
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実際、200年前にはあの巨大な山が崩落して5千万人が、その土砂で対岸の肥後・天草に津波が襲い、さらにその津波は寄り返しで再び島原を襲い1万人の被害が出たそうです。
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今回の噴火でその眉山が再び崩落の危機にあったわけですが、その時の住民の恐怖を考えるとたまらない物があります。
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そんな島原も今は復興して、元気いっぱいです。
再生と復活、それを印象づける活気がありました。 -
さて、まゆやまロードもこれにて終了。
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反対の入口にも同じ看板がでていました。
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ちなみにルートはこんな感じ。
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てなわけで時間もいい感じですし、島原城に向けて出発です!
つづく〜
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