国立米海軍博物館と国立米海兵隊博物館： DC, VA

2009/02/18 - 2009/06/16

D.C.南部、アナコスティア川に面するNavy Yardの中にある、米海軍博物館へ。
Navy Yardは、名前の通り海軍工廠だった場所で、現在も海軍の施設であるため、博物館へ行くには写真付IDが必要。
博物館自体は、それほど大きいものではないけれど、海軍基地見学もできるのは楽しみ。
展示は米海軍創設期から、朝鮮戦争の頃までの米海軍の歴史をたどるように展示。現在、冷戦期の展示を行うため、隣の建物を改装中。
米海兵隊博物館は、D.C.のNavy Yard内にあったものが、ヴァージニア州の Quantico Marine Corp Base 近くの Triangle に新しくオープンしたもの。現在も整備が続き、今後も展示が充実する予定。

エリア ワシントンＤ.Ｃ.(アメリカ)

National Museum of the United States Navy
元々は大砲の工場だった海軍博物館の建物
国旗の横に見えるポールは潜望鏡

米国・英国に対する開戦の詔書（写し）
太平洋戦争のコーナーでの展示

空技廠　桜花　練習機
ここでの希少な展示

広島型原爆 Little Boy 模型

DD-933 USS Barry
第２次大戦後に建造された、フォレスト・シャーマン級駆逐艦
Navy Yard内で公開

14.5インチ米海軍列車砲
第１次世界大戦中の1918年に製造され、西部戦線へ
博物館前のWillard Parkで展示

BB-57 USS South Dakota の装甲板とスクリュー

Commandant's Office
1838年に建てられ、現役のオフィスとしては米海軍中最古のもの

National Marine Corps Museum
海兵隊博物館
デザイン（屋根の角度）は、有名な、硫黄島で国旗を掲げる海兵隊員をモチーフにしているそうです。
クリント・イーストウッドの映画、父親たちの星条旗を見てもわかる通り、硫黄島での勝利は海兵隊のレガシーとなっています。（朝鮮戦争は引き分け、ベトナム戦争は負け。勝った湾岸戦争は陸軍が主役で、）いつまでも日本が引き合いに出されそうです。

海兵隊戦争記念碑（硫黄島記念碑）
Marine Corps War Memorial (Iwo Jima Memorial)
アーリントン墓地の隣にある有名な像
上の写真の屋根の角度と比べてみて下さい。

チャンス・ボートF4Uコルセア戦闘爆撃機
Chance Vaught F4U Corsair
太平洋戦争中、空母艦載運用ができるようになる前から、海兵隊の陸上基地部隊機として活躍。朝鮮戦争にも参加。

空技廠　桜花
旧日本軍の有人巡航ミサイルというべき特攻兵器です。

朝鮮戦争（仁川上陸作戦？）での米海兵隊の活躍の様子

ベトナム戦争での米海兵隊の活躍の様子

マクダネル・ダグラス AV-8B ハリアーII
McDonnell Douglas AV-8B Harrier II
米海兵隊が採用した垂直離着陸機。英軍ハリアーの能力向上型