メット・オペラ125周年記念ガラ公演：New York(6)

2009/03/14 - 2009/03/16

今回のニューヨーク訪問のメインイベント、メトロポリタン・オペラ１２５周年記念ガラ公演へ。このイベントは同時に、プラシド・ドミンゴのメット参加４０周年を兼ねているので、今夜の主役はもちろんドミンゴ。
リンカーン・センターにあるメトロポリタン・オペラハウスへ。記念公演とあって、集まってくる女性達のドレスやアクセサリーがすごくゴージャス。着物を着た日本人の方々も。席はもちろん完売で、チケットを求めている人たちもきちんとした身なり。チケットも寄付金込みの特別料金だったけど、パンフレットを見ると、１千万ドル（１０億円）以上寄附している人（財団など）が何人も。歴史ある街並みの中に佇む劇場、その文化を支える社交界的雰囲気を味わうのもオペラを更に楽しむ要素だと実感。
構成は、メットの歴史を踏まえた演目を当時の衣装で再現。オムニバス式なので、舞台装置は早変わり仕様だけど、それ以上にオールスター・キャストの豪華な出演者。気がつけば別世界の雰囲気に酔いしれたまま、前半・後半２時間ずつ、休憩を入れて４時間半の公演も終了。会場を出てもなかなか興奮覚め難く、ホテルに戻ってようやく現実に戻る。DVDが出たら、もう一度中身はチェックしてみたい。
１６日（月）、1240ニューアーク空港駅をアムトラックで出発、1600にD.C.のユニオン駅に戻る。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

リンカーン・センター内のメトロポリタン・オペラハウス
噴水など周辺部分の工事がまだ続いています。

オペラハウスの客席
周りはタキシードとイブニング・ドレスの正装の方ばかりでした。

カーテン・コールの一幕
出演者が挨拶に出てくるところです。
周囲もこらえきれなくなって、ついカメラを。

カーテン・コールの一幕

本日の主役、プラシド・ドミンゴ
４回も登場してくれ、声もよく通っていました。
衣装は、本日最後の熱演時のオテロのものです。

この旅行記へのコメント （2）

• ありママさん 2009/04/10 16:27:09

  はじめまして。

  りょうがさん、こんにちは。
  
  先日、私のドミンゴ好きを良く知る、仲良しのトラベラーさんから「ドミンゴの話題の旅行記があるよ」とメールを貰ってお邪魔しました。
  
  同じくドミンゴ好きの友人からガラコンサートに誘われたのですが、諸般の事情により断念しました。
  
  お写真とコメントを拝見する限り、まだまだ現役で歌えそうですね。
  
  来年、来日コンサートの予定があるとの情報がありますが、あの素晴らしい歌声は期待できそうですね。
  
  素敵な旅行記をありがとうございました。
  
  ＡＲＩＣ
  
  
  
  

  りょうがさん からの返信 2009/04/10 21:38:53

  ありがとうございます

  ARICさんへ
  先日のガラは、ドミンゴのメットでの４０周年（！）のお祝いも兼ねていたので、相当気合いが入っていました。始まるまでは確かに心配もあったのですが、歌い始めるとやっぱり風格ありますね。来年日本公演があるんですか？成功すると良いですね。この日もルネ・パーペが急遽出場できず、オペラ歌手のコンディション維持の難しさを感じました。
  プレイビルの中にドミンゴの若い頃の写真が載っていましたが、ハンサムでかっこいいですね。今回のガラでドミンゴの次に拍手が大きかった（暖かかった）のは、ファン・ディエゴ・フローレスでした。NYのオペラ・ファンは、彼を次代のドミンゴと見ているのかもしれませんね。