2009/05/30 - 2009/06/03
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kojikojiさん
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最終日はホテルを8時30分に出発して、ホーチミンの南東のカンザーへの「マングローブの森」へ向かいました。メコンデルタと同じスケッチトラベルに手配をお願いしてしまったので、行く所と時間を出発前に確認して間違いが無い事を確かめました。事情を知らないガイドさんはずいぶん細かく確認する人だと思った事でしょう。
ツアーの内容は専用車でフェリーで川を渡りながら2時間半かけてマングローブの森の中の公園に行きます。そこからボートに乗ってマングローブの森を巡り、ベトコンの基地を見たあとはワニやサルなどの野生動物を見るといった内容です。最後に南シナ海沿いのベトナム人向けの海水浴場のホテルのレストランでシーフードのランチになりました。かなり長時間車で移動するのですが、この当時の道路事情は非常に悪く、ぬかるみでタイヤがスリップする場所がいくつもありました。するとそういった場所には10人くらいの男連中が待機していて、ドライバーから幾らかのお金を貰って助けていました。我々の1ボックスも見事にぬかるみにはまって助けてもらったのが面白かったです。夕方にホーチミンに戻ると旅は終わりを迎えますが、レイトチェックアウトにしてもらったおかげで、夜便で東京に帰る前にシャワーを使えたので助かりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- エアトリ
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午前8時30分にお迎えのバンが来てホテルを出発しました。サイゴン川に沿って南下します。
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30分ほどでニャーベイの船着場に到着しました。ここから車ごとフェリーで対岸に渡るようです。
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船着き場には移動するお客目当ての屋台が数件ありました。
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フェリー乗り場には立派なゲートが設けられています。
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頻繁にフェリーは出ているようですが、混雑しているときは2時間くらい待つこともあるようです。この日はすぐに乗ることが出来たのでついているようです。
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ベトナム海軍の艦艇が停泊しています頑張って、よく見ると洗濯物が「満艦飾」名のが笑えました。本来は軍艦が祝祭日や記念日や式典に際して祝意を表すために艦首からマストを通して艦尾までの旗線に信号旗などの旗を連ねて掲揚して飾ることですが…。
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ベトナム戦争中はアメリカ海軍の艦船が川を遡ってきて、対岸のガンザーのベトコンが水雷や機雷で攻撃したそうです。もう少し上流には今でも石油コンビナートがありますが、当時はベトナム一のアメリカ軍のコンビナートだったそうです。ここも爆破されたそうです。
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艦艇を修理するドックのようですが、どのような構造になっているのか分かりません。どうやって船を乗せたのでしょうか?
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対岸のガンザーの渡し場が見えてきました。
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対岸からもフェリーが渡ってきます。
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ヘルメットが義務化されてみんな暑そうです。
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さあマングローブの森へ出発で、目指すは「カンザー生態保護区」です。
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この先はずっと道路工事中でした。道路工事と下水工事を一緒にやっているように見えました。
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現在は下水管が無いようで、道路は前日の雨で水浸しでした。インフラ整備の先にベトナムの経済発展の姿が見える気がします。
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バイクの連中は雨水に浸った道路を外れて、快適に走り抜けていきます。
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このくらいの家で500万円くらいで建つそうです。ちなみにベトナムに相続税はないそうです。中国のように少しずつお金が出来ると工事を進める方式ではないようです。
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砂利で舗装中の部分は通行止めか片側通行になっています。バイクはへっちゃらでどこでも走ります。
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道路端ではニッパ椰子の実が積み上げられていますが誰が買うのか…。
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一応乗り合いのバスが走っているようです。
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乗ってきた車が轍にはまりました。すると近くのカフェにいた連中がニヤニヤ笑いながらやってきて、運転手と交渉して押してくれます。ボスみたいな人は10,000ドン受け取っていました。帰りにも商売になっていたので1日で1人数百円にはなっているのでしょう。
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ドライバーさんと妻だけが車に残り、ガイドさんと私はぬかるみの中を歩きました。
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ほとんどがこんな道でした。轍が嵌った車に親分が交渉に向かいます。お客はいくらでもやってきます。
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周辺はニッパヤシの木が延々と生い茂っています。
西表島が北限で天然記念物ですが、ここでは果実は切り取られて売っています。美味しくはないそうです。 -
ニッパヤシジュースは10,000ドン(50円)くらいで、ライチのような味がして、食感はナタデココほどではない弾力性がありさっぱりしておいしいそうです。
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道端にはベトナム戦争時代の不発弾が転がっていました。これも売り物なのでしょうか?それよりも信管とかの処理はされているのか心配になります。
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左上にタンソンニャットとあるのがサイゴン市で、蛇行しているのがサイゴン川です。サイゴン市街の南で船に乗って幾つもの橋を越えて右下の海岸までが今日のツアーの行程です。これはフォレストパークにあった博物室の地図ですが、マングローブの種類がたくさんあるのに驚かされました。ちなみに地図のサイゴン川左岸以外の緑色の地域は1000人規模のベトコンが抵抗していたため、アメリカ軍は全ての森を枯葉剤とナパーム弾で焼き尽くしたそうです。
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ボート乗り場の近くは動物園のようになっていて、何種類かの爬虫類が檻の中にいました。これは巨大なニシキヘビです。
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貸し切りのボートに乗ってマングローブの森をジャングル探検です。
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いきなりアーチの低い橋を潜るようです。
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写真で見ると静かな感じがしますが、ボートは物凄いスピードでマングローブの木のギリギリをターンするので迫力満点です。
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どこを走っているかすぐに分からなくなりました。
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また低い橋の下を潜り抜けます。
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こんな感じになります。頭上注意にもほどがあります。
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それ以外は快適なクルーズが楽しめます。
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どんどん水路が狭くなっていきます。
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こんなところでベトナム戦争を戦ったアメリカ人は、とんでもないところに来たと思ったのではないでしょうか?
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どんどん水路は狭くなっていきます。
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そして怪しい桟橋に到着しました。ここでボートを降りるようです。
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このボートでジャングルクルーズをしました。まずはベトコンの慰霊碑と基地を再現した建物などを見学します。ボートは先回りして待っていてくれるようです。
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周囲は絵に描いたようなマングローブの森です。
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「ベトコン」という名称はアメリカ合衆国やベトナム共和国側による蔑称だったもので、ベトナム共和国の大統領であったゴ・ディン・ジエムがその名付け親といわれます。
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中国共産党が「中共(ツォンコン)」を正式な略称としているのに対し、ベトナム労働党及びベトナム共産党が正式な略称として「越共(ベトコン)」を自称したことはありません。
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社会主義のスローガンを感じさせるような慰霊碑にも参拝しました。
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マングローブの幹に伝わる雨水を集める工夫がなされていました。吃水域ではあるようですが、塩分濃度が高いので川の水は飲めないそうです。
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ベトコンの隠れていた基地が再現されています。今でも誰かが隠れ住んでいそうな不気味さを感じます。
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こんなワニがいたり、ベトコンが隠れている場所では戦いたくないですね。
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1000人のベトコンのうち840人が亡くなったそうで、戦闘以外でも野生のワニの犠牲になった人も多いそうです。そんな模型が池の中に置かれてありますがリアルです。
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見学路はこのような快適なウッドデッキになっているので散歩気分で見学ができます。
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木の幹から落ちた棒状の実は地面の泥に突き刺さり、そこから新しい芽が出るそうです。
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ベトコンの人たちはアメリカ軍の不発弾を分解して機雷や水雷を造ったそうです。とても危険な作業で事故も多かったらしいです。
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ヤシの葉拭きの屋根の内側はきれいな模様になっていました。
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とんでもない所に連れて来られたって表情をしています。
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この緑色の帽子はこの自然保護区の名前が印刷されていたので買ってしまいました。5,000ドンと格安でした。
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またボートに乗って移動します。
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この後にインドシナ半島の国々を旅しましたが、こんなマングローブの森は最初で最後でした。
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少し広い水路に出てきました。
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1人楽しくて仕方ありません。
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そしてもう飽きてきてしまっている妻とガイドさん。
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岸辺に猿が出迎えてくれるとボートクルーズは終わりました。
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いたずら好きの猿らしいのですが、この時は大人しかったです。
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かなり小柄な猿でした。今は絶滅したワニですが、むかしはワニに襲われないように川着に現れることは無かったそうです。
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巨大な水トカゲです。これはベトナムの人は食べるそうですが、2メートル近い大きさでした。
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すごい爪です。日本人には美味しそうに見えませんが、ガイドさんは美味しいと言っていました。
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ボート乗り場の近くでは餌を売っているので猿が集まって来るそうです。
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猿の餌売り場です。
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先ほど通過した水路に沿って少し歩き、ワニ園に向かいました。
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自然なマングローブの池に柵をしてあるだけなので迫力があります。
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ベトナム戦争前には野生のワニがいたらしいのですが、猟のし過ぎや枯葉剤などによる森林破壊によるダメージを受けた影響があり絶滅をしてしまったそうです。
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かなり大きなものまで20頭くらいが飼われていました。
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熱川バナナワニ園の動かないワニとは生きが違います。
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水と影の方が狂暴そうな姿をしていますし、すばしっこそうなので森の中では会いたくないですね。
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自然公園の見学はこれで終わりです。そろそろお昼ご飯のようです。
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国営ホテルのカンザーリゾート(can gio resort)の中にあるキャロットレストラン(Carrot Restaurant)でランチになりました。
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まずは揚げ春巻き。タマリンドのソースに付けていただきます。
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このアサリのレモングラス蒸しは美味しかったです。塩にライムを搾ったものにつけて食べます。
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冷たいビールが進みます。
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豪華ではないけれど美味しい料理が出てきます。
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エビを茹でただけですがこれも美味しい。
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白身魚のフリット。
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後はスープとご飯とデザートです。ビールは25,000ドン!!
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ホーチミンに向けて帰る前に自由時間が少々ありました。海岸に出ると物凄い突風が吹いてきました。スコールの前の突風です。写真を数枚撮って車に戻ると同時に土砂降りになりました。
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地元の人達は泳いでいますが水は泥で茶色です。
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かなりの遠浅だということが分かります。先ほどのアサリもこの辺りで獲れたものでしょうか。
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ちょっと泳ぐ気にはならないですね。
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対岸はブンタウの近くの岬のようです。骨董の世界では「海上がり」という沈没船から引き揚げられた陶器を指す言葉があり、インドネシアのビンタン島やベトナムのホイアンやこのブンタウ辺りにはかなりの沈没船があります。
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以前の旅ではホイアンの町の骨董品屋さんに入り浸って、かなりの品数を買い求めました。ホーチミンのインドシナというアンティーク屋にもいいものが数多くありました。当時は船便で送ってしまいましたが、ベトナムは骨董品の持ち出しが禁止されているようです。
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帰りの道で橋の上からの景色です。先ほどまでボートで走り回っていた世界を見納めます。
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こんなスローガンを描いたポスターなどは中国よりもベトナムの方が多く見る事が出来ます。
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路線バスがホーチミンからの帰り客を乗せて走っています。
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そしてぬかるみに嵌りました。
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奥の小屋では出番を待っている男たちがいます。
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道路は整備されていなくても立派なガソリンスタンドがありました。
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同じルートでフェリーに乗ってホーチミンに戻りました。夕方5時前には戻れたので部屋で一休みしてシャワーを浴びる事が出来ました。レイトチェックアウトにしてもらって本当に良かったです。チェックアウトをして荷物を預けて、最後の食事に出掛けました。
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2009 ホーチミンとメコンデルタの旅
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