2008/01/01 - 2008/01/03
330位(同エリア834件中)
松村博司さん
木山弾正無念坂とか仏木坂古戦場とか行けたらいいなと思っていたのですが、時間がないのでサクッとパス。
天草の最終訪問地である富岡城に到着です。
天然の要害。
天草四郎率いる一揆軍はこの城を落とせなかったことをきっかけに、船で島原へと渡りました。
そこで島原の一揆軍と合流、原城に立て籠もり、日本史上最大の一揆となるのです。
そして私たちも富岡城離脱。
鬼池港に到着した私たち。
フェリーに乗船して・・・
待つこと約一時間・・・
島原上陸。
そして決戦の地、原城址に到着です!
挫折禁止(松村博司の貧乏旅日記)
「有明の周辺で明けおめを叫ぶ旅」
http://bonkuraii.blog56.fc2.com/blog-category-48.html
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車
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大江天主堂にいた頃にはきれいに晴れていたのですが、北上するうちに天気はだんだん下り坂。
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島の西北、角の部分となる富岡に着いた頃には本降りとなっていました;;
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目的地は富岡城。
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入り口らしき場所を見つけたのですが駐車禁止。
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二の丸に駐車場があるとの看板でそちらに向かいます。
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この富岡城、ビジターセンターとして再建、整備された城址ですが、このビジターセンターもばっちり正月休み^^;
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どこまで入れるか全くわからない状態でここまで来ています。
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もしかしたら門前払いで山の麓から眺めるだけかもと最悪のシナリオを想像しながらの登城となりました。
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駐車場に到着ですが、おみやげ屋も食堂もお休みでした・・・腹減った><
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ここまでの道のり。
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案内図で現在位置確認。
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空模様も傘がいらないほどの小雨となり今がチャンス、てなわけで出発!
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でもお腹が空いてパワーがでません><
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ちなみにこの富岡城、 ここも島原・天草の乱の史跡になります。
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この乱は島原南部で勃発した代官、林兵左右衛門の殺害を端に発した反乱と、天草で小西行長をはじめとする大名の立て続けの改易により大量発生した浪人を取り込んで天草四郎を総大将とした反乱の二つが島原で合流、原城に籠城したのがざっくりとした流れとなります。
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天草四郎率いる一揆軍は、本渡で三宅籐兵衛の部隊と激突、籐兵衛を討ち取りこの富岡城へと押し寄せてきました。
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富岡城は落城一歩手前までいったそうですが、何とか耐え抜き九州諸藩の援軍の到着により落城の難を逃れました。
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この富岡城を落とせなかった一揆軍は結果として海を渡り島原一揆軍と合流、日本史至上、最大の一揆で内戦と呼べる規模に発展します。
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で、この城が持ちこたえら理由はいろいろあるでしょうがその一つの理由に立地条件が挙げられると思います。
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上で紹介した地図でもわかるように富岡城をつなぐ陸地は細い砂州が一本のみであり、また城の南にある袋池が堀となり、東の砂嘴で海上からの攻撃も難しくしています。
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まさに天然の要塞。
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これが南の砂州の部分。
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こちらが東の砂嘴です。
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向こうに見えるのが島原ということは北方向ですね。
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そして手前に見えるのが袋池です。
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右が天草灘、左が富岡湾・・・波の表情が全然違う^^;
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そしてビジターセンターはばっちり休みです。
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気がついたらすっかり雨もやみ、青空まで見えています。
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あ〜お腹空いた・・・
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とぼとぼと車に戻る途中、銅像を発見。
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勝海舟と頼山陽。
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天草再建時、代官である左の鈴木重成は当初地検した石高は過大であり、そもそもの一揆もこの過大な石高による重税が元になってるわけで、適正値に修正するよう再三幕府に働きかけるも聞き入れられませんでした。
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重成は抗議のため切腹、これには幕府もあわてて結果的に重成の主張は実現されることになりました。
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ちなみにこの富岡城、平成に入って再建されるまでずいぶん荒れていたようです。
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理由はすぐにわかりました。
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天領となった天草ですが一時的に戸田忠昌が二万千石で入封となったのですが、城の管理が領民へ負担を強いていると感じ三の丸を残し二の丸を藩庁として残し、本丸・二の丸は破却、廃城となったそうです。
1670年のことです。 -
さあ、時間は2時前です。
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本当ならもう少しゆっくりしたいところです。
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しかし、そろそろ島原へ渡らなければならない時間になってきました。
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てなわけで島原行きのフェリーが発着する鬼池港へ向かいましょう!
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今回の天草一周。
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事前に確認してわかっていたことではあるのですが、
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やっぱり正月休みでどこも休業中だったのは非常に残念でした。
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珍しく感じるのですが、むき出しの本殿^^;
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そして最初は珍しかったのですが、最近どこででも見るのでめっきり珍しくなくなってきた風力発電の風車。
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同じ天草灘でも現在東に向かい、内海に入ってきているのでかなり波も穏やかになってきました。
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虹もw
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もうむちゃくちゃな天気です><
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おっぱい岩があるとのことですが車を駐められそうな場所もなく、フェリーの時間も迫っていたので断念;;
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今日の天候だと見ようとしたら波にさらわれそうですがね^^;
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おっぱい星人二人、おっぱい岩を見るために波にさらわれる・・・
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最悪だ><
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サクッと先へ進みましょうw
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てなわけで鬼池港に到着。
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ありがたいことに定刻通り船は動いているそうです。
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料金は5m未満で2490円と同乗者1名分に360円になります。
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そのチケットの下にあるピンク色のチケットは前回の宮島口駐車場の駐車券がそのまま残っていたのですw
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そしてここでも天草四郎像。
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14時38分、乗船開始。
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なんとか14時45分発のフェリーに間に合いました。
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が、助手席側のトド君、車から降りるスペースがありません。
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運転席に移って降りるという手もあるのですが、トド君の体型と彼の普段の機敏な動きw
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からしてそこらじゅう破壊されるのは必至。
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トド君を置き去りに私一人客室に降りるのでしたw
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というのは冗談で、数枚写真を撮って車に戻りました。
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私もそこまで鬼ではありません(ちょっと嘘?)
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そして15時24分、口之津港に到着。
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航路、船が激しく横揺れしすぐ横に駐めてあったバスが激しく揺れてmyレガシィに接触するんじゃないかとドキドキしましたが無事島原上陸です!
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この日、そしてこの旅で一番問題となっていた天草〜島原間の航路。
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悪天候により欠航になったらと出発前から心配していましたが、無事到着。
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この旅一番の難関突破です!
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本日はこのまま北上、島原温泉に宿泊予定。
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途中、原城があるり絶対はずせないポイントということで寄っていくことにします。
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見上げる方向によって天気が全然違います。
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この日一日ずっとこんな状態。
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左手に島原鉄道。
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この区間、今年になって廃線になったんですかね?
(2008年現在) -
非常に残念です。
将来、時間の余裕ができればゆっくりと全国ローカル線の旅に行くことを夢見ている松村です。
そんな夢が少しずつ時代の流れによって削り取られていくような気分ですごく悲しいですね。 -
明けおめ〜!
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いや有明海に向かって明けおめを叫ぶのが今回の旅のテーマなので^^;
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なぜ?
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特に理由無しw
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セカチュウのタイトルをもじっただけなので意味はないですw
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まあとりあえず目的達成ということでW
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ちなみにカロナビの指示に従って走っているとどえらい道に連れ込まれましたw
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が、ちゃんときちんとしたアクセス通りがありますので普通こんな道は通りません。
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これはカロナビの優しさ半分、嫌がらせ半分なルート設定でしょうw
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てなわけで原城に到着です!
つづく〜
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