2009/05/01 - 2009/05/06
65位(同エリア122件中)
ゴリさん
アラル海の次は、今回の目的のひとつ、トルクメニスタンへの入国だ。とにかく情報がなく謎に満ちた国。しかももう亡くなったもののサパルムラト・ニヤゾフ大統領が独裁というではないか。まさに中央アジアの北朝鮮状態。調べていると以下のようなサイトもあり興味をそそられる。大統領の像か肖像画を撮影するのも楽しみのひとつだった。
http://beemanet.com/2002/turkmenistan/
しかし、行ってみると大違い。人々は穏やかだし食べ物美味しいし、遺跡も素晴らしい。大統領の像や絵も街のいたるところにあるのかと思いきや、あまりない。イラン系の血が入っていることから、ガイドさんはじめ、みなさんカッコイイし、美人も多い。そして、日本人が珍しいのか、道行く子ども達が一緒に写真を撮ってくれと、2回ほど言われた。なんてすれてなくていい国なんだろう。次はゆっくりと周ってみたいものだ。
【全行程】
5月1日
関空⇒ソウル・仁川空港⇒タシケント
5月2日
タシケント⇒ヌクス⇒ムイナク(アラル海・船の墓場)⇒ヌクス
5月3日
ヌクス⇒ウズベキスタン・トルクメニスタン国境⇒クフナ・ウルゲンチ⇒ダシュホウズ⇒ウズベキスタン・トルクメニスタン国境⇒ヒヴァ
5月4日
ヒヴァ⇒ウルゲンチ⇒タシケント⇒サマルカンド
5月5日
サマルカンド⇒ウズベキスタン・タジキスタン国境⇒ペンジケント⇒ウズベキスタン・タジキスタン国境⇒タシケント⇒ソウルへ
5月6日
ソウル⇒関空
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ウズベキスタン・ヌクスでの朝。昨日、アラル海に行ったので疲れたのか、汚い部屋だけど熟睡できた。そのせいで、とても体調もいい。ホテルからの景色はイマイチ。
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朝食を食べに1階のレストランに行くが、店員さんが何か言ってる。でも一言もわからない。どうも、チケットがいるようだが、そんなもの渡されていない。たまりかねた店員が、フロントでもらってくれた。そして出てきたのがこれ。卵もソーセージも薄味だった。
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ホテルの階段。こういうところはとても綺麗にしてるんだけどな。部屋のなかと水周りを綺麗にしてくれ。
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これが部屋の鍵。ハンコみたい。
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トルクメニスタンとの国境へ向けて8時30分に出発!
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塩で白い街よ、さようなら。
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ずっと気になっていたのだが、ロバに乗ったり、荷物を引かせたりしている姿がとても印象的。ロバは一生懸命に働いていました。
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ここでも。
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これはつらそうだ。おっさん、歩け。
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そうそう、あんたは偉い!ちゃんと歩いてる。
ロバ4連発でした。 -
トルクメニスタンの国境近くになれば、なにやら街の跡のようなものがあった。遺跡っぽい。
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ここにも遺跡っぽいものが。ガイドに聞こうと思ったけど、カラカルパクスタンは初めてと言ってたので、知らないだろうと思い、聞くのをやめた。
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しかしまー、すごい塩。真っ白だ。
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そしてついに国境だ!ウズベキスタン側の検問。ここから先は写真撮影もちろん禁止。
ウズベキスタンを出るときに、税関申告書を再び記入。入国時に2枚書いて、1枚渡されたものを持っているので、それとあわせて提出。思ったより時間がかからなかった。ガイドさんが申告場所まで来てくれていたからスムーズだったように思う。 -
ウズベキスタンからトルクメニスタンにいくときの中立(空白?)地帯。ここなら写真いいだろうと思って、撮ってみた。2,3分歩くとトルクメニスタンの兵士が待っている。パスポートとビザ申請書を見せると通してくれた。すると、かっこいいガイドさんが待っていてくれた。
トルクメニスタンは日本でビザが取れなかったので、ここでとる必要がある。そのため、時間がかかったが、ウズベキスタン出国から1時間30分ほどで通過することができ、思ったより短かった。
トルクメニスタン側で待っているとき、たばこを吸っていると、兵士が笑顔で話しかけてくる。旅行なの?どこからきたの?タバコ吸ったらダメだよ、英語は少し苦手だけど。なんて話する。年齢聞くと17歳と聞いてびっくり。 -
無事、国境を通過して車へ向かう。これがイケメンのガイドさん。Gackt(ガクト)かと思った。
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車に乗り込みトルクメニスタンの旅に出発!
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これが国境方面。
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このあたりも白い。塩が多いのか。
国境を通った緊張感が残っているのと、独裁国家のトルクメニスタンという緊張感があるが、天気もいいし、気分はいい。 -
ふと車内を見ると、なんとこんなものが。これはキツネ。中をすべて取り出し、皮だけの状態。よって、シュンとした顔になってるしヒゲもある。そして手も足もある。可愛そうな気もするが、とても気持ち悪いのだ。
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何年前のやねん、という車が走っている。これはウズベキスタンでも同じだ。
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ついに国旗を発見。ここは広場だが、いたるところにこの国旗が掲げられている。大統領の像やら絵はどこだ?とついつい探してしまう。
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そうこうしてるうちに、国境から20分ほどでクフナ・ウルゲンチに到着。
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この日は日曜日なので、トルクメニスタンの各地から、学生がたくさん来ていた。これはチケット売り場。なお、写真撮るなら2ドル必要といわれたので、ここで払う。
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そしてこれが道端にあるトラベク・ハーン廟(だったと思い)。まずはここから見学。
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入り口から見ると違う建物に見える。
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美しい!中に入るとこんな天井がある。
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で、このなかに王妃が眠っているそうな。
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再び上を見る。八角形になっており、小窓は12個あいている。空の様子を表しており、12個は月の数だったように思う。なにせガイドが英語だったので、細かくは覚えていない・・・。
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ちょうど入れ替わりで、学生さんたちが入っていった。
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じゃーん、これがガクト。サングラスをはずしたら、イラン系の顔をしてて、目がぱっちりでほんまかっこよかった。普段は英語の先生をしているみたいで、ガイドは遊びっぽい。でもガイドとしてはGoodだ。
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白いのはお墓だそうな。
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この建物の周りを歩いてお祈りしていた。仏教とは反対方向の左回りで周る。
この前で、突然、学生さんがよってきて、一緒に写真を撮ってくれと言ってきた。喜んで、肩をくんで撮った。 -
最初に行った廟が綺麗に見える。
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次に行くのが、中央アジアでもっとも高いミナレット。クトルグ・ティムール・ミナレットと名前だ。ガイドブックでは67mと書いているが、ガイドさんは64mと言っていた。少し崩れたのか!?
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逆光が神々しいのだ。
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昔はあの穴から空中廊下があったようだ。その反対側の建物は今は跡形もなくなくなっている。
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この下には井戸がある。下に人が入っていた。
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ここでもくるくる回っている。敬虔なイスラム教徒だ。
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こうやって見ると、人が小さく、とてもおおきいミナレットに見える。
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そして逆光でないほうから見たミナレット。周りに何もないので、こうやってみると小さく見えるし、なんか迫力がない。
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地元の人らしき家族もきてる。
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これが図書館もあった建物。左手のほうにまだまだ遺跡が見える。
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図書館のところから少し遠いので車で移動。12角面のとんがった屋根がいい。イル・アルスラン廟。中には棺がある。実際にここに眠っているらしい。
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少し角度を変えると、さきほどのミナレットや図書館が見える。
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で、これが最後の遺跡のキャラバンサライの門。門を横から見てるので、門に見えないが、実はここが一番感動した場所。
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右側に周りこむとこんな形している。ここはこの都に入る最初の門だったそうだ。つまりシルクロードを通ってはるかかなたから来た人がここを通るのだ。アジアと中東、そしてヨーロッパをつなぐところだと思うと感動だ。
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都の中から外を見るとこんな感じに見える。こっちはアジア方面か!?
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この門の周りに白いものが落ちていたので、何?って聞くと、「ヒューマン ボーン」だって。えっ、骨?しかも人間!?ひょえー、となったが、このあたりは墓もあるのでこんな人骨が結構落ちているそうだ。なかには歯の形したものもある。えぐい。
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で、こっちが外から見た門。入りにくそうな造りになっている。
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こんな風に都が見えていたのか。入りたくても入れない人もいたのかもしれない。ここで通行税なども取られていたそうな。
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門を入って上を見るととても綺麗な模様がある。500年以上前の都だから、よく残っているものだ。
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青空がとても綺麗です。
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最後に後ろを振り返り、都の外を再び見る。これでクフナ・ウルゲンチを後にした。
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しかし、このあたりもすごい塩だ。都があるときからこんな大地だったのだろうか。それとも、アムダリア川の流れが変わり、首都が移転されてから、こんな大地になったのだろうか。
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ラッキーなことにラクダが通った。しかも子ども連れ。子ラクダかわいい。
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このあたりで一番大きい街のダシュホウズに向かう。途中、街がかわるたびにこんなモニュメントが建っている。そして警察も必ずいる。
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のどかな道をひた走る。ドライバーは100Kmぐらいでぶっ飛ばすが、あまり怖くはない。
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ヌクスに続き、またまた小さな竜巻発見。このあたりは竜巻が多いのか?
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これも街の標識。
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絵になる風景。車のなかからよく撮れたものだ。
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このロバちゃんは疲れているのか、荷台の後ろで歩いている。
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このロバちゃんはかなり頑張っている。ほんとに重そうなのに大変だ。
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どんだけ国旗を掲げるねん、というぐらい国旗がある公園。
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そしてついに像を発見!国中に自分の像を作りまくったサパルムラト・ニヤゾフ大統領の像に違いない。
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これも絶対そうだ。2つ目発見。
でも、これ以外には発見できなかった。やはり首都のアシュガバットまで行かないとたくさんないのかもしれない。 -
ダシュホウズの街中にもミナレットがある。
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そして昼食の店に到着。クフナ・ウルゲンチからは1時間40分ほど。
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中がいいか外がいいかと聞かれたので、天気もいいし外で食べるというと、こんな個室!?のようなところに連れて行かれた。
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最初にでてきたこのスープ、めちゃくちゃおいしい!
ほんのり油があるのは綿花の油か。料理のできない私にとって食材はまーいいとして、とにかくうまい。なかには細い麺が入っている。 -
そしてこれ。カリカリした食感がなんともいえず、そして味もとてもいい。トルクメニスタンでこんなうまいもの食べれるのか。
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これもたまらんぐらいうまい!ひとくちかじると油がでてくるが、中に入っている肉もうまい。思い出しただけで、よだれがでてくる。
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ウズベキスタンでもそうだが、このあたりではいつもでてくるサラダ。必ずキュウリとトマトの組み合わせだ。新鮮でおいしい。
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もう満腹と思っていたら、最後にこんなものがでてきた。もういらない状態。でも、少しだけ肉を食べたが、ラムだったので噛み切れず、食べることができなかった。味付けはおいしかったが。
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最後にコーヒーがつくのが嬉しい。コーヒーはトルクメニスタンで取れるのか?と聞くが、残念ながらブラジル産だって。
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これが店内。
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とても満たされた気分で店を後にする。これで短いトルクメニスタンも終わりだ。ここから国境へ向かう。
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街の人たちも明るそうだし、雰囲気も明るい。ウズベキスタンとは少し違う様子を感じた。来るまでは逆のイメージだったが、まったく変わってしまった。
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国境に向かう。途中、またまたオブジェクトを発見。なんか無意味にでかいような気もするが。
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そして国境が見えてきた。何台か車が向かっている。
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Gacktがトルクメニスタン出国まで面倒見てくれる。必要な用紙にも書いてくれるし至れり尽くせり。ただ、税関でがんこなおっさんがいて、荷物の重さを計って書けとか言ってる。計ったものの、違う人の荷物と間違えて記載してるし、なんやこのおっさんって感じだった。国家権力をムダに使ったらあかんよ。
トルクメニスタン国境をGacktのおかげでスムーズにでることができた。そして最後に硬い握手。また、トルクメニスタンに来てねって言ってくれる。ほんとに再び行きたくなる国だった。
中央アジアのひとたちは、とにかく握手をする。これはほんとにいい習慣だと思う。心が通じ合う感じだ。日本でも商談ときにやってみようかな。 -
トルクメニスタンの国境を越えると、ウズベキスタン国境までは距離があるので、乗り合いバスに乗る。これは有料だったみたいだが、それを知らずに払うのを忘れてしまった。運転手のおっちゃん、すんません。
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そしてウズベキスタン国境へ。ここでは、トルクメニスタン側の最後の兵士がいた。パスポートを見せる必要があるが、日本とわかり、めちゃくちゃ笑顔で話しかけてくる。なごむ。しかもその兵士もとてもカッコイイのだ。
しかし、川を越えてウズベキスタンに入ったときにいた兵士は、なんかブサイクだった。落差が激しく感じる。 -
ウズベキスタンの入国も2回目。税関申告書を2枚書くのはだいぶ慣れてきた。のんびりした国境だったので、パスポートをチェックするおっちゃんも片言の英語で話しかけてくる。
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そしていよいよウズベキスタン入国。パスポートのビザに、ハンコが2個になった。
ダシュホウズから国境まで10分ほど、そして国境通過が1時間だったので、とても早かった。ダシュホウズで昼食とってから、1時間10分ほどでウズベキスタンだ。そう思えば近いものか。
これから宿泊先のヒヴァに向かう。
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