2008/08/28 - 2008/08/28
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フロッガーさん
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次に向かったのは奥宮。
前回の唐門が見えている裏側が本殿でそこまでは共通参拝券で入れますが、眠り猫のある奥宮は別料金(\520)。
その坂下門から奥宮までは石段を207段登ります。かなりキツイ(爆)。
ここのところ雨が降り続いている日が続いていたことから、それでなくても湿度が高い場所なのにムシムシ度があがり。。。汗だくになります。必死に登って御墓所へ。。。
ということで、ざっと写真を。
御墓所をまわった後は、本殿に向かいましたが修復作業やら本殿内は撮影禁止なので写真はありません(笑)
そして、最後の場所は大猷院(たいゆういん)です。
大猷院は徳川家光の廟所になります。
「大猷院」は家光の法名で、後光明天皇から賜った名です。
家光は家康を崇拝し、慶安四年(1651)に江戸城で亡くなる際に、死んだ後も東照大権現(家康)にお仕えするであろうとの遺言を残しました。
そして徳川幕府4代将軍・家綱によって家光が亡くなった翌年、承応元年(1652)2月16日に工事は始まります。そのわずか1年2ヶ月後の承応二年(1652)4月4日には「家光廟大猷院」が完成することになりました。
その建て構えは、家光が東照宮に似ることや東照宮を凌ぐことをを嫌ったことから装飾は控え目に違った雰囲気のものになっていて、特に内部の装飾・細工凝ったものになっています。外見も、東照宮は金と白を主軸とした明るいものになっていますが、大猷院は金と黒を主軸としたものになります。随所に使われる金箔も東照宮のものより赤味が強いものだそうです。
大猷院の建物自体の向きも東照宮へ向けられ、家光の家康に対する尊敬の思を伝えるものとなっています。
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坂下門をくぐって奥宮へ向かいます。
坂下門のある東廻廊には有名な眠り猫。左甚五郎の作と言われています。「日光」にちなみ、牡丹の花に囲まれている猫は日の光を浴びてうたた寝している様子です。
マメ情報。
正面から見ると眠っているようにみえますが、横から見るある角度からはちゃんと起きていて獲物を狙っている・・・って知ってました?要は寝てるフリという俗説。
知らなかった人は是非今度行ったときによく観察してください(爆)
自分はそれにとらわれて肝心なこの写真は手ブレ(^^ゞ -
坂下門をくぐると200段強の石段が続きます。写真は振り返って坂下門。
眠り猫の裏側にあたるこちら側の欄干では雀が飛び回っている様子の彫刻がしてあります。猫が起きていると雀は食べられてしまうのですが、猫が寝ているので好きなように飛び回れています。よって、平和を象徴しているとのことです。 -
180段ほどで、お茶しか売っていない自販機がある東屋に着きます。
すぐ上に拝殿。拝殿は銅板で囲まれ、黒の漆によって塗られています。陽明門などのきらびやかな装飾とうって変わって凛とした佇まいです。
昔は将軍のみにこの拝殿への参拝が許されたそうです。 -
御墓所へ向かいます。右手からぐるっと回りますが、御墓所正面は鋳抜門があります。
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奥宮宝塔。
ここに祭神として家康が眠っています。この宝塔は建築当初は木造でしたが後に石造りになり、五代将軍・綱吉の時にこの唐銅製に変えられました。 -
御墓所を左に回っていくと叶杉があります。
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何を咥えているのか(~_~;)
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さて、戻ります。
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大猷院へ向かいます。場所的には、二荒山神社の正面を右に、左手に常行堂があります。
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仁王門です。門の左右には金剛力士像。
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手水舎の天井。龍ですよねぇ。
これは狩野安信が描いた「雲龍図」だそうです。 -
二天門です。日光山内で一番の大きさと言われます。
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境内にはたくさんの灯籠があります。
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二天門は、正面左右に持国天と広目天を安置しています。裏側には風神・雷神。後水尾天皇の筆による「大猷院」の額が掲げられています。
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二天門をくぐって上へ。
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二天門は雷門とも言うそうです。
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夜叉門へ。
ここを過ぎると廟所です。 -
正面と背面に「毘陀羅」(びだら)・「阿跋摩羅」(あばつまら)・「犍陀羅」(けんだら)・「烏摩勒伽」(うまろきゃ)の「四夜叉」を納めることで霊廟の鎮護をしています。
欄間などに牡丹・唐草彫刻が施されていることから、牡丹門とも呼ばれているそうです。 -
奥に見えるのが唐門。拝殿の中に入れますが撮影は禁止です。
唐門が大猷院の中心に位置します。
拝殿・相の間・本殿から構成される大猷院は、東照宮の権現作りをそのまま生かした造りだそうです。
東照宮が「権現造り」中心の神仏習合形式ですが、大猷院は「仏殿造り」の仏教形式となります。 -
本殿。
拝殿に続く本殿の奥にある厨子(御宮殿)では、家光公座像と御位牌が安置されています。
金・黒・赤の彩色で細工された外観は、別名「金閣殿」とも呼ばれる豪華な造りです。 -
本殿から右奥の外回廊に皇嘉門(こうかもん)があります。ここからが奥宮。普段は非公開です。
この門の名も京都御殿の宮中の門の名をもらったものです。中国・明朝の建築様式をとっていて、竜宮造りといわれている造り。そのため竜宮門とも呼ばれます。 -
夜叉門に登る石段の途中にはこのような看板が。。。
たしかに、いくつもの門を通って登ってくると天上界の気分です(爆) -
苔むした大きな石灯籠が一杯です。境内には全部で315基の灯籠があるとか(^◇^)
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別料金部分を除くとここまでが、共通参拝券にて見られる場所です。これにて二社一寺の参拝は終了。ちょうど駐車場に戻ってきたときに雨が降り出したので、周辺をみることをやめていろは坂を上ることにしたのですが。。。
前述のとおり途中から雨雲の中に入ってしまって濃霧状態。華厳の滝に着いた時には終了していました。そして、しょうがなく中禅寺(昔のブログにて)の前の歌が浜で男体山を撮って・・・この時点で土砂降りでして5分たたないうちに男体山は雲に隠れました(~_~;)
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