風の旅　白河郷編　結い　4

2009/04/05 - 2009/04/11

風の旅　白河郷編　結い　4

白川郷の深い谷間にいつ頃から人が住むようになったのか、
この雪深い辺鄙な土地に作物を耕し潤おす土地はあるのだろうか。
源平合戦の初期、木曽義仲に敗れた平氏の落ち武者が住み着いたと
されますが、詳しいことはわからない。

白川郷がようやく歴史に登場するのは鎌倉初期の建長５年（１２５３）
親鸞聖人の弟子である嘉念坊善俊が庄川沿いに浄土真宗を布教してからです。
其の頃白河庄川流域は金鉱山が発達し農業には向かない荒れ果てた土地だった想われる。
時代は戦国時代になり、天正１０年（１５８２）本能寺の変で織田信長が討たれた頃、
豊臣秀吉は配下の武将・金森長近に飛騨侵攻を命じ、天正１３年（１５８５）金森長近の軍勢は越前から白山の山脈を越えて白川郷を攻撃しました。

後に飛騨を数度にわたって訪れた円空上人は、白山神を信仰する天台系密教僧ですが、白川郷では阿弥陀仏以外の信仰を排斥する浄土真宗が強いため、庄川流域へ足を踏み入れることはありませんでした。
白川郷の人々は信仰をもとに強い団結力を誇っていたのです。
これからの時代も過去の時代も生き残れる人々は助け合って　
強い団結力の元に生き残ることができるのを示唆しているのかもしれない。
余談ではあるが魏の曹操軍80万に対して、呉の周瑜と劉備連合軍が少数ながら
勝てたのも力を合わせて助け合った結果かも知れない。
冬になると厳しい季節を迎えるこの地方にとって　それは決して欠かすことのできない
人的資源だったのかも知れない。
そして　これが後の合掌造りを基本とする大家族主義を生み出しのかも知れない。

参考　表写真は中国人モデルを撮影させてもらった、
　　　　世界遺産シテイのためか外国人が結構目立つ。

http://panoramahida.iza-yoi.net/sirakawagorekisi.html　　
http://panoramahida.iza-yoi.net/index.html
参考資料一部抜粋
Ｃｏｐｙｒｉｇｈｔ（ｃ）２００７，パノラマ飛騨　管理人・桃花流水
流水さんありがとうございます。

エリア 白川郷(岐阜)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩