2009/03/20 - 2009/03/28
206位(同エリア316件中)
よつやんさん
3月25日
トレッキング5日目。
トレッキングのハイライト、プーンヒル(3198m)に登る日だ。
日の出と共に目の前に展開される風景は、想像以上のものだった。
この光景は、何度見ても見飽きることは無いだろう。
本日は、プーンヒル往復含めて、ヒレ(1524m)まで、合計約7時間のトレッキング。
急坂を一気に降りるコースなので、膝に注意が必要だ。
【旅データ その6】
トレッキング中の食事は、コックを連れた団体でなければ、ロッジ食。
ダルバートやカレー、マカロニ、パン類、イモ類、モモ(ギョーザみたいな食べ物)等。
どこのロッジもほぼ同じメニュー。
食べ物は想像していたより辛くない。
ダルバートやカレー類は、むしろ優しい味がする。
日本のネパールレストランで食べる食事のほうが、むしろスパイスが効いてて辛い。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
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-
ロッジは、朝5時に出発。
まだ真っ暗だ。
プーンヒルに登る道に沿って、ヘッドライトの光が点々としているのが見える。
我が細君は、ヘッドライトをホテルに忘れてきたため、マンさんの持つ懐中電灯が頼り。
プーンヒルに着くと、既にかなりの人。
早速、谷のまん前のベンチ(?)に陣取るが、ベンチが凍り付いているためお尻が冷たい。
明るくなってくるに従い、左手に大きな山が見えてきた。
あれは、ダウラギリ(8167m)のようだな。 -
右手には、すっかりおなじみになった、マチャプチャレとアンナプルナ連邦。
朝焼けに光の中、とても幻想的な風景が広がっていた。 -
ダウラギリも、その輪郭を次第にはっきり現してくる。
さすがにダウラギリは8000m峰だけあり、雲海の中に浮かんでいるように見える。
この頃には、プーンヒルの上は、いろんな国から来たと思われる人々が、かなり増えてきていた。
シャウレバザールで一緒になった、ア○パインツアーご一行の姿もあった。 -
右側に目を移すと、マチャプチャレとアンナプルナ連邦。
こちらも、雲の上に浮かんでいる姿が、非常に美しい。 -
この風景が、どれだけ大きく目の前に広がっているかがわかるように、こんな写真を撮って見た。
イメージが湧くかな。 -
ダウラギリに、朝日が当たる。
紫色の空に浮かぶ、赤く染まったダウラギリの姿は、とても表現する言葉が見つからないくらいだ。 -
展望台の上に登って見た。
昨日、尾根の上から見えた展望台だ。
ここも人でいっぱい。
ここからの風景をしばらく楽しんでいると、朝○ツアーご一行がプーンヒルに登ってきたのが見えた。
早くしないと見逃しますよ。 -
ダウラギリをバックに、写真を撮ってもらう。
徐々に雲が出てきたようだな。
朝○ツアーのツアーリーダさんがいたので、昨日息子から仕入れたWBC情報を提供。
決勝戦で韓国と当り、延長の末イチローのタイムリーで優勝のようですよ。
「本当ですか、ありがとうございますっ!」 -
太陽が昇ってきたが、雲も大分増えてきて、山が隠れてきた。
これはこれでいい景色なんだが、ちょっと残念だ。
やはり、ここからの風景を楽しむのなら、雲の少ない11月がベストシーズンなんだろう。 -
プーンヒルの看板前で記念撮影をして、ロッジに戻ることにする。
いやあ、美しい景色だった。
ぜひまた訪れたいものだ。 -
ロッジに戻る途中に、綺麗に咲き誇る石楠花の大木を発見。
登ってくるときには真っ暗だったので、まったく気がつかなかった。
ロッジで朝食を食べた後、早速ヒレに向けて出発。 -
ヒレに向かってしばらく歩くと、村のおばさんがなにやら作っている風景に遭遇。
「これはラクシーを作っているところ」とマンさんの解説。
これはぜひ見せてもらおう。
下の入れ物には、穀物を醸造して作ったどぶろくが入っていて、下から火をたいて蒸留して作るんだそうだ。
まさに焼酎の造り方に通じるものがある。
ネパールでは、家庭で作ったりもするので、家々の味のラクシーがあるとの事。 -
そこからちょっと降りたところの、バンタンティのロッジで昼食。
看板に「部屋ありますヨ」の文字が。
しかも、「ます」が四角に斜め線のマス印だし。
ここにくる途中で、水牛の解体してるところがあった。
お祭りかもしれないとの事。 -
後はヒレ目指して、ひたすら降りる。
この石段を、高低差1300mも一気に降りるのだから、かなり神経を使う。
しかし、地元の人たちには、普通に生活道路のようだ。
この石段を登っていく、都会っぽい格好の若者の一団に遭遇。
都会の高校に通っている少年が、春休みで山の上の村に帰省するところなんだとか。 -
左側の村はティルケドゥンガ。右側奥に見えるのが、今日泊まるヒレ。
愛用のCW-Xと新兵器スーパーフィートで守られた足も、この下り坂で、さすがに疲れが出てきた。
もう少しで到着だ。 -
15時くらいにヒレに到着。
ここには、我々以外にも日本からのカップルがいた。
我々より10歳以上年上なんだけど、なかなか素敵なカップルだ。
今までもいろんなところに行ってるらしい。
お茶を飲みながら、また晩御飯のときにも、いろんな旅の話を聞かせてもらった。
今日はトレッキング最後の晩。
マンさんたちも一緒にビールで乾杯。
外はすごい雨。
ア○パインツアーのご一行が同じロッジの、向こうの食堂で最終日のパーティをやっているのが聞こえてきた。
明日は晴れると良いな。
【「その7」に続く】
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この旅行記へのコメント (2)
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- あんこう鍋さん 2009/05/07 15:41:49
- ゴレパニ、ヒマラヤ
- はじめまして、あんこう鍋と申します。
私のページへのご訪問ありがとうございます。
ネパール旅行の様子、懐かしく思いながら、拝見しています。
ゴレパニ、私も10年ほど前に訪れました。
長いトレッキングで疲れていたため、その時はプーンヒルは
パスしてしまっていました。
ご来光が素晴らしかったのこと。
私も久しぶりにネパールの山を歩こうと、
今年10月を狙っているのですが、
最近の新聞にネパールの情勢の問題が大きく取り上げられていて、
またもや、ネパール行きは延期になりそうな?
変わりにインドを考えているこの頃です。
また、お邪魔させてくださいね。
- よつやんさん からの返信 2009/05/07 20:21:06
- RE: ゴレパニ、ヒマラヤ
- あんこう鍋さん
ご訪問ありがとうございます。
あんこう鍋さんは何度もネパールに行かれているみたいですね。
私も楽しく旅行記を拝見させて頂いています。
10〜11月のアンナプルナは最高らしいので、それまでに政治情勢が落ち着いていると良いですね。
私も次はエベレスト街道かドルポ方面に行って見たいですが、まだちょっと先になりそうです。
暇を見つけて、昔行ったところの旅行記もぽつぽつと書く予定にしていますので、よろしかったらまたご覧になってください。
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