2009/03/20 - 2009/03/28
227位(同エリア316件中)
よつやんさん
3月24日
トレッキング4日目。
半分が完了。
夕べは寒かった。
昼夜の寒暖の差が大きいとは聞いていたが、ここまでとは予想しなかった。
しかし、昨日夕方からの雨と雹で、すっかり上空の雲が地上に落ちてきたためか、朝はすばらしく晴れ渡った天気だった。
まさに感動的な風景を目にできた。
今日は、ゴレパニ(2721m)まで約6時間のトレッキング。
アンアプルナ連峰の見える道を歩くらしい。
気分良さそうだ。
【旅データ その5】
残念ながら、無菌室育ちの日本人は、現地の食べ物や飲物でお腹を壊す人がおり、実際に今回、別のパーティの人でも何人かいた様だ。
事前準備として、出発1週間前くらいから旅行終了までビオフェルミンを飲み続け、腸を万全な状態にしておくと、下痢のリスクが低くなるらしい。
(実は、5年ほど前、黄熱病の予防接種を受けに行った時、検疫所の先生にそう教えてもらった。)
おかげで我々は、ラクシーを飲んでも、フルーツを食べても、ズーズーダウを食べても、まったく快調で過ごす事ができたわけだ。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
PR
-
例によって、今朝も4時くらいに目が覚める。
相変わらず体内時計は日本のままだなと思ってると、カーテンの隙間から星が見える。
あれ、夕べあんなに降ってたのに...
と思いつつ、トイレに出ると、なんとすごく綺麗な星空。私のほかにも、2、3人空を見てる人がいた。
今日は眺めが良さそうだぞ
と、まだ眠そうな細君に声をかける。
そうこうしているうちに、だんだん空が明るくなってきた。
おお!ヒマラヤの山々のシルエットが浮かび上がってきたではないか!! -
明るくなるに従い、徐々にくっきりと姿を現すヒマラヤの山々。
この風景に気がついたのか、あちこちのロッジからもちらほら人が出てきていた。
なぜか、犬まで山を見つめていたのだった。
(見えるかな。真ん中に移ってるのが、犬です。) -
徐々に朝日に照らされていく、アンナプルナ・サウス。
神々しいとはこういう風景をさすんだろうか。
ただただ、すごいすごいと思いながら、目が離せなかった。
この美しさは、写真じゃ表現しきれない。 -
マチャプチャレの右側からご来光だ!
外に出ている人たちが感嘆の声を上げる。
朝○ツアーのツアーリーダーさんが
「用意は後にしてでも、これ今見とかんかったら、絶対後悔しますよ!」とメンバーの部屋に声をかけて回っていた。
それくらい、すばらしい風景だった。 -
とりあえず興奮もやや収まったところで、朝日に輝くアンナプルナ・サウスをバックに1枚。
-
さて、朝ごはんを食べて、出発だ。
他のパーティも続々と出発の準備をしている。
大分、日が高くなってきたので、アンナプルナサウスもヒウンチュリも、全体に太陽の光が照ってきた。
まぶしくて直視すると目が痛いくらいだ。 -
歩くこと1時間くらいか。
バンタンティ手前のロッジで休憩。
ここからも山が良く見える。
ふむふむ、我々は今ここにいるのかと確認(わかるかな、"YOU ARE HERE"って書いてあるとこ)。
ここのトレッキングマップには山の絵が描いてあって、顔を上げるとどの山がなんて名前かわかるようになっていた。 -
こんな感じに。
-
休憩が終わって、緩やかな山道を、元気いっぱい歩く歩く。
我が細君の背中にザックが無いのが、わかるだろうか。
実は細君が「疲れたぁ」と音を上げてしまって、見かねたマンさんが荷物を持ってくれていたのだ。
一緒に体を鍛えなくてはな。 -
この道すがらでも、石楠花が綺麗な花をつけている木が何本もあった。
これが満開だったら、さぞすばらしい眺めなんだろう。 -
この辺りの道は、雪が積もってた。
気温はそんなに低くないので、長袖Tシャツで充分なんだが。
滑りやすいので、注意しないと。
ちなみにダンさんは、雪の上でも、頭に大きな荷物かけてスリッパですいすい歩いてる。見事だ。 -
デウラリのロッジに到着。ついに初体験の3000m超だ!
日差しが気持ちいい。
ここでお昼ごはん。
チキンカレー、すごくうまい。
細君はマカロニを食していた。
マカロニって言っても、日本にある、細くて穴の開いたやつじゃない。シェルタイプの大きなやつ。
あとじゃがいもを煮たものと、チキン・モモを食べた。どちらもおいしい。
ほんと、ネパールのじゃがいもっておいしいな。 -
歩いているうち、小高い尾根の上に出た。
「向こうに見える展望台が、明日登るプーンヒルです」とマンさん。
天気がよければ、ここからダウラギリも展望できるとの事。
今日は曇ってて、少し残念だ。
なんと、この小さいな売店位しかない所で、携帯のアンテナが立っている。
家に電話して、息子の安否を確認する。
ちゃんとやってるか?
「心配要らないよ」と息子の声。
実はこのすぐ後、とうとうダンさんが雪に足をとられて滑り、尻餅をついてしまった。
この悪路の中、滑ったのが1回だけとは。 -
14時過ぎに、ゴレパニの村に到着。
ここは大きくて新しいロッジが何軒もあり、リゾート地の様相を呈していた。
昔は小さなロッジがあった程度だったらしいのだが、トレッカーが増えたため、ロッジが沢山できたらしい。
我々は、村の中ほどにあるロッジに宿泊。 -
ロッジに荷物を置き、一休みした後、村を散策。
小さなストゥーパ発見。
この辺りは、お土産物屋や売店が何軒か建つ村の中心部らしい場所だ。
なぜか、プールバーまであって、何組かゲームをしているようだった。
売店を何軒か覗いたが、あまり欲しい物が無かった。
ヤクのチーズを買おうかと思ったが、まずはロッジで食べて見ることにする。 -
晩御飯前のロッジの食堂風景。
ここは電気がついていそうだ。
細君が飲んでいるのは、ムスタングコーヒー。
奥のテーブルでは、カードゲームが始まった。
トランプを2組か3組か使ってやるゲームで、後ろで見ていたのだが、さっぱりルールがわからない。
でも、面白そうなので、後ろで見ながらちゃちゃ入れてたら、細君に「失礼だ!」と駄目出しされてしまった。
この時点では、どうやらダンさんが勝ってたらしい。 -
晩御飯は、すっかり気に入ったダルバートとモモを、また頼んでしまった。
マンさんにヤクのチーズを食べて見たいのだがと言うと
「昨日食べたマッシュルームのスープに入っていたのが、ヤクのチーズですよ」
そうなのか。じゃあ、メニューには無いけど、チーズの入ったマッシュルームスープください。
マッシュルームのスープも、こってりしてて非常においしい。
明日の朝は5時出発なので、食事が済んだ後、早めに就寝する。
【「その6」に続く】
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
よつやんさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
17