2009/03/26 - 2009/03/29
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まゆままさん
数ヶ月前、韓国リピーターの友人Iさんが春休みに韓国へ行く、と盛り上がってるのを聞いてるうちにすっかり洗脳され、ウォン安の今、韓国へ行かずしてどこへ行く?!という気になり、春休み、我が家も韓国・ソウルへ行くことにした。
韓国へは17年前にに初めて韓国陶磁に憧れてソウルへ訪れて以来、旦那と一度、一人で一度、そして一番最近では3年前にその友人Iさん家族とフェリーに乗って釜山へ李朝家具の買い付けに行く、という荒業の旅を成し遂げていた。
その時の旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/mayumama/album/10100763/
13時間の船旅の苦しかったこと(船酔いで)、港から家具をトラックに積み込んで運転してくれた友人Iさんの勇姿が思い起される・・
今回はI家とは別だが、3泊4日のソウルへはヴォーリズ建築の梨花女子大を初めとする近代建築巡りや韓国ならではの韓屋の町並み、2005年にリニューアルオープンした国立中央博物館、韓国最大の民間美術館である三星美術館「Leeum」、そしてあれこれと食べてみたい韓国グルメを満喫しよう〜と出かけた。
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3泊4日といっても行きと帰りは半日もないし、あまり時間がないというのに
見たいもの、食べたい物たくさんで・・
とりあえず、行きたいところをピックアップしておいて、計画はその場その場で家族の様子を伺いながら立てた。 -
ソウル到着後、まず最初に訪れたのがキッズミュージアムも充実してるという国立中央博物館。
2005年にリニューアルオープンした規模では世界で6番目、所蔵品も世界の有名博物館に肩を並べるという博物館。
この韓国の国立中央博物館は植民地から開放された年に開館して以来60年間、諸事情によりずっと場所を定められず転々としてきて、今回念願の誕生だったのだそう。
私が17年前にソウルへ初めて来た時に見た国立博物館は朝鮮総督府だった建物が使われていて、その建物は保存か解体かの議論の末、取り壊されてしまったようだ。 -
国立博物館敷地の入り口には韓国の伝統的な建物によく見られる漆喰の中に煉瓦や瓦を埋め込んで模様が描かれた塀が。
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チケットブースでチケットを買おうとするとなんとこの日は?無料だった〜
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8年間の大工事を経て造られたというだけあって、近づいてみるとほんとに巨大で威圧感のある建物がそびえ立っていた。
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この円形のコーナーが入り口。
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エントランスホールの吹き抜けの大空間も圧巻〜
この博物館にはどんなお宝が眠っているのだろうと期待感が高まってくる。 -
博物館の真ん中を走る展示空間をつなぐ「歴史の道」といわれる廊下。
トップライトから自然光がふりそそぐ吹き抜けの気持ちのいい空間。
展示室はこの廊下を挟んだ左右に1,2,3階にある。 -
歴史の道に展示された巨大な「敬天寺十層石塔」
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いちおう1階から見たが、私のお目当ては3階の陶磁器室。
あまりにも広大なのである程度的を絞らなければかなり疲れそう・・
子供たちもいたので2階は流して3階へ。 -
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そして子供たちもすでに飽きてきていたので、子供博物館の方へ。
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子供博物館の方は入場時間が決まっていたみたい;
ほんとはダメなようだが、次の時間まではとても待ってられないので、頼んで入れてもらう; -
子供博物館には博物館の展示物のレプリカやそれらを題材にした実際に触れて遊べるコーナーが充実。
本物と同じ重さの鎧兜を着れるコーナーや古代の土器などが並んだおままごとコーナー、民画などを題材にしたパズルは子供たちも夢中でやっていた。 -
実際の博物館にあった石塔を模した立体パズル。
こういうところで遊んでから本物を見に行くと子供たちも興味を持ちそう。 -
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土器を模した器が並ぶままごと?コーナー
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ミュージアムショップも充実。
お値段は少しお高めだがハイセンスなグッズが並ぶ。 -
その中で自分の目を惹いた瓶の形のカレンダー。
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カレンダーは別に要らなかったのだけどその素敵なデザインに一目惚れして、更にお値段が半額になってたので購入した。
素敵な色合いの韓国の絵画が描かれたカレンダー。
見本ではこの瓶の真ん中に渋い造花が挿されていてそれも素敵だった。 -
カレンダーとして使い終わった後はこんな風な瓶形のオブジェにもなるみたい。
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博物館見学後は石造文化財も展示されている野外展示場も散歩したがあまりの寒さに早々に引き上げることに。
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博物館でゆっくりしたので、もう晩御飯の時間。
宿のある明洞に帰って明洞でピックアップしていたサムギョッサルのお店へ行くことに。 -
明洞の歩行者天国に並ぶ屋台。
ポテトやするめなどなど・・ -
トッポギ、オデンの屋台。
トッポギ、食べたいけど晩御飯の前なので我慢・・ -
ホットクは大好きなので帰りに買った。
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夕食は「トッサムシデ」でサムギョッサルを。
ここのサムギョッサルは餅で巻いて食べるという変り種。
きなこがまぶされたよもぎ餅が特においしいって書いてたのに、白、ピンクしかなかったので頼んだら持ってきてくれた。
ぶ厚い豚の三昧肉をはさみで小さめに切ってよく焼く。
薄切りのお餅も少し焼いてその上に肉や野菜を載せて食べた。
きなこがまぶされたお餅に肉・・意外とおいしかった! -
ソースはコチュジャン味の他にバーベキュー味やカレー味など6種類も。
食後はまず、頼まれもののIKKO御推奨のエチュードハウスのBBクリームを買いに走る。
お店は日本人観光客でいっぱい。
頼まれなかったらまずお店に入ることもなかっただろう・・ついでに自分の分も購入。
そして旦那も私も普段はかけないが臨時の時用のメガネを買いに走る。
BBクリームもメガネもやっぱり日本で買うよりはずいぶん安いのであろう。
夕食ついでにふた仕事終え、満足感に浸って宿へ帰りついた。 -
この旅のお宿は「鶏林荘旅館」に。
立地条件とリーズナブルなお値段とオンドル部屋がある、というので決めた。
日本よりもずいぶん寒いソウルだったのでオンドル部屋は有難かった。
が、お部屋は布団を敷くともういっぱいいっぱいという感じの多少窮屈な部屋だったが;
お値段からすると妥当なのかな〜
とりあえず早朝から行動する私は宿は眠るだけのものという感覚なので問題なし・・ -
日中は家族での行動になるので、一人で動けるのは早朝のみ・・
2日目の朝は気合を入れて早朝6時出発で散歩へ出かけた。
この日の早朝散歩は北村・三清洞付近へ。 -
北村は高級官僚たちが建てた韓国の伝統家屋である韓屋が数多く残されている地区で今でも実際に一般市民が生活している。
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鋭く反り返る屋根が特徴的。
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瓦が葺かれた屋根、韓紙が張られた窓。
日本と似てるようで違うのは韓屋には引き戸はなくドアのように開け閉めする造りになってるそう。 -
ちょっと面白い、鳥の顔をした樋。
一見真面目そうな韓屋にこんな樋がついていたのでびっくり・・ -
扉につけられた飾り金具も美しい。
バリエーションはそれほど多くないようだったが、
この塔の形をしたデザインはよく見かけた。 -
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そして意外と多かったのが煉瓦建築。
この奥の建物も蔵のような形をした立派な煉瓦建築だった。 -
塀のバリエーションも様々・・
これは石が埋め込まれた漆喰の壁に煉瓦が積み重ねられている。 -
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お城のようないでたちの中央高校。
冬ソナでおなじみらしいが・・
私は韓ドラを一切見たことがないので知らない。
近代建築として見に訪れたが、門衛さんに入っちゃダメ、と言われてしまった〜
仕方ないので望遠で撮影。 -
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韓屋の中には韓屋の中には美術館などになって公開されているところもあるが、さすがにまだ朝早くてどこも開いてはいなくて残念・・
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そしてゲストハウスとして使われている韓屋もある。
ほんとは韓屋に泊りたかったのだけど今回は利便性を考えて繁華街の宿にしてしまった。 -
この建物の塀も独特な韓国ならではの模様がデザインされてる。
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そうかと思えばこんな韓・洋が入り混じったような雰囲気の門も。
鉄の門や柵はエメラルドグリーン系?が多いなあ。 -
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縁起物のお札が張られた年季が入った門。
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韓屋の屋根が見下ろせる高台まで上がってきていたようだ。
遠くにかすかに見えるのは景福宮。
この景福宮に近く風水的にも吉地であり、丘陵地帯で見晴らしがいいこともあって高級官僚たちが競うようにこの北村に家を建てたのだそう。 -
三清洞へ方面まで歩いてきた。
「うわああ〜かわいい〜」とアクセサリーや燭台などのウィンドウのディスプレイに惹き寄せられた。
仁寺洞にもある憧れの銅工芸品のお店、阿園工房だった。
憧れであるが高価なので未だにここのものを買ったことがない;
燭台が欲しいーー -
出た!私の好きな「餅」の出店・・
白とヨモギにきなこのシンプルな餅に惹かれる〜〜
が、餅は日持ちはしないし今日のところは我慢・・ -
二時間ほどの散策を終え、宿へ戻り、8時には出れるように支度をしといて〜とスタンバっていた家族とまず朝食を食べに行くことに。
が、その前に建築一軒寄り道。
明洞聖堂
1898年築の韓国最初の煉瓦造りの教会堂で、国内唯一の純粋ゴシック様式の建物。 -
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静かで厳かな早朝の礼拝堂。
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ステンドグラスから差し込む光がキラキラと。
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この日の朝食はソルロンタンと迷いつつ、まだ食べたことがなかったコムタンにすることに。
明洞の老舗の「河東館」 -
コムタンはユスク(ゆで肉)とセンマイ、ご飯が入ったスープに塩こしょう、キムチなどで自分で味付け。
あっさりとしたやさしい味わいで体が温まる。
辛くないから子供たちもOKかと思いきや、うちの子にはいまいちだったみたい・・
結局クリスピードーナツをテイクアウトで食べさせる。 -
そしてこの後支庁方面へ向かう為にさりげなく立ち寄った近代建築は1936年築の旧明治座(戦後は国立劇場)。
明洞のど真ん中辺りに建っている。
明洞は日本統治下では明治町(現明洞)、本町(現忠武路)、黄金町(現乙支路)と呼ばれ、一番の日本人繁華街だったそう。
当時の名残の近代建築が少数残っている。
現在旧明治座は外壁のみを残してミョンドン芸術劇場に改装工事中。 -
この後、支庁にある建築二軒を見つつ徳寿宮へ行く為に、タクシーに乗る。
今回の移動には基本は地下鉄、一駅の場合は歩きかタクシーかで移動するということにした。
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