2009/03/26 - 2009/03/29
18927位(同エリア25753件中)
まゆままさん
2日目の午前中、徳寿宮の毎朝9時半からの日本語ガイドツアーに参加した。
韓国初の西欧建築物があり、東西の折衷様式の建築が興味深い徳寿宮の見学と、徳寿宮周辺にいくつかある近代建築を見学することに。
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明洞から支庁方面へやってきた。
まずここで二つの近代建築を。
1935年築、ソウル市議会(旧京城府府民館) -
1926年築ソウル支庁舎(旧京城府庁)は現在修復中だった。
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徳寿宮へやってきた。
日本語ガイドツアーの九時半までまだ時間があったので徳寿宮キル沿いの建築を見に行くことに。 -
徳寿宮の石塀が美しい。
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この辺りは秋は銀杏並木がとても美しいそう。
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石畳にはこの通り沿いにある近代建築のイラストなどが描かれたタイルが何箇所か埋め込まれていた。
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ソウル市美術館は1928年築の旧最高裁判所庁舎のファサードだけを残して新築された建物。
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このファサードのアーチの入り口から先は、そっくり新しい建物になっている。
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韓国のハングル文字入りカラーのマンホールはここで初めて見たかな?!
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1895年築、貞洞第一教は韓国最初のプロテスタント系教会。
赤煉瓦のゴシック様式で建てられたもの。 -
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これも近代建築のよう。
新亜日報社別室との表札が。 -
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カラフルにペイントされた塀。
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そろそろ徳寿宮へもどることに。
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九時半に集合してみるとツアーの参加者は我が家だけだったのでガイドさん貸切状態で案内してもらえ
た。
徳寿宮は元は王族の邸宅で、文禄の役で正宮が焼失したため一時的に正宮の代わりになり、19世紀後半、第26代・高宗により再び正宮として整備された建物。 -
今は正門となってる大漢門は元々は徳寿宮の正門ではなく東門で、元の名前は大安門だったそう。
1904年の火災の後、1906年に再建、大漢門と改称されて以来正門となっている。 -
色鮮やかな丹青が施された屋根。
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中和門は徳寿宮の正殿、中和殿の正門。
1902年築の木造建築 -
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古宮でよく見ることのできるこの石像は善悪を見分け正義を守る「ヘテ」という想像上の動物で、妙に愛嬌がある顔をしてる。
この度ソウル市のシンボルになったそう。
鼻の穴に指を突っ込む息子に、「韓国の子供と同じことしますね〜」とガイドさん・・; -
1902年に建立された徳寿宮の正殿、中和殿。
李朝時代末期に使用された。
王室の公式行事が行われた場所。 -
一万ウォン札にも描かれている繁栄を表す月と太陽の描かれた屏風や天井には皇帝を象徴する竜が刻まれている。
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即祚堂一帯は文禄の役の当時、先祖が臨時に留まった所で、徳寿宮の母体となった所。
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浚明堂は皇帝が政治を執っていた便殿。
1904年焼失、再建後は、王様や貴族の子のための韓国最初の幼稚園としても使われていた。 -
渡り廊下で繋がれた即祚堂と浚明堂。
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昔御堂は徳寿宮で唯一残っている二階建ての建築物。
彩色が施されておらず素朴な民間風の建築様式で日本の建築にも似通ったところがあるそう。 -
日本の建築と違うところはパーテーションの役割の障子が跳ね上げ式になっている。
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王宮の中で建立された最初の洋式と韓式折衷の建築、静観軒。
1900年にロシア人建築技師によって設計された。
高宗皇帝が茶菓会を催したり、音楽を鑑賞したりした休息の場。 -
内部にはロマネスク様式の人造柱をめぐらせ、床は大理石が用いられ、外側には東・南・西の三方向に柱を立てたベランダがある。
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外側のベランダ部分。
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柱の上部には龍、蝙蝠、花瓶など韓国伝統模様が装飾されている。
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こちらにも赤松と鹿、蝙蝠など長寿や多産などを表すおめでたい意匠。
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床下換気口のグリルも華麗
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オンドルの焚き口。
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オンドルの煙突は火事などを防ぐ為に建物から少し離れた場所に建てられている。
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屋根の四隅に置かれている像は厄除けの為のもので、ここでは西遊記の登場人物が載せられている。
この像の数が多いほど建物の格が高いのだそう。 -
空は澄み渡って天気は良さそうだが、この日の朝は気温が零下2度まで下がり、このガイドツアー中も実はめちゃめちゃ寒かった〜
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主に外国使臣や大臣を迎えるための接見室として使われた建物、徳弘殿。
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徳弘殿の内部。
色鮮やかな天井の装飾は復元されたものだが、当時は白は貝、黒は松脂、緑は緑青などの自然の塗料を使って手描きされていたそう。
電気が使われたという西洋風のシャンデリアも。 -
咸寧殿は高宗皇帝の寝殿として使用された建物。
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1910年に完成した石造殿は御影石でできた古典主義様式の石造建築。
イギリス人技師ハディングが設計。
高宗皇帝の執務室、接見室として使われた。 -
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1937年に完成した石造殿の西側にある石造殿別館。
現在国立現代美術館別館となってるが、この日は企画展が終わったばかりで休館中だった。 -
石造殿と石造殿別館は渡り廊下でつながれている。
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石造殿前の庭園と噴水もイギリス式庭園で韓国初のヨーロッパ式庭園。
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大漢門の前では毎日11時から「王宮守門将交代儀式」の再現行事が行われていて、観光客も無料で韓服を着て一緒に記念撮影などできる。
ちょうど帰りに遭遇したが、子供たちが嫌がったのでパス・・
この後ヴォーリズ建築の梨花女子大へ。
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