2008/09/13 - 2008/09/21
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アルデバランさん
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<9月17日 庄上土楼>
永定での予定の3日間が終わった。
岩太には行けなかったが、主だった土楼群はかなり見ることができた。
いよいよ、土楼めぐりも後半に入る。
広東省との境のニャオピン方面の土楼めぐりだ。
半日の移動となり本日は大渓の庄上村土楼見学がメインになる。
まずは九峰経由で大渓を目指す。
南靖ルート、芦渓ルート、大浦ルートの3つのルートが考えられたがいずれも簡単ではなさそうだ。
リーさんの勧めに従ってバスの便数が多そうな南靖・平和ルートを採用した。
土楼文化村前を朝7時の南靖行きのバスに乗り、南靖ではちょうど九峰行きのバスがあった。
九峰からはバイクで途中の土楼を見ながら峠の難所越え。大渓に何とか着いた。
宿を決めて、またバイクで庄上村を訪れる。
併せて、在田楼も行こうとするが天気が急変…
山の方を見ると暗雲が立ちこめ、明らかに雨が降っている。
少し濡れただけで猛烈な雨の前に何とか宿に逃げ込めた。
2時間後には小降りになったので、在田楼はあきらめ近くにも土楼が有るというので、再びバイクで出発。
夜は雨のためか8時ごろまで停電で街もホテルの部屋も真っ暗。
散々な一日だった。
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朝起きて3階の部屋の廊下から福裕楼を俯瞰。
見えているのは中堂。
判りにくいが中軸上に前堂、中堂、后堂、両サイドに横屋の構成は伝統的な四合院的な形式だ。
バスの時間まで少しあるので、名残惜しい福裕楼を
もう少し探検することに… -
大庁を入ってすぐの夜はテーブルを出して食事をする、いわゆる天井坪。
正面は祖堂なのか?
なぜか土産物の掛軸が展示されている。
その、右側は朝なんで戸が閉まっているが恐るべし!シャワールーム… -
そのシャワールームの様子
朝だから誰もいません。 -
福裕楼は入口が何故か3つある
宿は向かって右の「常棣」の額を掲げた左傍門を入るが、真ん中の「福裕楼」の扁額を掛けたところが正大門だろう。
朝早くて門は閉まっていたが、宿のほうから横にも戸がありおばあちゃんが開けてくれた。
中の装飾は金がかかっている…
海老虹梁のような小さいながらも梁が存在感を増してました -
隣の光裕楼にも行って見ました
-
6時50分のバス時間まで時間があるので、三叉路の民俗文化村入口のバス停まで約1.5キロを
テクテク歩くことにしました。
振成楼前の道では数件の朝市が… -
肉屋のほかにも野菜も売ってる
-
朝市の横では朝から洗濯オバちゃんたち
-
途中のビジターセンターを覗いたらもう人がいて、
今着いた人と誤解され「入村料買ったか?50元じゃ」と言われたが
「ワシは泊まって今帰る、半券はザックの奥深くに大事に仕舞ってしまった」
と言ったら、判ってもらえた。
20分で三叉路の民俗文化村入口に着いた。
いよいよ永定土楼村ともお別れだ。 -
背包客驛站(土楼賓館)や有名な悦園飯店の2,3軒隣にある、その名もバス停の土楼汽車駅
-
バスの時間はというと…
なんか手で修正したりしており、今ひとつあてにならないが、
厦門、南靖方面は本数が余り無いという事だけは判明。 -
ほぼ時間通りやって来たバスは結構乗っており、この後のバス停で大荷物のお客を
のせかなり窮屈状態に…
南靖まで17元。1時間20分ほどかかりました。 -
南靖の街に着いた。
来たとき見覚えのある並木道を竹を満載したトラックが2,3台。思わずシャッターを切る。
竹林余り見かけないけど何処から持ってきたのだろ? -
「平和に行きたいんだけど」と言うとここで降りろと言う。
それに従って降りたら、バスセンタでなはくただの大通りの交差点。
さて困った… -
通りがかったバイタクに平和に行きたいんだけどバスセンタは遠いのか聞くと
近いというので乗ると、3キロぐらい走ったのか10分で着いた。10元
そこはバスセンタと言うよりただの停留所。
運よく平和へ行くバスが停まっていました… -
ほぼ満員状態で、まともな席は無いので一番前の台に座る…
平和まで6元。安い!
道はどこも空いており、広くまっすぐで信号も無いのでスイスイ進む。 -
20分で平和の街についた。
平和県は結構大きな街だ。
バスの表示は厦門ー南靖・平和経由ー九峰であった。
本日の目的地「大渓」に行くには、「平和で大渓行きのバスを乗り換える」か「九峰まで行って、バイタクを雇って難所越え」の何れかの選択肢がある。
経費的にはバスの方が圧倒的に安いが、バイタクは九峰の土楼を見ながら、行けるというメリットがある。
ということで更にこのまま乗って九峰まで行くことに…
追加の7元を払う。 -
「あっ!郵便局がある!ちょっとバス停めてくれない?郵便出すから」というと
バスは停まってそのまま15分ほど休憩タイムになってしまった。
九峰までまだ50キロもある。ノンビリ行こう -
通りに停まると途端に物売りがやってくる。
車掌の女の子が小梨の漬物を買ってきて「食え」というので
食べると「しょっぱいジャン!」
折角だから「美味い」とか言いながら道にけ -
しばらく行くと郊外に出た。
その途端、道の両側は遥か山の頂上まで例のザボン(文旦)畑が続く。
道は空いており、カーブでも平気でトラックを追い越す… -
ちょうど季節なのかあちこちで天秤棒を担いでザボンを収穫し、トラックに満載している。
-
そして、10時30分。南靖から2時間、平和県から1時間20分で「九峰」の街に着きました。
早速、バイタクが寄ってくる。その中で一番熱心なアンちゃんが犠牲になった。
交渉の結果、大渓まで60元。
ほんとうか、60キロあるという。しかも悪路。
プラス20元で途中の土楼にも寄ってもらうことに… -
九峰の街を早速スタート。
なんだ、なんだ、このガキどもは…
俺様がそんなに珍しいんか?
「ヒモの輪っかにチャンと掴まって歩けよ!」 -
九峰にも土楼はあるようで、10分ぐらいで
1番目の土楼に着いた。
陰陽太極図が迎えてくれた、景雲楼。 -
で、大門を内側から見るとこんな感じです。
-
なかは、こんな感じ。
平屋の内環がぐるっと円楼の内側にある。
各戸に階段がある単元式で共通階段と走馬廊が内側にある福建土楼とは明かに様子が違う。 -
どでかい土楼じゃないけど
2階建てなので、明るく中庭が凄く広く感じる。
ここは曹さん一族が住んでいるそうな… -
定番の井戸もありました。
-
こちらは、景雲楼の隣の龍晃楼
壁はかなり壊れてました。 -
3階建てなんだけど、一部2階しかなかったり
完璧な形の円楼でない。そして、その周りに何重も
長屋ふうの平屋が囲まれて、衛星写真はさぞや大きく写るだろう。 -
道沿いに大きな方楼があった。
ゴテゴテしており
外側にもいろんなものが立て掛けられ土楼という感じがしないが立派な土楼だ。
彩陽楼 -
住み切れなくなったのか?彩陽楼の周りにも長屋風の平屋が連なる。
-
こちらは半円楼で道路側にオープンになっている
-
おっ!またありました。東陽楼。
中に入ってみましょ。 -
昼時になったんであちこちから煮炊きの煙が…
井戸の横にはナゾの長椅子が…
で、よーく見るとこれは折りたたみ式のベッド。 -
お次は碧雲楼。
住所は九峰鎮上倉56番地でした。 -
土楼を見学しながらバイクで一時間ほど走ると
この先の道はまだ開通してないらしく工事中だそうで、急に街道を外れた。
そして、どんどん山道になった。
こんな所を自転車で通学… -
民家の庭先を走っているようだが、これも立派な街道です…
だ、大丈夫かな〜 -
さらに走ること10分。
とうとう急坂で重過ぎて降ろされてしまいました…
バイク、待ってー!
でも、こんな所に小学生が…
き、君達はエライ! -
30分ぐらい登っただろうか、峠はまだまだだ…
振り返れば、遥か彼方に先程の街が見える。
そして、左に恨めしき開通がいつになるやら、工事中の新道。 -
峠を越えたら道もかなり良くなり…
おっ鍬を担いだ農民が午後の出勤か…
テクテク徒歩でご苦労様。 -
下り坂は楽ちん楽ちん。
一面の棚田の景色を眺める余裕も出てきました。 -
おお!土楼もありました!
-
バナナ畑の向こうには
急峻な山が…
さすが九峰と言うだけあって、一つ、二つ…
日本にも八ヶ岳ってのがありまっせ。
バナナ畑の中に小さく白く見えるのは
お墓か? -
大渓の街について適当に宿を当たったら、「昼なんで係りは居ない」
30分ほど飯でも食って来いと言うことだったので、近くで腹ごしらえ。
「麺、大椀でお願いします…」 -
で、ほんとに大盛で来ました。
麺7元。飲み物3元。
考えてみたら、今日はじめての食事でした。 -
無事ホテルにチェックインして、庄上土楼と20キロほど南の上官陂村にある在田楼の2ヶ所に行くことでバイタクを雇った。
まずは庄上土楼にGO!
大渓の街の真ん中を流れる川。
昼休みが終って、宿の真ん前の学校に戻る中学生。
でも、もう2時でっせ… -
バイクで走ること数分。宿から距離にして1,2キロ。
見えてきました!
最大にして穴場中の穴場の土楼。
しょ、庄上土楼!
デカイというより、とにかく広い!
全体が見えない… -
なんだ!こりゃ…
いままでの、土楼とは全く違う。
ただ、土の壁がぐるっと取り巻いている感じ。 -
中に入ると、夫婦だろうか村人が祖堂の前の広場で黙々と、土を混ぜる作業をしていた。
これが土楼の中?単に村の中のようだ。
土楼の高さが無いので、土楼の中にいると言うより村にいる。 -
歩いていると土楼の対面が見えず、村の中を歩いているようだ。
土楼の高さが無いので、土楼の中にいると言うより単に村にいる感じ。 -
村人は何処へ行ったのやら、あまり見かけませんでした…
-
おっ!一人居た…
「日本から土楼見に来ました。それにしてもでかい土楼ですねえ!」
「ほー、日本から…。でかいじゃろ、あっち行って見なされ」
延々と続く長屋ではなくて土楼の外環。 -
反対側にも門があり外に小学校が隣接している。
ここも、午後の部に向けて生徒が三々五々、学校へ。 -
学校の門近くにお店があるのは万国共通?
しかも、ここには二軒もあり、競争しあってる… -
ぐるっと外周を回ると門が…
扁額は岳鐘楼とある。 -
ふと空を見ると、やばいよ!雨がやってくる!
庄上土楼を後にした途端、ポツポツ振って来た。
20キロほど南にある在田楼にバイクで行くのはとても無理だ。
宿に一旦引き返すことに…
土砂降りの前に何とか宿に滑り込んだ。 -
1時間半ほど宿で、運チャンとお茶など飲んで雨宿りしてたら、何とか小降りになってきた。
4時30分を過ぎてしまい在田楼は今からは無理だそうで、
近くにもいい土楼があるという。
小降りの中を行って見た。 -
結構でかい円楼だ。
一重3層の単元式土楼で中庭は広々としている。
雨の為か住人は各戸の入口で様子を見ている。 -
もう一つ行って見た。
-
完璧な円楼ではなく、途切れた所から中に入ると…
-
2層の単元式円楼だけど、ここは相当荒れ果てていますなー。
正面の屋根は朽ち果てている。 -
臨川楼って川のそばにある、単純な名前の土楼は更に激しく朽ちていた
-
土楼めぐりを終って、ホテルの部屋の冷房が効かず
おかしいな?と思ったら、先程の雷雨で停電だ。部屋が蒸し暑いのなんの…
暗闇の中、通りに出てみました。
そこで見つけた、葬儀用品屋のようなお店。
これが、爆竹か…
あの一番でかい奴は、1500円ぐらい。
反対側の棚には偽札の束が山積みされてました。
「飯でも食ってくかね…」と言ってくれたオバちゃん
色々教えてくれてあんがと
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