2008/12/27 - 2009/01/04
354位(同エリア460件中)
だーとーさん
初日のデリー観光を終えて、列車に乗ってバラナシまで。
当初の予定では、
12月28日 デリー観光、20時35分、デリー駅より列車に乗ってバラナシへ。
12月29日 8時50分、バラナシ駅到着、バラナシ観光。
12月30日 午前中バラナシ観光、15時40分、エアインディアにてデリーに戻る。
、、、という、こんなスケジュールどおりに観光できるワケないだろ、という予定を組んでいたのだが、やっぱり一筋縄ではいかないインド、予想を上回る事態にてんてこ舞いした1日になりましたとさ。あぁ。
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デリー駅。
観光客がここに来ると、インド人が立ちはだかり、
「チケット持ってないの?」
「売り場はそっちじゃないよ」
などと言われ、連れまわされた揚句に高額なチケットを売りつけられるのだ、そうに違いない。
しかし構内をウロウロしていたけれど、2、3人のインド人に声をかけられたが、
「チケット?持ってるよ」「あ、そう、じゃねー」くらいな感じでいともアッサリ。
おかしい。今日は嘘つきリクシャに乗せられたとはいえ、インド人のチェックは全然厳しくないのだ。
ホーチミンの方がもっと人当たりがキツかったように思うが。 -
乗る予定の列車は2562、Swatantrata Sainani EXPRESS。
本当はバラナシが終点の2560のGanga EXPRESSに乗りたかったけど、日本から手配した時点ですでに完売。
正月とか、ピークの時には早めに予約した方がいいみたい。 -
さて、ホームに降りてしばらく経っても、待てど暮らせど列車は来ない。
アナウンスもないので、だんだん不安になってくる。
そうこうしているうちに発車時刻まで過ぎてしまった。
ホームに同じくバラナシまで行く日本人、ナオコさんがいたので声をかけて、しばし雑談。
仲間ができたことで不安はちょっと和らいだけど、列車が来ないことには変わりない。
ちょっと荷物を見てもらってトイレを探す。 -
駅の外にあったトイレで用を足し、戻る途中に何気なく駅の構内をウロウロしてたら、
カベに殴り書きのように書かれていたのが、これ。
、、、まさかこれで時刻の変更を伝えてるというのか?
日本の駅の掲示板くらいの大きさだぞ。
ともあれ、新しい時刻がわかったのでとりあえずはひと安心。
ホームに戻って皆に新しい時刻を伝える。 -
22時30分、ホームに乗客リストが貼り出される。
もともとチケットに号車やシートの番号が載っているので、わざわざ見ることはないんだけど、いちおう確認。
ちゃんと名前が載っていた。ホッ。 -
変更後の時刻は22時50分だったけど、当然のようにそれも遅れ(涙)、しかも向かいのホームに到着。
号車番号はA1だけど、編成が長いので素早く自分の車両を探さねば。急げ!
ここでナオコさんといったん別れて、自分の車両へ。 -
2Aクラスのシートは毛布とカーテン付き。
通路をはさんでTの字に寝台が並んでいて、自分のシートは通路と平行に並んでいる方の下段。
ひとり旅にはちょうどいいポジション。
席に行ったら先にインド人がギッシリ座っていた、とか、仲良くなって差し出された飲み物を飲んだら眠くなって
荷物がすっかり無くなっていた、、、なんてことはなく、いたって静かな2Aシートの乗客はさっさとカーテンを閉めて熟睡モード。
結局、列車は3時間遅れの11時30分頃に出発。
自分も早く寝なければ。 -
翌朝。寒くて思わず目覚める。
毛布とカーテン付きとはいえ、そこそこスキマ風も入るし、窓に平行に寝台があるので想像以上に冷えるのだ。
インドに来てからひたすら寒さにヤラれてるなぁ。
列車は順調に走っていると思いきや、ノロノロ走ってたまに止まったりしている。
手動の扉を開けてみたら、外は一面の霧。ひーっ、
バラナシまでの停車駅が4つしかないので、今どこを走っているのか見当がつかない。
同じ車両のインド人に訊いて回ったら、カンプールにも着いてないらしい。
カンプールは深夜3時着だから、すでに5時間以上遅れているということか。
ということか、って冷静になってる場合じゃないけど、列車の中なので、どうすることもできないし。 -
ようやく霧が晴れてきて、列車もスピードを上げると思いきや、ダイヤが乱れてるのか、なかなか走ってくれない。
-
8時45分、ETAWAH駅通過。しかし地図には載ってないのでインドのどのあたりかは全くわからず。
本当ならこの時間にバラナシに着いてる筈なんだけど、、、。 -
車内は皆カーテンを引いているので、あまり交流もなく、いたって静か。
-
朝になると朝食のオーダーを取りに来たのでノンベジを選んでおいたら、ようやく到着。
卵焼きとパン。 -
もちろん有料。後で料金を徴収されます。
他に水やチャイ、コーヒーの車内販売もまわってくるのでテキトーに注文。 -
10時、ACHALDA駅通過。
-
どうも上段のインド人がソワソワしていて落着きがないなと思っていたら、下段のベッドを座席にしてほしいとのこと。
上段は窓が無いので、昼でも薄暗いのだ。電灯も壊れて点かなかったらしい。 -
上段から降りてきたインド人は、試験勉強をしたかったようだ。
眺めているうちに眠くなってウツラウツラしてたら、「上で寝てていいよ」とのこと。
というわけで、この時だけ入れ替わってしばらく上段で昼寝。 -
14時、遅い昼食。
見た目は美味しそうだったけど、そうでもなかったな、、、。 -
たまに線路上でも停車。
どうやら昼寝中にカンプール駅を過ぎてしまい、列車から降りられないストレスが徐々にたまってきている。
ここドコーーーーーーッ!? -
16時、ようやく列車がホームに滑り込む。
ホームに降りてここがどこかを確認したら、アッラーハーバード駅だった。
予定では朝6時前に到着だから、10時間遅れ、、、orz
試験勉強をしていた彼はここで下車。 -
17時30分。ああ日が傾いてきちゃったよ、、、。
ところで、冒頭のスケジュールを見てもらえばわかるけど、今日はもともと朝に到着して、1日バラナシ観光をし、明日にはデリーに戻ることになっていたのだ。
ということは、このままでいけば、バラナシ到着は夜だから観光できるのは半日、、、。
これはいかん。バラナシまで来て半日観光なんてありえない、この場で今後のスケジュール変更を即決せねば。
バラナシからデリーに戻った後は、アグラに日帰りで行く予定だったから、アグラを1日キャンセルする以外方法はない。
それでバラナシ滞在を1泊延ばせるけど、デリーまでの国内線は今から確保できるのか?
とりあえず、車内から携帯でラジェンダ氏に連絡。
宿に着いて、今後のスケジュールが決まってからまた連絡する旨を伝える。 -
サモサや軽食の車内販売もあったので名前は知らないがジャガイモの揚げたのを購入。コレはうまかった。
この時間になるまで全く気がつかなったのだが、車販が行ったり来たりしているということは、車両間の移動ができるということではないか。
ガイドに移動ができないと書かれてあったのを鵜呑みにしていたのだ。
アッラーハーバード駅を出てすぐに、ホームで別れた日本人と再会。
向こうが見つけてくれたのだ。何と隣の車両だったらしい。
これでようやく話し相手ができる。 -
19時30分。もうすぐバラナシ。
いそいそと身支度を始めたら「ここはひとつ前の駅。あと5分くらいだから」と周りにの人に言われる。
ところが、列車の交換待ちなのか、ここでさらに30分停車(涙)。あともう一歩なのに。 -
20時10分。バラナシ駅キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
-
11時間ちょい遅れて、ようやくバラナシ下車。
-
バラナシ駅。
すでに宿は予約を入れていて、駅までの送迎も申し込んでいたのだけれど、帰ってきたメールに、「駅に着いてから連絡を入れるように」と書かれてあったのはダテじゃなかった。
こんなん、時間通りに列車の到着を駅で待っていたら1日つぶれてしまう。
今からわざわざ送迎を頼んだら時間がかかってしまうので、予定変更。ここからオートリクシャで直接行こう。
ナオコさんと相乗りでゴードウリヤーまで。
細い路地を行った先にあるガンパティ・ゲストハウスでチェックイン。
すぐに宿のインターネットで明後日のデリー行きフライトを確保。
デリーのラジェンダ氏に再び電話。
デリー1泊分のキャンセルと空港の送迎を1日ずらしてもらう。これでスケジュールの変更は完了。ふぅ。
お腹がすいたので何か食べにホテルの外をフラフラしようと思ったら、慌ててフロントに止められるほど、この宿は路地の奥の奥にあるので、屋上のレストランで食事。
結局列車にカンヅメにされただけだった1日もようやく終了。
この後もさんざん霧に悩まされ続ける旅の、これが序章だったということはまだ知る由もなかったのだが。つづく。
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