行き当たりばったりチャーン島　その４

2008/10/22 - 2008/10/29

　チャーンへ向けて出発です。
きのうまでに本来の目的のスパイス購入は済ませました。
あとは思い切り遊ぶだけです。
ワクワクする気持ちを抑えて、朝食を早々に済ませ
エカマイの東バスターミナルへ。

　チャーン島はタイでプーケット島についで２番目に大きい島です。
バンコクより東南へ３２０ｋｍ、カンボジアとの国境近くに
大小４０以上の島々からなる諸島の筆頭で本土とは
フェリーで結ばれています。
忙しい観光客向けには、バンコクのスワンナブーミ空港より
バンコクエアウェイズが一日２〜３便早朝と夕方に飛んでいます

　我々は急ぐ旅でもないし、陸路でのんびりと。
時間は掛かるけれど何せノンストップ特急バスでも料金
２７０バーツと格安。
飛行機の１０分の一以下です。
ただし時間は５倍かかります。
エカマイを７時４５分発のレムンゴプ行きのバスに乗る予定で
２０分前にエカマイ到着。
民営、国営、とりなべて数社のバスが運行しているけれど
おのおのの会社ごとに窓口があるので、７時４５分の表示のある
国営バスの窓口を探す。
一番奥に窓口を見つけて切符を買おうと申し込むと、
窓口のお姉さんが「切符無い」「９時４５分のならある」と
とても訳の判らんことを言います。
彼女も英語が苦手らしく、ちっとも要領が得ない。
もうらちが明かないので、さっさとバスに乗って座席を占領。
すると、このバスの運転手らしき人が切符を切りに現れ、
これはまた流暢な英語で、このバスは満員だから次の
９時４５分の切符を買えとのこと。
ゲーロゲロ、売り切れかい？
こんなことってあるんかい？っと彼の運転手君に聞くと、
たまたま今日、明日とタイの祭日、その後が土、日と
タイにとっては大型連休にあたり、昨日のうちに
すでに売り切れたとの事。
う、う〜ん、残念。
改めて、窓口で９時４５分発の切符を買い、ベンチで
野良犬相手に２時間の時間つぶしとなりました。
んまあ、今日中に着ければいいか、って、ほんとにいいのか？

　定刻どおり、バスは東に向けてトラットへ向けて出発。
途中、チョンブリ付近のドライブインで２０分の食事休憩。
（一応、バスにはトイレ完備ですよ）
これも定刻どおりに、チャーン島へのフェリー乗り場のある
センターポイントへ到着。
まあ、コノセンターポイントは何にも無いところ。
ただの原野の真っ只中。バスの停留所があるのみ。
バスを降りてしばらくすると、迎えのピックアップトラックが
桟橋まで送迎してくれます。
ここでやっと海が見えてきます。
そして、また何にも無いところにコンクリートの桟橋だけが
ポツンと有り、オンボロの錆付いた船（これがどうやら
チャーン島との行き来するフェリーらしい）
まあ、こんなもんでしょう。ここはタイですから。

　シャム湾は波もなく、のったりとした海面を
これまたオンボロフェリーはのったりと向かいに見える
チャーン島を目指します。
まあ、ほんとに亀のようにノロノロ。
見たところ２〜３０分くらいで着くと思ったら大間違い。
なんとゆうに５０分掛かって、対岸のチャーン島のフェリー桟橋へ。
ここも数軒の土産物屋兼食堂があるのみ。
と、ここで何とか持ち堪えていた天気が、
一気に大粒の雨、まだ今年は雨季が明けきらないようです。
ほうほうの体で近場の食堂の軒先に非難。
しばらくすると、送迎のピックアップ製のソウンテイが来てくれます。

もう、ここまでくれば濡れるのはいといません。
荷台に乗って、吹き込む雨に濡れながら、目指すは
クロンプロウビーチにあるという、アアナリゾート＆スパ
途中、ホワイトサンドビーチでイタリア人らしきカップルと
オーストラリア人の夫婦を降ろし、アップダウンの
激しいヘアピンカーブを縫って、車は叩きつける雨の中、
アイヤプラで一人降ろし、われらのアーナリゾートへ。
ソウンテイの代金１００バーツ。
ジェットコースターのような、ウォータースライダーのような
気分を味わえて１００バーツなら安いか　って
（全身、ぬれねずみになってホテルにチェックインしたのは
はじめての経験で〜す）

エリア チャーン島(タイ)

　エカマイ東バスターミナルからトラットへ向かう
国営バス。結構広い座席と乗り心地は良かったです。
ただ、冷房は相変わらず効きすぎ。

　チョンブリ近くのドライブイン。
バスの乗客も三々五々軽食や飲み物を頼んで
休憩。

　センターポイントのフェリー桟橋
海岸にただこれだけがある感じです。
これから乗船する車が列をつくっています。

　フェリーの乗客たち
タイ人の団体さんと一緒になりました。
連休でチャーン島を楽しむそうです。
島にはとても安いバンガローやロッジが数多くあります（一泊２００バーツくらい、ただし食事なし）

　チャーン島側のフェリー乗り場
ここも何にもないところで、簡単な食堂と
土産物屋が数軒あるのみの寂しいところです。
とてもチャーン島の玄関とはおもえません。