秋田旅行記　角館＆田沢湖観光と花心亭しらはま

2008/05 - 2008/05

ゴールデンウィークに父と２人で角館＆田沢湖を旅行してきました。

旅程は１泊２日で
角館駅〜（徒歩）〜武家屋敷通り〜（徒歩）〜角館駅〜（タクシー）〜抱返り渓谷〜（タクシー）〜田沢湖（花心亭しらはま泊）〜（タクシー）〜田沢湖駅
といった感じ。


本当は桜が見たかったのですが、今年は桜の開花が早く、完全に葉桜でした・・・
まぁでも新緑の角館もなかなかいいと思います。

また、思いがけず立ち寄った抱返り渓谷がなかなかステキな場所でした。もともとハイキングスポットなので、次回はぜひ歩いてみたいです。

田沢湖もとてもきれいな場所で気に入りました。

エリア 秋田

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー

ゴールデンウィークの混雑の中、秋田新幹線で角館へ向かいます。

新幹線の中で昼食。
仙台通過あたりで牛たん弁当をゲット！

ひもを引っぱると温かくなるタイプのお弁当です。
ほかほかを頂きました♪

角館の武家屋敷通りまで駅から歩いて徒歩１５分くらいです。

今回のお目当ては桜だったのですが・・・・



見事に葉桜でしたorz

しかも人がいっぱいで情緒もへったくれもない・・・

花びらすら落ちていない葉桜っぷりです（苦笑

まあ、新緑も美しいのでヨシとしましょう。

混んでいたので、全部まわるのはやめて、いくつか適当に武家屋敷を見学。

「小田野家」

秋田蘭画の創始者、小田野直武の分家のお家。建物自体は1900年（明治33年）の大火後に再建されたものだそうです。

見学無料。

「河原田家」

現在の屋敷は１８９１年頃移転されたものだそうですが、藩政時代の建築を踏襲しています。

見学無料。

「岩橋家のカシワ」

内陸部にはめずらしい推定樹齢260年のカシワの木。

カシワは新しい葉っぱが出るまで古い葉っぱが落ちないため、代々後継ぎを絶やさない、家督相続が順調に行くとわれ縁起のいい木なんだそーです。

「角館歴史村・青柳家」

当時の格式の高さを示す薬医門で知られています。敷地内には武具や生活用品等の展示もあります。

入館料は500円。

角館が人が多くて不完全燃焼だったので、タクシーで「抱返り渓谷」へやってきました。

「抱返り渓谷」は角館・田沢湖を流れる玉川中流に広がる全長約10kmの渓谷です。以前は人がすれ違う時にお互いを抱きかかえるように支えあって返さなければ通れなかったほど、狭く険しい山道だったことから、「抱返り」と呼ばれるようになったといわれています。

ほんとはハイキングをすると滝やつり橋があって楽しい場所のようなのですが、今回は父と一緒のため、歩くのは断念。車で寄れる「神の岩橋」周辺だけを少し散策しました。

とてもきれいな渓谷です！
水のなんともいえない色合いが神秘的。


さてさて、抱返り渓谷を後にして、タクシーで田沢湖へ向かいます。

田沢湖へやってきました。

田沢湖畔も普通の桜は終わりのようで、八重桜が咲いていました。

田沢湖は日本一深い湖です。（第2位は支笏湖、第3位は十和田湖）
世界では17番目に深い湖だそうです。（世界で最も深い湖はバイカル湖）

湖面標高は249mで、最深部の湖底は海面下174.4m。

この日は波もあって、海みたいでした。

湖水の水深の違いのためか、湖水は淡い翡翠色のところもあれば濃い藍色のところもあり・・・

本当になんともいえない色彩の湖です。
淡い翡翠色のところなんて南国の海みたいです！

湖畔のおみやげ物屋さんには、国指定天然記念物の秋田犬がいました。

ちなみに「あきたけん」ではなく「あきたいぬ」と秋田の人は呼ぶようです。

左がゴン君、右がハチちゃんです。

さてさて、この日は田沢湖畔のお宿「花心亭しらはま」に泊まります。

お部屋はこんな感じ。
広くてきれいです！
マッサージチェアもついてました。

そして花心亭しらはまのお部屋の最大の特徴はこのダイニングルームです。

畳のお部屋とは別にフローリングのダイニングルームがお部屋についていて、お食事はこちらでいただきます。

部屋食だけど、食事をしている間に布団の上げ下げをしてもらえるというところが気に入りました。小さなお子様連れとかもいいかもですね。いくら汚しても、寝室とは別なので安心です。

大浴場の露天風呂はこんな感じ。

大浴場の内湯です。

こちらは貸切の家族風呂。予約は必要なく空いていれば好きなときに入浴できます。

貸切風呂についている洗面所と休憩所。

ふつうにここに泊まれそうなんですけど！すごい！！

本日のお食事のお供は田沢湖ビール＆刈穂です。

田沢湖ビール（株式会社わらび座）
1997年に秋田県第一号の地ビールとして誕生したビール。
和賀山塊の伏流水で仕込み、生きた酵母が無濾過で入ったドイツ製法の地ビールだそうです。

刈穂・超辛口山廃純米（刈穂酒造株式会社）
醸造を終えた純米酒が、上層（搾り）機の空きがなく待機を余儀なくされ、醗酵が予定以上に進んでしまい、日本酒度が＋２０を超えてしまったものを商品化したところ、大変評判がよく定番化されたという一品。

座附：山海マリネ
珍味：うるい酢味噌掛け
先附：山葵海鞘和え
酒菜：焼蟹、みずの実、子持昆布、岩魚寿司、エシャロット

酒菜のみずの実のアップ

季節柄、山菜が盛りだくさんだった今回のお食事。
みずの実は初めて食べたので撮影。

御椀：海老岩石、湯葉、柚子、くるみおこわ

・・・と、お品書きには書いてあったのですが違ったような？

蓋物：油棒蕪蒸し美味餡

油棒とはクロタチカマス科の『バラムツ』のことらしい。
油が多くて、食べ過ぎるとお腹をこわすらしいです。でも美味しい！

調べたところ食品衛生法で流通が禁止されているようで・・・
まぁようは人間が吸収できない油がいっぱいなので、食べ過ぎたり食べ方によってはお腹をこわすということらしいです。

お造：岩魚、櫻鱒、牡丹海老

強鉢：秋田県内産錦牛陶板焼

錦牛はあまり知名度はありませんが秋田の高級ブランド和牛です。

謎の山菜ｗ
名前を忘れてしまいました・・・

今日採れたから、とお品書きにない山菜を出してくださいました。

温物：比内地鶏きりたんぽ鍋

目の前で鍋をぐつぐつ煮てくれます。

比内地鶏もきりたんぽも大好きなので、食べられてうれしい〜

焼肴：岩魚田楽、キャラ蕗


この後、

しのぎ：山菜炊き込み御飯
香の物：浅漬け盛込
水菓子：季節の果物

と続いたはずなのですが、なぜか写真がないのでこれにて夕食レポート終了（爆

明けて翌日、朝ごはんです。

夕食と同じく、部屋のダイニングルームでいただきます。

朝起きるともう御飯の支度が・・・ステキです。

さてさて「花心亭しらはま」を後にし、田沢湖駅へ。
午前中の秋田新幹線で東京へ帰ります。

ところで秋田新幹線は一部在来線の線路を走っている、ってみなさんご存知でした？
だから普通の新幹線とも料金計算がちょっと違うんですよ（豆知識ｗ）

写真は田沢湖駅のホーム。このホームに新幹線も在来線も止まります。

帰りの新幹線の中でまたお昼です。

今度は秋田のお弁当をゲット！
「おばこ弁当」です。

ところで「おばこ」とは若い娘さんのことですが、
車内販売のおねーちゃんに買うときに
「おばこ弁当なんですけど、いいですか？」
と聞かれましたｗ

なにか不都合でも？

ええ、確かにもう私は「おばこ」じゃないですけど・・・

おばこ弁当の中身です。

どのへんがおばこかはわかりませんが、そぼろ弁当ですね。

おばこではありませんが（←しつこく根に持つ）美味しくいただきました♪



というわけで角館＆田沢湖の旅終了です。
次回は抱返り渓谷をハイキングしてみたいです〜

この旅行記へのコメント （2）

• むんさん 2008/11/03 22:22:07

  ５月に角館＆田沢湖！

  黒やぎさん、こんにちは！
  
  ５月に角館＆田沢湖ご旅行なさったんですね〜！
  実は我が家もＧＷに行ったんです。
  やっぱり期待は桜だったんですが、残念ながらやはり葉桜に
  なってました〜。
  とっても残念。これはいつかリベンジですね。
  
  そして、抱返り渓谷！
  この渓谷のこと知りませんでした。
  川の水がとっても澄んでいて、その川の緑がまた神秘的。
  とても綺麗なところですね〜。
  我が家も立ち寄ってみたかったでした。

  黒やぎさん からの返信 2008/11/04 10:27:59

  RE: ５月に角館＆田沢湖！

  むんさん、こんにちは！
  
  同じ時期に角館＆田沢湖に行かれたのですね〜
  
  桜の開花予想を組み込んだ旅行はホント計画が難しいですね〜。昨年、一昨年は桜の京都に行ったのですが、そちらもあたったりはずれたりでした。
  ちなみにお宿の方に聞いたら今年の角館の満開は4月26日だったそうで・・・
  どうりで花びら１枚落ちてなかったわけです。名残すらない見事な葉桜でしたね・・・残念。
  ホントいつかリベンジしたいです！
  
  抱返り渓谷はとてもよかったですよ〜
  角館からも近いですしオススメです。
  父と私は車に乗れないのでタクシーで行きましたが、車で行ってぜひ散策されるといいと思います。
  私もドライバーをみつけてぜひまた行きたいと思ってます^^