1999/10/29 - 2000/04/06
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tunacanさん
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チェンマイに到着してすぐラオスのビザを申請しておいて、1週間でトレッキングとロイカトーン見物を済ませた時にちょうどビザが下りた。ミニバスで国境チェンコーンへ。昔、アメリカ人から、何にもなくてすごくいいところと聞いて、ずっと気になっていた国、そしてタイ人に言うと少し鼻で笑われる国ラオス。よーし、なーんにもしに行っちゃうぞっ!
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チェンマイの旅行代理店でビザと一緒に頼んだミニバスで、国境チェンコーンまで行く。ありがたいことに、たまたま乗り合わせたタイ語ペラペラの日本人留学生が、通訳から交渉からすべてしてくれた。入管が早く閉まるので、この日はチェンコーンで対岸にラオを見ながらルームシェア。なんだか気が合い、夜中まで語り合う。彼女のタイでの生活の話には驚かされた。旅行者には見えないことをたくさん話してくれた。とくに、エイズ末期のタイ人の友人女性を看病して看取った話は衝撃で、印象に残った。こんな子と出会うなんて思ってもみなかった。翌日国境を越えるまで一緒に過ごすことにした。
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翌朝、宿のトラックの荷台に乗ってタイ側の入管へ。チェックはごく簡単で、ボートでメコンを渡ること1分、ラオ側の入管へ。欧米人旅行者で込み合っていたが、ここもチェックは簡単。さて、無事入国してフエイサイの通りに出ると、ん?誰もいない...。旅行者はみんなルアンパバーン行きのボート乗り場へ直行したようだ。1軒だけあった旅行代理店で聞いてみると、「今日はもうスローボートはないよ」と言われた。それでみんなあんなに急いでたんだー、納得ーっ、とのんきな私を、連れの留学生がダメもとでも乗り場に行ってみようと引っ張って行ってくれた。この子さすがガッツあるなーと人ごとのように関心。確かに宿もなさそうだし、一応見に行く。すると笑顔のおじさん二人が乗った舟が一艘。「あたし乗り遅れちゃったみたい」と言うと、なんと、一人でも出してくれるとのこと。料金も乗り合いの一人分でいいと。うそみたい!!なんて親切なのラオ人っ?!こうして大きな舟を貸切ってラオの旅がスタート。なんか素敵な国に来てしまったようだ。留学生にお礼を言って別れ、メコンを下る。
「トイレは船尾だよ。エンジンに気をつけてね。」と言われ、大きなエンジンに巻き込まれないようにこわごわ横切ると、ん?板で囲んではあるが屋根と底が無い...なんて開放的。なるほどー、すべてメコンに帰る仕組みかー、すばらしい。メコンの魚は大好きでよく食べる私は少しいらぬことを考えながらも気持ちよく達成。手はもちろんメコンで洗う。
昼時、おじさんたちが操舵室から手招きする。なになにと行ってみると、なんとお弁当を分けてくれるという。私がお菓子しか食べていないのを見ていたらしい。わらのおひつに入ったもち米のごはんと、あまり大きくない(メコンの!)魚の塩焼きが一つ。ごはんを一口ぶん手にとってにぎにぎし、よく塩のきいた魚を少しのっけてぱくっとやるラオ流の食べ方を教えてくれた。これが絶妙にうまいっ!!3人仲良く分け合って食べた。こういう食事で十分なんだよなーとしみじみ思った。それにしてもやさしい人たち。ほろりときそうになった。メコンの風も気持ちいい。
途中、旅行者で満席のボートを何艘か追い抜く。「なんであいつは一人で乗ってるんだ?」といった不思議顔を尻目に、快適にクルーズ。その後、地元の人を3人拾う。鶏やかぼちゃや大きな袋を持って、笑顔であいさつしてくれた。近距離だからか、ついでだからか、お金を払っている様子は無い。楽しい。
フエイサイからルアンパバーンまでスローボートで向かう場合、途中パクベンというところで強制的に一泊することになる。日が暮れるからだと思う。船着場と宿と食堂といった、ボート旅行者用の施設以外には何も無い村。おじさんに「朝またこの舟に来るんだよ」といわれて別れ、適当な宿をとる。この村には水道も電気も無いが、宿もトイレもとても清潔。村人は全員あいさつしてくれる。
夜レストランで会った年配の日本人2人組にここまでのいきさつを話すと、とてもうらやましがられ、ぜひあいのりさせてほしいと言われた。大丈夫だとは思うけど、お金は最初に払ってるからどうなるんだろう。ま、おじさんに頼んでみてくださいといって分かれた。
朝舟に行くと、夕べの2人もやってきて、さっそくおじさんにお願い。やはり快く乗せてくれた。この日の乗客は3人でスタートとなった。ここから7時間かけてルアンパバーンへ向かう。また地元の人を拾ったり降ろしたりしながら楽しく進んだ。 -
楽しい船旅の果て、無事にたどり着いたルアンパバーン。宿で知り合った6人でトゥクトゥクをシェアして、郊外のきれいな滝を見にに行く途中、なんとパンクです。トゥクトゥクはすでにタイで何十回も乗りましたが、パンクは初めてのことでビックリ!率先して修理に協力しているのは、あいのり言い出しっぺのべトナム出身オーストラリア在住の男性。ヨーロッパの女性はみんなタバコをシーッです。ジャッキアップのかわりにみんなでトゥクトゥクを斜めにかたげてタイヤ交換。おもしろかったー。無事先へ進みます。
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無事にたどり着いた滝。石が白いので水がきれいな水色で大感動です。ラオではきれいな川で泳いだのもとても気持ちよかったです。
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ルアンパバーンの岸から見たメコン。西から下ってくると、徐々に山の表情が変化してきました。
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最初はかなりパワフルな見た目に敬遠していた屋台のテイクアウトのお惣菜が無性に食べてみたくなりました。しかしビニール袋にしか入れてくれないので、市場で皿とレンゲを買い、何かよく分からないので直感で数種類を選んでみました。これがめちゃくちゃ安くておいしい!ビアラオも日本のビールに似ておいしくて、毎日たくさん飲みました。買ったお店に空ビンを返しに行くと少しキャッシュバックがあるのもなつかしくてうれしかったです。同じ宿の旅行者たちに「それ道端で買ったのー?!大丈夫?!」と言われても気にせず平らげた私。まさか、というか、やっぱり翌日おなかをこわしたのでした...。すごくおいしかったのにな...(悲)。
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ルアンパバーン〜ワンビエン〜ビエンチャン間は、ローカルバスで移動。おんぼろで超満員、とんでもない悪路でしたが、噂で聞いていたゲリラには遭わずにすみました。何もないワンビエンでは何もせずに体を休めて、最終目的地ビエンチャンへ。
ここでやっと念願のセンウィッチ・ラオを見つけました。どうやら西北部にはないようです。大きなバゲットによく分からないミンチ、ハム、鶏肉、キュウリをはさみ、ナンプラーとチリソースで味がつけてあります。なんだかめちゃくちゃな組み合わせですが、これがすごくおいしくて、まさかの30円!!これを食べてまた「あぁ、ラオに来たんだー...」と改めて思ったのでした。 -
ビエンチャンにあるブッダパークは異様なことで有名ですが、街から遠く、タクシーでしかいけないところにあり、そのタクシー代が高いのであきらめる人も多いようです。わたしもその一人だったのですが、偶然タイへ向かう朝に宿で出会ったドイツのおじさんと話すうち、一緒にタクシーに乗せてもらえることに。いやーありがたいですー。遠慮なく相乗りさせていただきました。さて、着いてみると、聞いていた通りの異様さに、二人で失笑...。すべての彫像がやたら不気味で大きかったです。いったい何を表現したいのか理解に苦しみますが、ラオの最後の思い出になりました。
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そんな不気味なブッダパークですが、子供の遊具のような巨大オブジェもあり、地元の子達が遊んでいました。カボチャ型のオブジェの口の中からこんなかわいい女の子が出てきてごあいさつ。しかし最寄の遊び場がこんなとこなんて...外国にはディズニーランドというかわいい遊園地があるんだよと教えてあげたいのをこらえました...。
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