東南アジア放浪　タイ編　チェンマイ

1999/10/29 - 2000/04/06

南の島から一気に北へ。タイ国鉄寝台車に2連泊する人間も少ないだろうと思います。われながらいつも移動のしかたが大胆です。トレッキングとロイカトーン(精霊流)を満喫しました。

エリア チェンマイ(タイ)

宿には猫がたくさんいて、部屋のドアを少し開けているとあっという間にソファーがこんな状態に。宿のお姉さんに見つかってしかられた猫たちは、『はいはい...』という感じで出て行きました。どうやら常習犯のよう。私はいてくれたほうがさみしくなくてよかったんですが...。

山岳民族の村を訪ねる2泊3日のツアーに参加。色んな宿から7組9人、5カ国の旅行者が集まっておそろいのリュックサックと水を支給され、ピックアップトラックで山のふもとまで運んでもらいます。ガイドはサービス精神大盛でトークも楽しいブーという青年。全員自己紹介をしてから「ガンバローッ！オーッ！」と言い合って出発。
宿の人からはハイキング程度のものと聞いていたのに、実際はけっこうな高低差のアップダウンを繰り返すなかなかハードなもの。そのうえめちゃくちゃ暑いっ!!日ごろの運動不足と、みんなと比べた自分の脚の短さを恨みました。それでもみんなにはげまされ助けられて何とかついていけました。

これは休憩中。

村に到着してまずは象に遭いました。タイの象はよく働きます。材木運びの作業を中断して、外国人を乗っける副業もいやな顔一つせずやってくれます。タイ人の象の操り方にも感心。とても象にやさしく接して、なおかつ素直に言うことをきかせます。ネパールではもっと鉄の棒で頭をぶったたいてるのを見てますから、国で違うもんなんだなーと思いました。

こちらもきゃわいーっ!!マオ族のおばあちゃん。インスタントラーメンの昼食を作ってくれました。無意識のうちに給仕の手伝いをする私をみて、仲間たちは「ミカ、お母さんみたいー」と。日本女性のいいところをさりげなくアピールできたかも(?)。しかしアジアの田舎で顔のつくりが日本と近い人たに会うとほんと安心します。

実際に見たことはないのになつかしく思う風景ってありますよね。これは脱穀の様子。

昼間あれだけ暑かったのに、夜は一気に寒くなりました。毛布をかぶっての宴。私たちのためにビールをたくさん用意してくれていて、ギターがとてもうまいブーにリクエストしてみんなで歌を歌って盛り上がりました。

夜から朝にかけてかなり冷え込みました。風邪ひくかと思うほどでしたー。朝もやの中ののどかな風景。

2日ぶりに山を下り、チェンマイへ戻るピックアップの荷台で。とにかく目も開けられないし息もできないほど砂埃がすごいので、完全防備したらゲリラ風に。異国のメンバーが笑いながら写真を撮っていました。そういえば山岳ゲリラに遭わなくて良かったー。

チェンマイで知り合った日本人の旅人が紹介してくれた画家、通称りゅうちゃん。そう、ダ○○ウ倶楽部の一員にそっくりなので、日本人の前ではそう名乗っています。この子がまた感じのいい子で絵がうまいっ!なぜかアメリカのインディアンの絵を描いています。見かけたらぜひ｢りゅうちゃんっ!｣と声をかけてみてくださいね。親切にしてくれますよ。