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山の町は朝が早い。山の端に太陽が顔を出すと同時に町には陽の光り差し込んでくる。夜のしじまは一瞬にして明けるが、バンコクのような朝の喧騒はない。どこかでニワトリの鳴き声が聞こえる位の静かさだ。<br /><br />僅かな人口の町だが、この町には色々な魅力ある場所が多い。中国とタイ、或いは山岳民族との文化民族の混交がそうさせているのだろうか。<br /><br /> <br />ゲストハウスから朝食を求め、町をぶらつくと、この小さな町にもタラート、市場があり、朝の買物客で賑わっている。タラートには人も集まり、食堂もある。小奇麗な食堂に入り、お任せで朝食をお願いすると、出てきたおかゆ風のお椀には盛り沢山の具材が入っている。ちなみに数えたところ、「ご飯」の上に「ひき肉」「芝エビ」「湯葉」「香草」「しょうが」「山くらげ」、他にまだ入っているようだ。余りにも豪勢なので、書き出してもらったら「&#3585;&#3640;&#3657;&#3591;&#3648;&#3627;&#3657;&#3591;」 「&#3627;&#3617;&#3626;&#3636;&#3586;」 「&#3648;&#3627;&#3633;&#3588;&#3657;&#3627;&#3627;&#3617;」「&#3605;&#3637;&#3609;&#3627;&#3657;&#3629;&#3617;」 「&#3588;&#3637;&#3609;&#3593;&#3656;&#3634;&#3619;」 「&#3648;&#3605;&#3657;&#3634;&#3627;&#3640;&#3657;&#3649;&#3612;&#3656;&#3609;&#3649;&#3627;&#3657;&#3591;」「&#3592;&#3657;&#3634;&#3623;」 「&#3586;&#3636;&#3591;」と8種類の材料名を書いてくれたが、この中で、一つだけ分かったのは、真ん中辺に書いてある「&#3648;&#3605;&#3657;&#3634;&#3627;&#3640;&#3657;(タオフー)」で、ああそう言えば、「豆腐」も入っていたな、と後から分かった次第。毎朝これだけ食べていたら、栄誉過多になること間違いない。<br /><br /> <br />さて腹を満たし、次に行った場所がこの町に唯一ある博物館で、それは台湾政府の援助により建設されたこの町の建設当時の記録で、山を削り、道路を作り、大変な難工事だったことが分かるものである。中国人のこの町に対する愛着が一入なのは、これ等記録を見ることにより充分理解できた。中には数点抗日、反日の記録もあったが、中国本国にあるようなどぎつい記載のものは少ないように思えた。<br /><br /> <br />館を出たところに町の床屋があり、覗いてみると「イーブン、イープン、日本もある、ある」と言って手招きする。中に入ると、それはプミポン国王夫妻を中心にした世界各国の王族、元首、大統領の集合写真で、我が天皇皇后両陛下が前列中心に近い場所に座して微笑んでいる。いつ頃こんな写真が撮られたのか記憶にないが、世界中からの国家元首が一同に会し、それはそれは豪勢なものだった。天皇も座の中央付近にいて、それ自体は喜ばしいことだが、プミポン国王の直ぐ隣りに一人マレー系の王様を置いての場所であり、少しばかり残念な気もしたが、エリザベス女王夫妻と同等に扱われ、米国大統領よりはよりベターな場所であり、密かなほくそ笑みも感ずるものだった。<br /><br /> <br />さあ充分見聞きもし、食べるも食べた。この町はもうこれ位で良いだろう。博物館からの帰りにお茶屋に寄り、友人へのお土産として烏龍の小袋を幾つか買い、ゲストハウスのご主人に別れを告げる。アカ族主人、アービイさんが「自分も漢字を書けるんだよ」と言って、自慢げに最後に書いてくれた「阿&#21345;美斯楽極豪 単人房 双人房 騎馬遊山林」の切れ端を良い記念に頂き、バス停に向った。良い町だ、又来てみたい。<br />

タイ北部旅行(58)メーサロンとの別れ。

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2007/12/30 - 2008/01/09

36位(同エリア43件中)

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9

ちゃお

ちゃおさん

山の町は朝が早い。山の端に太陽が顔を出すと同時に町には陽の光り差し込んでくる。夜のしじまは一瞬にして明けるが、バンコクのような朝の喧騒はない。どこかでニワトリの鳴き声が聞こえる位の静かさだ。

僅かな人口の町だが、この町には色々な魅力ある場所が多い。中国とタイ、或いは山岳民族との文化民族の混交がそうさせているのだろうか。


ゲストハウスから朝食を求め、町をぶらつくと、この小さな町にもタラート、市場があり、朝の買物客で賑わっている。タラートには人も集まり、食堂もある。小奇麗な食堂に入り、お任せで朝食をお願いすると、出てきたおかゆ風のお椀には盛り沢山の具材が入っている。ちなみに数えたところ、「ご飯」の上に「ひき肉」「芝エビ」「湯葉」「香草」「しょうが」「山くらげ」、他にまだ入っているようだ。余りにも豪勢なので、書き出してもらったら「กุ้งเห้ง」 「หมสิข」 「เหัค้หหม」「ตีนห้อม」 「คีนฉ่าร」 「เต้าหุ้แผ่นแห้ง」「จ้าว」 「ขิง」と8種類の材料名を書いてくれたが、この中で、一つだけ分かったのは、真ん中辺に書いてある「เต้าหุ้(タオフー)」で、ああそう言えば、「豆腐」も入っていたな、と後から分かった次第。毎朝これだけ食べていたら、栄誉過多になること間違いない。


さて腹を満たし、次に行った場所がこの町に唯一ある博物館で、それは台湾政府の援助により建設されたこの町の建設当時の記録で、山を削り、道路を作り、大変な難工事だったことが分かるものである。中国人のこの町に対する愛着が一入なのは、これ等記録を見ることにより充分理解できた。中には数点抗日、反日の記録もあったが、中国本国にあるようなどぎつい記載のものは少ないように思えた。


館を出たところに町の床屋があり、覗いてみると「イーブン、イープン、日本もある、ある」と言って手招きする。中に入ると、それはプミポン国王夫妻を中心にした世界各国の王族、元首、大統領の集合写真で、我が天皇皇后両陛下が前列中心に近い場所に座して微笑んでいる。いつ頃こんな写真が撮られたのか記憶にないが、世界中からの国家元首が一同に会し、それはそれは豪勢なものだった。天皇も座の中央付近にいて、それ自体は喜ばしいことだが、プミポン国王の直ぐ隣りに一人マレー系の王様を置いての場所であり、少しばかり残念な気もしたが、エリザベス女王夫妻と同等に扱われ、米国大統領よりはよりベターな場所であり、密かなほくそ笑みも感ずるものだった。


さあ充分見聞きもし、食べるも食べた。この町はもうこれ位で良いだろう。博物館からの帰りにお茶屋に寄り、友人へのお土産として烏龍の小袋を幾つか買い、ゲストハウスのご主人に別れを告げる。アカ族主人、アービイさんが「自分も漢字を書けるんだよ」と言って、自慢げに最後に書いてくれた「阿卡美斯楽極豪 単人房 双人房 騎馬遊山林」の切れ端を良い記念に頂き、バス停に向った。良い町だ、又来てみたい。

  • メーサロンの夜明け。山の上の町だから、朝日も清々しい。

    メーサロンの夜明け。山の上の町だから、朝日も清々しい。

  • この町にもしっかりとタラート(市場)がある。

    この町にもしっかりとタラート(市場)がある。

  • 朝早くからどこへ向うのか、アカ族の一団。

    朝早くからどこへ向うのか、アカ族の一団。

  • タラートの横の食堂で頂いた、朝食。少なくとも8種類の具材が入っていた。

    タラートの横の食堂で頂いた、朝食。少なくとも8種類の具材が入っていた。

  • 国民党、歴史民族博物館。

    国民党、歴史民族博物館。

  • 段其文将軍ほか、国民党軍の行動範囲を示す地図。周辺は山また山の繋がりである。

    段其文将軍ほか、国民党軍の行動範囲を示す地図。周辺は山また山の繋がりである。

  • 町の床屋さん。ここも又、30バーツ〜50バーツ、100円程度。

    町の床屋さん。ここも又、30バーツ〜50バーツ、100円程度。

  • 床屋の中に掲げられていた、各国元首の会同写真。

    床屋の中に掲げられていた、各国元首の会同写真。

  • 町を歩くアカ族の老人。いや、意外と歳は若いかも知れない・・。

    町を歩くアカ族の老人。いや、意外と歳は若いかも知れない・・。

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