2007/12/22 - 2007/12/24
14185位(同エリア25810件中)
ごんぶとさん
2007年最後の海外旅行はお隣「韓国」。3連休を利用して、1泊3日弾丸の旅へと出発した。
フライトは12月22日AM5:00。勿論、そんな時間に羽田へ到着する電車はない。前日金曜日の最終電車(モノレール)で国際ターミナルへ直行し、空港のベンチで仮眠をとることとしたわけだが…。もう、旅が始まる前から疲労感タップリ。一睡もできなかったよ。。。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道
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寝不足なのに、現地に着いたら何だかテンションも上がってくるから不思議だ。まずはソウルにある韓国王朝ゆかりの地「昌徳宮(チャンドックン)」から拝見するとしよう( ´∀`)つ
地下鉄3号線「安国(アングク)」駅へ。ここ周辺には仁寺洞(インサドン)と呼ばれる賑やかな通りがある。 -
仁寺洞のコンビニでちょっくら腹ごしらえ。カップラーメン&プルコギ入りのおにぎりは激旨だ♪
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さて、仁寺洞から10分ほど歩くと昌徳宮の入口が見えてきた。
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●Changdeokgung Palace Complex
登録区分 文化遺産
登録基準 文化遺産(ii)(iii)(iv)
登録年 1997年
昌徳宮は1405年に景福宮(キョンボックン)の離宮として完成した宮殿。 -
豊臣秀吉による文禄の役(1592年)で一旦焼失しているが、1611年に光海君が再建し、以降270年に渡って李氏朝鮮王朝の正宮として使用されたのだとか。
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総敷地約135,000平方mの中には13棟の宮殿があり、王の庭として知られる秘苑(ピウォン)がその半分を占めているという。それじゃあまずはその宮殿群にお目にかかるとしようか。
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始めに入口でチケット(3000ウォン)を購入。遺跡保護を重視するために入場時間が決められていて、ガイド付きのツアーに必ず参加しなければならないわけだが…。
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ちょうど日本人用のツアーのスタート時間に間に合い、ホッと胸を撫で下ろす。
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この入口こそが巨大な門「敦化門(トンファムン)」。1412年に昌徳宮の正門として創建されたもので、韓国国内最古の木造門だそうだ。緑を基調とし、青・黄・緑・赤・白の五色でカラフルに彩るその様子は、韓国ならではの色使いだといえないだろうか?
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陰陽五行説に基づいたその五色はバランスよくあちらこちらに配色され、見る者に感動を与えてくれる。
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それでは、約600年前に建造された歴史ある石の橋(錦川橋)を渡って、いざ見学をスタートしようじゃないか。ガイドさん、よろしくお願いします!
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世界遺産登録を記念する石碑を発見。
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向こうに見える門は「進善門」。
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近年に再建されたものらしい。
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往時の姿を今に伝えている。
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進善門をくぐり、更に奥へと足を進める。
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この先には昌徳宮の正殿である「仁政殿」があるらしい。その前に、仁政殿の正門である「仁政門」の下をくぐる必要がある。
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正殿を守るにふさわしい、頑強な雰囲気の門だ。
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門をくぐると…仁政殿(インジョンジョン)!王の即位式など、国の重要行事が行われたと言われる、この地で最も貴重な場所。
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朝鮮末期の建築様式が集約されており、歴史的な価値も高いそうだ。
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創建は1405年だが、度重なる火災によって再建を繰り返している。
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現在の建築は1804年に建てられたものだとか。
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ずいぶん最近の建物なのだな。(もっと古いものだと思っていたよ…)
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中には王の座が堂々と配置されていて、かつての優雅な雰囲気を今に残している。
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昔の建築様式を伝える貴重な遺構であることに間違いはない。日本のそれとはちょっと違う様式で、実に新鮮に受け止められた。
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続いては王の執務室、「宣政殿(ソンジョンジョン)」。
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宣政殿は国政の議論が交わされた重要な部屋で、ソウル市内の宮殿の中でも唯一使用されている「青瓦」が、その重要性を示している。
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韓国大統領官邸と同じ青瓦。この美しさはこの建物ならではの魅力だ。(青さがわかりずらい画像…アボーン)
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ガイドさん、もちょっとゆっくり見させてよ!
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ガイドさんを追いかけて奥へ進むと「大造殿(デジョジョン)」が。
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ここは、王と王妃が寝殿として利用していた生活の場なのだとか。
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この建築の特徴は、棟瓦がないこと。棟瓦は韓国で「龍棟」と呼ばれているが、王の住まう場所に龍は要らないというわけだ。
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中国と同様、王=龍なのだろう。龍は唯一無二の存在ということか。
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内部はさすがに王の間というだけあって、豪華な調度品が据付られていた。
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そして更に奥へ奥へ。敷地内の隅にひっそり佇むのは「楽善斎(ナクソンジェ)」だ。
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こちらは他の建築物と比べて実に質素で静か。赤や緑の派手な彩色はなく、木目調の簡素な建物だ。
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ここには日本人の李方子(韓国皇太子の后)も平成元年まで住んでいたそうだ。韓国式床暖房オンドルが整備された住居は、住み心地がよかったに違いない。
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ではでは、最後は秘苑でお別れを。秘苑とは李氏朝鮮時代の伝統ある庭園で、1623年より韓国随一の美しい景観を留めている場所だ。ここでは「チャングムの誓い」の撮影も行われたらしい。
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ということで、1時間半のガイドツアーはここで終了だ。それぞれの建築物の歴史を聞きながら巡るということは初めてだったが、これもなかなかよいものだ。同じ王宮ということで北京の故宮博物院と比較されがちだと思うが、昌徳宮ならではの様式や色彩が随所に見られ、独特の個性を光らせていることがわかった。
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ソウルのガイドブックなどを見るとどの本も1ページ程度で説明を終わらせていて、あまりメインスポットという印象はなかったが、結構なインパクトでボクの心を刺激してくれたことは良い意味での誤算だった。
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