【世界遺産見聞録010-14】古都京都の文化財（京都市・宇治市・大津市）：上賀茂神社

2007/11/11 - 2008/02/25

ここのところ寺が続いていたので、久しぶりに神社の方にも目を向けたくなった。京都最後の神社は、グンッと北上して「上賀茂神社」だ！

エリア 京都

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄

●Historic Monuments of Ancient Kyoto
登録区分 文化遺産
登録基準 文化遺産(ii) (iv)
登録年 1994年

第一の鳥居をくぐって境内へ。

続いて第二の鳥居をくぐってメインエリアへ。

上賀茂神社は正式名称を「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」といい、賀茂御祖神社(下鴨神社)とともに古代の賀茂氏の氏神を祀る神社だ。

あ、巫女さん。

では、奥へ進んでみましょうか。

祭神は玉依媛命の子、別雷神(わけいかづちのかみ)（玉依媛命は下鴨神社に祀られている）。この別雷神が神社北の神山(こうやま)に降臨し、本殿に鎮座したと伝えられている。

7世紀末にはすでに有力な神社になっており、平安遷都以降は国家鎮護の神社として朝廷と深いつながりにあったという。

朱塗りが鮮やかな「楼門」(重文)の奥には本殿および権殿が存在する。

この時期、本殿・権殿は特別公開されている。

こりゃあ見に行かない手はない。

中へ入ると、巫女さんが上賀茂神社の歴史について説明してくれた。もちろん本殿もこの目で拝見することができた。

本殿・権殿はもちろん国宝。1863年に再建されたものであるが、これは式年遷宮のため。その建築様式は古来のものを受け継いでおり、重要な遺構であることは確かなのだ。

では、他の建築物も見てみよう。

その他の社殿のほとんどが重要文化財に指定されており、ここもやはり貴重な建造物の宝庫といえる。

いろいろな建造物がある。

特に「細殿」とその前に盛られた円錐状の「立砂」は一見の価値あり。御神体である神山を模したとされている。

…ってか、雪すごくね？

雪の神社見学も良いものだな…って、んなわけあるかい！

カメラを持つ手が凍りつく…。

寒っ!!

厄除けの強い信仰を受ける上賀茂神社。この神聖な空気を味わうのは…気候の穏やかな日にかぎる。今度は晴れた日に来ようと心に誓った。＜１４／１７制覇＞