【世界遺産見聞録010-04】古都京都の文化財（京都市・宇治市・大津市）：平等院

2007/04/08 - 2007/04/08

10円玉の鳳凰堂や1万円札の鳳凰でお馴染みの、日本人なら誰もが知っている寺院。宇治川を挟んで宇治上神社のちょうど向かいに存在する「平等院」へ！

エリア 宇治(京都)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄

宇治上神社から平等院へ向かうため、宇治川にかかる橋を渡る。

宇治川沿いには桜が満開。

京都に桜はよく似合う。

●Historic Monuments of Ancient Kyoto
登録区分 文化遺産
登録基準 文化遺産(ii) (iv)
登録年 1994年

さて…ではいざ境内へ。

平等院といえば「鳳凰堂」。その鳳凰堂が見えてきたぞ！

この鳳凰堂の優雅なつくり！まさに極楽浄土だ♪

中には本尊「木造阿弥陀如来坐像」(国宝)や26体の「雲中供養菩薩像」(1体を除き国宝)が安置されている。黄金に輝く阿弥陀如来に、昔の人は何を思ったのだろうか？

それらの像はどれも定朝の作品で、天喜元年(1053年)に完成したもの。

なかでも阿弥陀如来像は高さが約2.8ｍ。想像以上に大きい。これは絶対に観ておくべきだ。

入園料とは別途拝観料(300円)を払うと間近で阿弥陀如来像を拝むことができる。これをケチる手はない。

そもそも平等院は、藤原道長が源重信の婦人から譲り受けた別荘を起源としているのだとか。

これを道長の息子・頼通が永承7年（1052年）に仏寺へ改め、現在のかたちになっている。

それから約1000年。鳳凰堂のみ奇跡的に戦火を逃れ、無傷で現存しているそうだ。

これだけの状態で存在し続けていることが凄い。

平等院本体のほかにも、平等院ミュージアム鳳翔館には「雲中供養菩薩像」の残り26体、鳳凰像1対や梵鐘などが展示され、まさに国宝の宝庫となっているから足を運ばざるにはいられない。

見どころ多すぎやろっ！

お腹いっぱいだよ。

宇治上神社とは対照的に何とも迫力ある寺。日本の美がここに結集されていると言ってもいい！＜４／１７制覇＞