美術史美術館観光からは夕食までフリータイム。<br /><br />カフェで一休みとも考えたが、車窓からの眺めだけでは勿体無いと、環状道路のブルグ劇場の先辺りまで引き返し、そこから環状道路伝いにホテルまで歩くことにした。<br /><br />13世紀に建造され、再三のオスマントルコの攻勢を凌いだ、城壁を取り壊し、その後に道路を敷設し、道路に沿って都市改造の建物を次々と建設していったのはフランツ・ヨーゼフ1世(1830〜1916)であった。<br /><br />当時、ウイーンは工業化が進み、旧市街では手狭となった。<br />一方では、フランス革命の民主化の流れはウイーンの市民も巻き込み、皇帝ヨーゼフ1世は城壁を取り壊し、城壁の周囲の広大な土地との一体化図ると共に、その跡に民衆が要望しそうな建物を次々と建設し、民衆の不満の吸収を図った。<br /><br />その第１号の建物が、市庁舎であり、次いでオペラ劇場が建てられた。<br /><br />しかしこれらは全て国の発想の所産であり、民衆の反発を買い、対抗するように新しい思想に基ずく建物も出現した。これらの建物は世紀末建築と呼ばれている。<br /><br />今回の旅では世紀末建築を見学する余裕はなかったが、環状道路沿いの景観は充分満足を与えてくれた。<br /><br />お陰で朝の散策で見つからなかったモーツアルト像や、ゲーテの像にも会うことも出来た。<br /><br />とはいえ今日は朝の市立公園の散策から始まって、歩きずくめで、もう一足動けば綺麗な景観の写真が撮れるかなと思いながらも足がいう事を利いてくれませんでした。<br /><br />翌朝ウイーンを出発するまでのホテル周辺の写真も、リンク周辺と言う事でこのページに一括収録した。<br /><br />明るいベートーヴェン像も撮れた。

69徒歩散策で見た環状道路（リンク）の景観

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2007/09/29 - 2007/09/30

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#美術館・博物館

旅行記グループ中欧４か国旅情　オーストリア編

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美術史美術館観光からは夕食までフリータイム。

カフェで一休みとも考えたが、車窓からの眺めだけでは勿体無いと、環状道路のブルグ劇場の先辺りまで引き返し、そこから環状道路伝いにホテルまで歩くことにした。

13世紀に建造され、再三のオスマントルコの攻勢を凌いだ、城壁を取り壊し、その後に道路を敷設し、道路に沿って都市改造の建物を次々と建設していったのはフランツ・ヨーゼフ1世(1830〜1916)であった。

当時、ウイーンは工業化が進み、旧市街では手狭となった。
一方では、フランス革命の民主化の流れはウイーンの市民も巻き込み、皇帝ヨーゼフ1世は城壁を取り壊し、城壁の周囲の広大な土地との一体化図ると共に、その跡に民衆が要望しそうな建物を次々と建設し、民衆の不満の吸収を図った。

その第１号の建物が、市庁舎であり、次いでオペラ劇場が建てられた。

しかしこれらは全て国の発想の所産であり、民衆の反発を買い、対抗するように新しい思想に基ずく建物も出現した。これらの建物は世紀末建築と呼ばれている。

今回の旅では世紀末建築を見学する余裕はなかったが、環状道路沿いの景観は充分満足を与えてくれた。

お陰で朝の散策で見つからなかったモーツアルト像や、ゲーテの像にも会うことも出来た。

とはいえ今日は朝の市立公園の散策から始まって、歩きずくめで、もう一足動けば綺麗な景観の写真が撮れるかなと思いながらも足がいう事を利いてくれませんでした。

翌朝ウイーンを出発するまでのホテル周辺の写真も、リンク周辺と言う事でこのページに一括収録した。

明るいベートーヴェン像も撮れた。