福建省　客家土楼を巡る旅（３）～初渓村、中川古村落～

2008/05/03 - 2008/05/03

２日目はタクシーをチャーターして、初渓村、中川古村落、南渓土楼群を見て周りました。天候は雨が降ったり止んだりで良くはなかったのですが、山奥の様々な土楼や村の雰囲気を味わうことはできました。

エリア 中国

早朝の承啓楼の入り口から。石畳が黒光りして実に美しかったです。

早朝の大門ではお肉屋が店を構えています。

朝食の準備の途中。

自家製の麺を作り。叩いたりしないで、引っ張っりながら、こね回して麺を作っています。

早朝の承啓楼。昼間と違って誰一人いません。7時ころ朝食を食べて、８時に初渓村に向けて出発します。天候はくもり。車は２日間チャーターして、１日２８０元で交渉成立しました。

１時間かけて初渓村へ到着しました。入場料５０元。

小川に沿って、４つの土楼が立ち並んでいます。左が餘慶楼、右が庚慶楼。

展望台へ行く前に土楼内部の見学に向かいます。庚慶楼へと階段を登ります。

小川と餘慶楼。

庚慶楼へまず入ります。

庚慶楼の全景。

中央の中庭。

まだまだ現役の土楼です。

庚慶楼。

庚慶楼の裏の高台から。左が庚慶楼、右が餘慶楼。

次はお隣の集慶楼に入ります。ここは博物館になっていて、現在は人は住んでいません。

この集慶楼は外部の回廊に階段が付けられているので、外側からは階段を数多く目にすることができます。通常は建物の内部に階段があるのですが、このような造りは他には殆ど無いようです。

地上階の外側に非常階段のような階段が取り付けられていて、そこから上階に昇ります。

２階の廊下からの階段。途中雨が降ってきたので、雨宿りとして博物館を丹念に見て回りました。

お隣の縄慶楼へ入ります。この土楼は先ほどと異なり方楼の形式です。

入口で佇む老母。

縄慶楼の眺め。

春聯。

小雨が降る中、駐車場の裏手にある展望台へ登ります。ここからは初渓土楼群を一望することができます。左から、餘慶楼、庚慶楼、集慶楼、縄慶楼。皆、「慶」の文字が入っている名称が付けられています。

人里離れた山奥に客家の集団が流れ着いて、外敵から集団を守るために巨大な土楼を建て増して住み着いたということが、肌で感じ取ることができます。

庚慶楼、集慶楼。

初渓村から戻ります。途中の峠からの月流村の風景。

月霞村に立ち寄ります。この村の土楼の壁は白の漆喰で塗り固められていて、他の村の土楼のように土がむき出しになっているのに比べると、外観的には美しく見えます。

永康楼。装飾が美しい土楼と聞いて来たのですが、残念ながら鍵が掛かっていて中に入ることができませんでした。

民家の壁も白の漆喰で塗り固められています。

中川古村落。入場料３０元。

古い家並みの残る村に入っていきます。

文革のスローガンが未だに壁に残っています。

軍人と農民が握手しているように見えます。

村の中央に流れる川が印象的です。

川沿いの理容店。共産党万歳のスローガンが残っています。

理容店の彼が窓から顔を出したので、カメラを出して撮ってもかまわないかとジェスチャーで聞いたところ、自分を撮りたいのかと勘違いされ、招き寄せられて撮ったのがこの写真です。