福建省　客家土楼を巡る旅（８）～アモイ～

2008/05/06 - 2008/05/06

アモイは経済特区にも指定されており、アモイ島を中心に高層ビルが立ち並ぶ中国で有数の大都市です。繁華街はコロンス島の対岸から東西に延びている中山路ですが、この一帯は戦前に建てられた欧風的なビルが今でも残されていて、その街並みを残しながら街づくりをしています。旧市街の通りでは道端にしつらえた市場が続いており、街歩きを楽しむには非常に面白い街だと思います。

エリア 厦門(中国)

部屋から見たアモイの風景。古い建物がまだまだ数多く残されています。

香港のように看板が横向きに道路に張り出して掛けられています。

アモイ随一の繁華街の中山路。歩行者天国になっています。戦前に建てられた欧風の建物を残しながら、改修して店舗を構えています。

中山路と思明路の交差点にある来雅百貨店。

来雅百貨店から思明路を西に歩きます。

途中左に曲がり、大同路を進みます。

大同路。

どの建物も１階部分が歩道になっており、シンガポールや東南アジアのチャイナタウンによく見られる建築様式です。

とある建物の飾り。

中国工商銀行。ビルの上の赤い星が目につきました。

良く見ると、元々は紋章を獅子が守る形だったと思いますが、紋章に代わって共産党の赤い星が掛けられ、獅子の絵が塗りつぶされています。

最上階には人がいますが、道路につばを吐いていました。

大通りを外れると、外壁がくすんだままで整備が行き届いていないようです。

この細い建物の感じはヨーロッパで良く見られると思います。

この建物は殴られて腫れ上がった顔のようにも見えます。

歩を進めると道路沿いに市場が開かれていました。

果物屋、お肉屋、お魚屋などが軒を連ねています。

ドリアンが売られていました。１斤(500ｇ)７元。

奥へ進むとさらに喧噪の度合いが増してきます。

お魚屋。魚をはさみでさばいています。

生こんぶ屋。こんなダイナミックに生こんぶを売っているのは初めて見ました。

カエルと亀を売っています。

カニの売り買い。

お肉屋。大ナタを振るっています。

これが昨日食べた肉螺貝です。大きいもので20cmくらいあります。良くこんなの食べたなあ。美味しかったけど。

昨日食べたシリーズでは、エイ(老板魚)も売られていました。一通り歩きましたが、エイが売られていたのはここだけでした。

１粒１元。

貝専門店。様々な種類の貝が売られています。

中でも、このアスパラガスに似た貝は何という名の貝なのでしょうか。そしてどのように食べるのでしょうか。

タチウオ屋。

サメ屋。

鳥売り。中央の円形の網に入れられているのは鳩です。道路沿いのお店は魚介類売りが圧倒的に多いのですが、鳥屋や肉屋なども散見されます。

イカ。

形はエンゼルフィッシュですが、色は至って普通の魚。

ザリガニ。

鶏の入ったかごの上で一休みするネコ。

教会の前で魚介類を並べて商売に励んでいます。

茶葉の選り分けに精が出ます。

市場の一角。

市場は厦禾路まで続いていました。今日の帰国便は昼過ぎなので、このあたりで街歩きは終わりにします。この市場の存在は知らなかったのですが、魚介類の豊富さには圧倒されました。

ホテルに戻り、タクシーで空港に向かいます。運転手が到着が早い方がいいかと聞くので、そうだと言うと中心部を通るのではなく、ぐるっと海岸沿いを周って空港に向かう道で行ったのです。そのおかげでスイスイと進み、台湾の実効支配の小金門島も見ることができて非常に快適でしたが、料金は倍近くかかってしまいました。まあ、景色も良かったし良しとしよう。アモイ空港の関空行きは１時間遅れましたが、無事帰国。