アルピニストの視点から見た花見最高の舞台とは

2008/04 - 2008/04

今回は花見の季節に帰った。
日本全国津々浦々の桜の姿は本当に美しいと思う。
東京でも、伊豆方面でも良い桜が見れる。
そして、僕の故郷京都にも桜の名所は山とある。
そんな僕がどうしても見たいと思ったのは清水寺の奥の院から眺める桜だ。一定期間は夜の拝観も許されているのでぜひ見たいと思いたった。
この構図だと、清水の舞台の醸し出す高度感とあいまって、構図的にアルピニスト好みの夜桜見物となるわけだ。

あいにく、出かけようと思った当日は夕刻より雨が降るとの予報。
夜の見物を諦め、昼間に出かけてみた。五条坂を上がっていくと、すごい人だかりだ。自分では忘れていたがやはり京都は日本屈指の観光名所なのだった。
胸を躍らせながら、清水に到着。桜は５分咲き程度だったが、満開の時よりも舞台がよく見通せるということもあって、僕的にはベストに近い構図が広がっていた。
日本ってほんとに情緒にあふれる風景を持っているのだなあと感慨に耽りながら、眼下に広がる古都を見下ろしているうちに、ある願望が沸々と湧き上がってくるのに気付く。

舞台下から登りながら愛でる３６０°の世界の桜というのはどうだろう。
気持ちいいだろうなぁ。

そう、登りたいのに登れなかった今回最難の課題は清水の舞台でござました。

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

• 交通手段: 新幹線

舞台から飛び降りるつもりで見るとこんな感じ！

舞台をクライミングする感じで眺めるとこう！