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京都・鷹峰(たかがみね)にある源光庵(げんこうあん)と光悦寺(こうえつじ)を訪ねてみた。源光庵は1694年に臨済宗から曹洞宗に改宗された寺院だが天井板が伏見桃山城から移築した血天井であることで知られる。豊臣秀吉(1537−1598年)の死後、天下人の座を狙う徳川家康(1543−1616年)の上洛命令を無視した上杉景勝(うえすぎ かげかつ1556−1623年)を討伐する会津攻めのために1600年7月に家康が伏見城を留守にした。機に乗じて石田三成(1560−1600年)、毛利輝元(1553−1625年)、宇喜多秀家(1572−1655年)ら西軍・反家康派諸大名が4万の大軍で攻めた。城を守っていた鳥居元忠(1539−1600年)らはわずか1800名、奮闘するも城を死守できず残兵が自刃したのだがこの時の血の跡が残っている。この伏見城の戦い(ふしみじょうのたたかい)は、1600年9月の関ヶ原の戦いの前哨戦となったもので家康が西軍をわざと誘い込んだようにも見える。<br />源光庵の本堂にある丸窓(悟りの窓)と角窓(迷いの窓)から見る庭園が美しいことでも知られており血なまぐさい天井と好対象を見せている。 <br />源光庵に近い光悦寺は「寛永の三筆」の一人と言われる書道、陶芸、漆芸、茶の湯、刀剣の鑑定など多様な才能を発揮した江戸時代を代表する芸術家・本阿弥光悦(ほんあみ こうえつ1558−1637年)を祀っている寺。1615年に徳川家康が与えた屋敷内に光悦の死後、墓と寺を建てたものだ。<br />境内の茶室「大虚庵」の竹の垣根は光悦垣と呼ばれ、大きな網目の垣が水道橋のようになだらかに低くなってゆく風情ある独特のもので光悦の才能の一端を見ることができる。境内には三巴亭、了寂軒、徳友庵、本阿弥庵、騎牛庵など7つの茶室があり、光悦堂には光悦の木像、光悦の書、陶芸など多くの遺品が残されている。<br />欲張ってたくさん歩いたために到着が夕暮れになってしまったが、嵐山公園の桜も満開だった。<br />(写真は光悦垣)

日本の旅 関西を歩く 京都・鷹峰から嵐山へ

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2008/04/05 - 2008/04/05

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さすらいおじさん

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京都・鷹峰(たかがみね)にある源光庵(げんこうあん)と光悦寺(こうえつじ)を訪ねてみた。源光庵は1694年に臨済宗から曹洞宗に改宗された寺院だが天井板が伏見桃山城から移築した血天井であることで知られる。豊臣秀吉(1537−1598年)の死後、天下人の座を狙う徳川家康(1543−1616年)の上洛命令を無視した上杉景勝(うえすぎ かげかつ1556−1623年)を討伐する会津攻めのために1600年7月に家康が伏見城を留守にした。機に乗じて石田三成(1560−1600年)、毛利輝元(1553−1625年)、宇喜多秀家(1572−1655年)ら西軍・反家康派諸大名が4万の大軍で攻めた。城を守っていた鳥居元忠(1539−1600年)らはわずか1800名、奮闘するも城を死守できず残兵が自刃したのだがこの時の血の跡が残っている。この伏見城の戦い(ふしみじょうのたたかい)は、1600年9月の関ヶ原の戦いの前哨戦となったもので家康が西軍をわざと誘い込んだようにも見える。
源光庵の本堂にある丸窓(悟りの窓)と角窓(迷いの窓)から見る庭園が美しいことでも知られており血なまぐさい天井と好対象を見せている。
源光庵に近い光悦寺は「寛永の三筆」の一人と言われる書道、陶芸、漆芸、茶の湯、刀剣の鑑定など多様な才能を発揮した江戸時代を代表する芸術家・本阿弥光悦(ほんあみ こうえつ1558−1637年)を祀っている寺。1615年に徳川家康が与えた屋敷内に光悦の死後、墓と寺を建てたものだ。
境内の茶室「大虚庵」の竹の垣根は光悦垣と呼ばれ、大きな網目の垣が水道橋のようになだらかに低くなってゆく風情ある独特のもので光悦の才能の一端を見ることができる。境内には三巴亭、了寂軒、徳友庵、本阿弥庵、騎牛庵など7つの茶室があり、光悦堂には光悦の木像、光悦の書、陶芸など多くの遺品が残されている。
欲張ってたくさん歩いたために到着が夕暮れになってしまったが、嵐山公園の桜も満開だった。
(写真は光悦垣)

  • 源光庵の悟りの窓。

    源光庵の悟りの窓。

  • 源光庵の伏見桃山城遺構の血天井。<br />

    源光庵の伏見桃山城遺構の血天井。

  • 源光庵の迷いの窓。<br />

    源光庵の迷いの窓。

  • 源光庵の伏見桃山城遺構の血天井。足型が残っている。<br />

    源光庵の伏見桃山城遺構の血天井。足型が残っている。

  • 源光庵。<br />

    源光庵。

  • 源光庵の庭。<br />

    源光庵の庭。

  • 源光庵の庭。<br />

    源光庵の庭。

  • 源光庵の庭。<br />

    源光庵の庭。

  • 光悦寺の参道。

    光悦寺の参道。

  • 光悦寺の光悦垣。<br />

    光悦寺の光悦垣。

  • 光悦寺から見る光景。<br />

    光悦寺から見る光景。

  • 本阿弥光悦の墓。<br />

    本阿弥光悦の墓。

  • 本阿弥光悦の作品。

    本阿弥光悦の作品。

  • 本阿弥光悦の作品。

    本阿弥光悦の作品。

  • 嵐電の車両。<br />

    嵐電の車両。

  • 嵐電の車両。<br />

    嵐電の車両。

  • 嵐山の渡月橋。<br />

    嵐山の渡月橋。

  • 嵐山公園の桜。

    嵐山公園の桜。

  • 嵐山公園の桜。

    嵐山公園の桜。

  • 嵐山の光景。<br />

    嵐山の光景。

  • 嵐山の光景。<br />

    嵐山の光景。

  • 法輪寺の桜。

    法輪寺の桜。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • スーポンドイツさん 2008/06/30 20:55:06
    こんにちは
    さすらいおじさんさん

    鷹ヶ峰にいらしてたのですね。
    当方にご訪問いただき有難うございました。
    4月、まだ芽吹いていない木々の参道やお庭はこざっぱりした感じがします。
    ゆったりとした気持ちであの窓からそれぞれの季節を味わいたいものです。
    光悦堂に入られたのですか?やっぱり見落としていたようで残念(>_<)
    すーぽん

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2008/07/01 11:20:26
    RE: こんにちは
    スーポンドイツさん

    訪問、コメントをいただきありがとうございます。
    スーポンドイツさんはつい1週間ほど前、6月24日に鷹ヶ峰を散策されたのですね。

    源光庵の悟りの窓から見る庭の緑がきれいですね。あじさいが咲いて、やはり京都は四季の彩りが違いますね。

    鷹ヶ峰はバスの便が少なくて、京都には何度も行っているのに足が遠のいていました。

    スーポンドイツさんと同感で、次回は紅葉の時期に源光庵の悟りの窓から庭を拝見し、鷹ヶ峰を散策したいと思います。


  • しゅんはさん 2008/04/24 19:06:01
    ゆっくり訪れたいです
    さすらいおじさんさん
    お邪魔しました。

    光悦寺は、好きな京都の中でも特に好きなお寺です。特に光悦垣に心惹かれています。
    茶室を見ながらのお庭も好きです。
    誰に聞いたのか忘れましたが‥庭から見える山が花札の二十坊主と聞いていますが‥‥

    最近、京都には行ってないしゅんは。
    ゆっくり訪れたいです。

                               しゅんは (*^_^*)

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2008/04/25 14:09:15
    RE: ゆっくり訪れたいです
    しゅんはさん

    光悦寺をごらんいただきありがとうございます。
    しゅんはさんは光悦寺をよくご存知なのですね。庭から見える山が花札の二十坊主ということも知りませんでした。

    お恥ずかしい話ですが何十年も関西に住んでいながら鷹峰も光悦寺も訪問したのも初めてでした。

    長年行ってみたいとは思っていたのですが、外国旅行を優先していました。光悦寺は風情のあるいいお寺ですね。

    最近は関西を再発見したいとよく歩いていますがすばらしいところがたくさんありますね。

    しゅんはさんもどうぞいいたびをなさってください。



  • がまだす@熊本さん 2008/04/22 11:43:33
    千年の都・京都の旅に、すっかり浸っております。
    さすらいおじさんさん、ご無沙汰しております。
    京都の旅行記を、2冊ほど拝読させて頂きました。
    知恩院から続く鷹峰の源光庵の歴史と光悦寺、嵐電と嵐山公園の桜並木などなど、ストリーが立体的に構成されており、まるで私が修学旅行をしているような気分になりました。

    しっかりとした説明と、歴史遺産を迫力のある写真にて、しばらく感動の余韻に浸らせて頂きまして、ありがとうございました。
    昼食前まで少し時間あります、もう少しブログを散歩させてください。

    よろしく!

    さすらいおじさん

    さすらいおじさんさん からの返信 2008/04/23 12:44:31
    RE: 千年の都・京都の旅に、すっかり浸っております。
    がまだす@熊本さん

    京都の旅行記をごらんいただきあたたかいコメントをありがとうございます。
    京都は住まいから近くて好きな街なのですが、これまで海外の旅ばかりに目が行って、近所をじっくり見ていませんでした。昨年から心がけて関西を歩くようにしていますが、新しい発見があり、驚くこともしばしばです。京都は日本の歴史上、重要な舞台になってきましたので中学、高校の歴史の教科書で教わった史跡や史実に出会うと、自分の新しい知識をまとめておくために長々と記述してしまいます。

    小中学校の遠足や修学旅行で見たものを数十年経ってから見直すのもいいものだと思っています。
    がまだす@熊本さんもどうぞ良い旅をなさってください。

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