奈良大和路　世界遺産～興福寺～

2007/12/23 - 2007/12/24

法隆寺、東大寺を見て奈良の３つ目の世界遺産は興福寺。今回宿泊した宿のすぐそばだったこともあり、興福寺の前を２日間行ったり来たり。その割にはじっくり見ることもなく通り過ぎてしまいました。

エリア 奈良市(奈良)

• 交通手段: JRローカル 徒歩

興福寺は法相宗の大本山で、南都七大寺の一つに数えられる、藤原鎌足と不比等ゆかりの寺院で、藤原氏の氏寺であり、古代から中世にかけて強大な勢力を誇りました。

この五重塔は天平2年、光明皇后の発願で創建され、現存の塔は応永33年（1426年）頃の再建になります。
高さ５０．８ｍあり、木造の塔としては東寺五重塔に次ぎ、日本で２番目に高い建物です。

この南円堂は弘仁４年（８１３年）、藤原北家の藤原冬嗣が父・内麻呂追善のため創建したもので、現在の建物は寛政元年（１７８９年）に再建されたものです。

東金堂は神亀３年（７２６年）、聖武天皇が伯母にあたる元正太上天皇の病気平癒を祈願し、薬師三尊を安置する堂として創建しました。その後兵火により焼失したりして、現在の建物は応永２２年（１４１５年）に再建されたものです。

屋根の先端には鬼瓦が乗っています。

この三重塔は鎌倉時代の前期に再建された興福寺では、北円堂とともに最古の建物で、全高は19メートルありますが、五重塔の半分以下の高さしかありません。

若草山をバックに控えて、これぞ興福寺と言った感じですね。

この北円堂は、わが国に現存する八角円堂のなかでは最も美しい姿であると言われていて、現在の堂は承元４年(1210)頃、平面規模や柱高など創建当初の形を踏襲して再建されたものだそうです。

堂上の宝珠も美しいものですね。

ここ興福寺にも鹿がたくさんいました。

夜間のライトアップされた五重塔も必見ですね。

興福寺の五重塔は近くで見るのもいいですが、やっぱりこんな池越しに遠くから眺めたほうが奈良のイメージに合いますね。