2007/12 - 2007/12
6000位(同エリア6984件中)
shangri_laさん
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佳水園は、日本建築界の巨匠 村野藤吾氏による現代数寄屋造りの傑作(1959年)で、今もウェスティン都ホテルの和風別館として営業しています。
建築学上の貴重な作品ゆえに、大きな改装をされることなく、現代のホテルに残された数少ない「文化遺産」「秘境」と言えるでしょう。
本館のデラックス以上の料金ですが、わからない人には特に客室は古びた和風旅館としか感じられないかもしれない(何しろ築50年に近いので)。
私にとっては「スクラップ&ビルド」の文化の対極として、京都の中の京都的な小宇宙に思えます。また、ホテルの部屋という商品価値を改めて考えさせる、何とか守って頂きたい存在です。
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通常のエントランスからフロントでチェックインをします。
このホテルでは、ベルボーイでなくベルガールのことが多く、荷物を持ってもらうのは、ちょっと抵抗があります。 -
エレベータを7階で降りて廊下を少し歩き、1回外に出ます。
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敷地全体が傾斜地のため、更に少し上った所に、佳水園の入り口があります。写真左側が、ロビーのある棟になります。
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有名な庭と紅葉
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佳水園のロビー。ほとんど人の姿を見かけませんでした。
全部で22室あるのですが。 -
低い椅子、洋風にアレンジされた簾(すだれ)、背後の庭と建物。
この緊張感とバランス感覚はすごいです。 -
客室は、月、雪、花というグループに分かれています。
月の5号室、というような呼び方です。 -
この部屋のソファ・スペースは、冷蔵庫を置いたため、無理があるものになっています。
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コーナーを窓で囲むスタイルが新鮮。
「和モダン」の元祖みたいです。 -
茶室を思わせる小窓の障子を開けると、向こうに紅葉が見えるのです。あまりにも繊細な壊れそうな作りです。
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ターンダウンすると、こうなります。
行灯(あんどん)型の照明がいい。 -
バスルームの入り口です。確かに60年代風のイメージです。
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ウェスティンのブランドマネージャがOKするのか心配な、WESTINロゴと「乱れかご」の組み合わせ
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洗面台もコンパクトです。アメニティも普通という感じ。
ただ、目の前の窓は開き、外の自然を感じることができます。 -
古いながら清潔に保たれている日本式のお風呂。ここに十分お湯を張って入ると、森の中でHeavenlyな感覚になります。
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この椅子、とってもいいです。
どこかにレプリカでも無いのでしょうか? -
南館と東館、本館がつながっていますが、この複雑な構造が、京都という街の雰囲気に合っていて、近代的・合理的に建てられたホテルに無い「安らぎ」を感じさせてくれるのです。
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エレベータホールから、1960年築の本館を眺める図。
かつては、このホテル全体が村野藤吾氏の設計でした。
見てお分かりのように、このホテルは部屋の当たり外れが極端に大きいです。行く度に変わっているような気もするし。
以前は、写真正面の8階中庭側は、東山の眺めが良い「当たり」だったのですが、東館が11階まで建ってしまったので今はダメでしょう。
現時点では、以前は「グランドビュー」と呼んでいた「三条通り側のデラックスルーム」をリクエストするのが間違いありません。 -
ただ、こうして建物というものを大事にして、小刻みに増改築を繰り返して行く考え方が、実は今の世の中では大事なのではないか、と思えてきたのです。東京では、すぐに壊して全面的に建て替えるけれど。
この中庭を囲んで、1960年〜2000年位の3−4世代の建物が並んでいるのですが、これは環境に優しいということではないでしょうか? -
ご覧のように、近代建築に佳水園と同じ数寄屋(箕甲)の屋根を付けていますが、これだけ建築時期が異なると様式の統一という意味で成功しているとは言えないのでしょうね。
ただ、一人の建築家と設計事務所がずっと見続け、作り続ける建物というのはいいものだと、つくづく思いました。
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