マレー単独行３　クアンタン市街散歩

2007/04/29 - 2007/05/05

ゴールデンウィークを使ってのマレー半島旅。

ジョホールバルで次の目的地・クアンタン行きのバスを探しましたが、マイナーなルートなのか、なかなか見つからず…。

今日は野宿か…とも思いましたが、なんとか夕方発のバスを発見。

夜遅く、予約してあった宿に到着し、翌日は無事、クアンタンのこぢんまりとした街を散策することができました。


▲行程▼
成田〜シンガポール〜ジョホールバル〜クアンタン〜クアラルンプール〜マラッカ〜ジョホールバル〜シンガポール〜成田

エリア クアンタン(マレーシア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス

クアンタン行きのバスはジョホールバルを午後６時に出発。

しばらくはジャングルを切り開いたような道をさわやかに走っていましたが、やがて日も暮れ、景色は見えなくなってしまいました。

途中で立ち寄った、セガマの街のターミナルです。

夜の生ぬるい空気も、東南アジアらしくていい感じです。

日付も変わる頃、やっとクアンタンに到着。

辺りは真っ暗ですが、東南アジアだとなんとなく安心できる感じです。

バスを降りて歩き出すと、明らかに地元民ぽくない私に向かって、タクシーの客引きが何人か寄ってきました。最初の客引きは10リンギットを提示してきたので、即座に「高い」と答えると、引き揚げていってしまいました。アフリカだとそこから価格交渉なのですが、ここでは一発勝負のようです。

次に来た男は７リンギットだったので、ついていくことにしました。

10分もかからず、宿に到着。グランドコンチネンタルというホテルです。

翌朝。

改めてクアンタンの街を見てみると、でっかいビルもいくつかあるものの、遠くのほうは緑一色で、市域はそんなに広くないことがわかります。

ここのホテルの朝食はバイキングです。

見かけたお客さんは半分以上がマレー系で、あとは東アジア系。

相席になったチャイナ系っぽい女の人に、同郷と思われたのか中国語で話しかけられましたが、もちろんわからず。。。

ホテルをチェックアウトして、バスターミナルに向かいます。

この日はクアラルンプールに向かう予定ですが、どうも昨日ジョホールバルで見た感じからすると、クアラルンプールと主要都市を結ぶ便はたくさんありそうなので、気が楽です。

バスターミナル周辺は道も広く、こぎれいでした。

クアンタンのバスターミナルに着きました。１階がプラットフォームで、２階に各バス会社のカウンターがあります。

ジョホールバルと比べると明らかにバス会社の数が少ないですが、クアラルンプール行きの便はどの会社も豊富に出していました。

およそ２時間後に出るバスの座席を確保できたので、出発まで街を散策することにします。

街の南側を流れるクアンタン川のほうへ歩いていくと、だんだん旧市街っぽい感じになってきます。

ペトロナスのスタンド。

アフマド一世モスク。

遠くから見るときれいです。

近くに寄ってみると、少し壁の傷みが目立ちます。

色使いがいい感じ。

クアンタン川までやってきました。

川沿いの遊歩道にはベンチが等間隔で並べられており、地元のカップルが座っていました。

マレー料理の屋台というか食堂もいくつかあって、昼食をとる地元の人々でにぎわっていました。

近郊の街とを結ぶバスターミナルも、クアンタン川沿いにあります。

歩道橋の上から。

なかなか平和そうな街です。

天気は曇りでしたがけっこうな蒸し暑さで、30分も歩くとバックパックを背負った背中は汗だくでした。

顔も湿気でベタベタです。

バスターミナル近くでは、露店が店開きの準備をしていました。これから夜にかけて営業するのでしょうが、残念ながらバスの発車時刻が迫ってきたのでターミナルへ。

クアンタンの街にはこれといった目玉はありませんが、地方都市らしいローカルさがあって、観光客もほぼ皆無で、いい雰囲気でした。


午後１時半、ターミナルから快適なバスに乗り込み、首都クアラルンプールを目指します。（つづく）