マレー単独行５　マラッカでマラッカ海峡を見る

2007/05/02 - 2007/05/05

マラッカに立ち寄ったのは、この街からマラッカ海峡を見てみたかったからです。

マラッカはクアラルンプールに比べて、はるかにのんびりした街でした。いい感じの地方都市という印象です。

中心部こそ観光客がたくさんいて賑やかでしたが、海沿いはやや寂れていて、何の変哲もない、ただ存在している海峡を見ることができました。





▲行程▼
成田〜シンガポール〜ジョホールバル〜クアンタン〜クアラルンプール〜マラッカ〜ジョホールバル〜シンガポール〜成田

エリア マラッカ(マレーシア)

クアラルンプールからバスで２時間ほどで、マラッカのバスターミナルに着きます。

クアラルンプールのターミナルは街の真ん中にありますが、マラッカの場合は少し郊外にあって、思いっきり土地を使ったでっかいターミナルになってます。

ターミナル内には飲食店もたくさんあって、居心地のよい建物でした。

そんなわけで、ターミナルから市街までは別のバスに乗り換えます。

行き先の表示がすべてローカルな地名なので、よく確認しないとえらいところに連れてかれそうです。


都市間を結ぶバスがキレイで快適なのに比べ、この近距離バスはそうとう使い古されてました。冷房もありません。

チャイナタウンやオランダ広場を抜けると、近代的なショッピングセンターが両脇に並ぶ通りに出ます。

ここでバスを降りて、食事のとれる場所を探すことにしました。

しばらく歩き回ると、マレー料理や中華料理の店がたくさん集まったコーナーがありました。

中はしっかりハラールなエリアとノンハラールなエリアに分かれていて、どちらもちょうどいい混雑具合でした。

ビーフンとサテーを食べましたが、店員もしっかりしていて、清掃もこまめで、おすすめです。

食事をしていると、すっかり真っ暗になってしまいました。

ショッピングセンターのそばには、世界各国の国旗が並ぶ、よく整備された広場がありました。

このあたりは夜も平穏で、安全な感じです。

しばらく涼んでから、この日の寝床である安宿に向かいました。

翌朝。宿の近くです。

宿は一泊１８リンギットの安宿でしたが、蚊に刺されて夜中に何度も目が覚め、やっと寝つけたと思ったらスコールの激しい音で目が覚め、少し寝不足気味です。

この日は満を持してマラッカ海峡を見に行きます。

宿から歩いて１キロほどでこの海沿いの橋まで来れますが、日射を遮るものが何もなく、そうとう暑いです。

橋の上は、マラッカ海峡を眺めるのにうってつけの場所でした。

遠くのほうで、ゆっくり船が動いてるのが見えました。

対岸のインドネシア領の島までは５０キロほどですが、さすがにそれは見えませんでした。

海と反対側の方向を眺めてみると、なんか大規模な工事をやってました。

このへんはバスも通っていないので、左奥に見える中心街までえんえんと歩くことになりました。

ポテトチップスの看板。

中心部に戻り、昼ごはんを食べることにします。

ショッピングセンターに入りましたが、平日の午前中だからか、ほとんど人がいなくてガラーンとしてました。

その中の、ぜんぜん客のいないタイ料理レストランに入り、マッシュルームライスを食べていると、ネパールから出稼ぎに来たという店員が話しかけてきたので、食べながらずっと喋ってました。

以前行ったドーハでも出稼ぎのホテルマンに会いましたが、なかなか出稼ぎも大変なようです。

観光地らしいところにも寄ってみます。

右奥に見えるように、芝生の手入れをしていた人たちはみんな長袖長ズボンでした。半袖でもうだるような暑さの中。

セントポール教会の小高い丘の上から。

この日は、マラッカからジョホールバルに向かう１３時発のバスを予約してあります。

どうせ既に汗だくなので、３キロ先のバスターミナルまで歩いて行くことにしました。

遠くにバスターミナルの看板が。。。

けっきょくバスの発車ぎりぎりにバスターミナル到着。

涼しくて快適なバスのありがたみを感じながら、ジョホールバルに向かいました。（つづく）