2007/11/14 - 2007/11/14
377位(同エリア590件中)
さすらいおじさんさん
- さすらいおじさんさんTOP
- 旅行記2001冊
- クチコミ3789件
- Q&A回答1件
- 5,866,191アクセス
- フォロワー170人
金沢八景(かなざわはっけい)は、横浜市金沢区の景勝地で行ってみたいと思いながら長年訪問できていない場所だった。小泉夜雨(こずみのやう)、称名晩鐘(しょうみょうのばんしょう)、乙舳帰帆(おっとものきはん)、洲崎晴嵐(すさきのせいらん)、瀬戸秋月(せとのしゅうげつ)、平潟落雁(ひらかたのらくがん) 、野島夕照(のじまのせきしょう)、内川暮雪(うちかわのぼせつ)の八ヶ所が金沢八景と言われている。
近年都市開発で埋め立てが進むまでは入り江が続く美しい景勝地で、1677年に来日した明・杭州の名刹永福寺の住職、心越禅師の命名とのこと。禅師は1694年、山上の能見堂から見た景色から故郷の瀟湘八景(しょうしょうはっけい、中国湖南省洞庭湖周辺の景勝地)を連想し、七言絶句の漢詩で金沢八景と称えたとのことだ。一般には1833年の『東海道五十三次絵』など風景画で知られる歌川広重(安藤広重1797−1858年)が描いた金沢八景の浮世絵で有名になった。埋め立てが進んだとは言え、金沢八景駅近くの入り江の琵琶島周辺には浮世絵に描かれたような景観が残っており、シーサイドラインから見る海の光景も美しいものだった。
称名晩鐘(しょうみょうのばんしょう)で知られる称名寺は北条実時(1224−1276年)が開基した金沢北条氏一族の菩提寺。北条氏が権勢を振るった鎌倉時代に隆盛した寺で阿字ケ池を囲む浄土庭園が美しい。
北条実時が1275年頃設立した金沢文庫(かねさわぶんこ)は、称名寺に隣接している。実時が収集した政治、歴史、文学、仏教などに関わる書籍が収められていたが現在は県立博物館になっており、鎌倉文化を代表する国宝、重要文化財を展示している。
(写真は称名寺の庭園)
PR
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
さすらいおじさんさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
22