日本の旅　東京を歩く　文学者ゆかりの地を訪ねる

2007/11/14 - 2007/11/17

東京には文学者のゆかりの場所や作品の題材になった場所は無数にある。今回は夏目漱石旧居跡、夏目漱石の「三四郎」の舞台となった東京大学の三四郎池、鴎外記念室、藤澤周平の「約束」の舞台となった深川の萬年橋、両国の舟橋聖一生誕記念碑、両国小学校にある芥川龍之介の文学碑、三ノ輪の一葉記念館、八百屋お七の悲恋の舞台であり、井原西鶴が「好色五人女」に取り上げたお七の墓がある白山、円乗寺などを訪ねた。八百屋お七の墓。一番心に残ったのは八百屋お七 (やおやおしち１６６８−１６８３年) の墓だ。お七は、円乗寺の寺小姓・生田庄之助と恋仲となり恋人に遭いたさの一念で放火事件を起した罪で、鈴ヶ森刑場で火あぶりの刑に処された。
この実際の事件を１６８６年に井原西鶴（１６４２−１６９３年）が「好色五人女」に取り上げて以来、浄瑠璃・歌舞伎の題材となって現在も上演されている。処刑当時満１４歳の少女だったと言われるお七の悲恋と悲惨な最期は今もたくさんの人たちの涙を誘っている。
　（写真は夏目漱石の「三四郎」の舞台、東京大学の三四郎池）

エリア 東京

夏目漱石（１８６７−１９１６年）旧居跡の碑。

夏目漱石旧居跡の塀にはこの地で執筆された「吾輩は猫である」の猫を思わせる像が置かれている。

夏目漱石旧居跡の碑の題字は川端康成筆。

夏目漱石の「三四郎」の舞台、東京大学の三四郎池。

鴎外記念室の森鴎外像。

森鴎外（１８６２−１９２２年）が３０年間住んでいた自宅の模型。

「舞姫」の鴎外自筆草稿原稿。

鴎外記念室の展示品。

藤沢周平（１９２７−１９９７年）の「約束」の舞台となった深川の萬年橋。

深川の萬年橋から見る「ケルンの眺め」。ライトアップされた前方の清洲橋はドイツ・ケルンのライン川のつり橋をモデルにしたもので、この場所から見る光景が最も美しいと言われる。

「花の生涯」「雪夫人絵図」などの作品で知られる、両国の舟橋聖一（１９０４−１９７６年）生誕記念碑。

両国小学校にある芥川龍之介（１８９２−１９２７年）の文学碑。

芥川龍之介が通った両国小学校（旧江東尋常小学校）。

芥川龍之介生育の地碑。

一葉記念館前の「一葉女史たけくらべ記念碑」。

一葉記念館の碑。

樋口一葉（１８７２−１８９６年）の作品「たけくらべ」ゆかりの三ノ輪の千束稲荷神社。

都電荒川線・三ノ輪橋駅の東京で唯一残っているの路面電車。

八百屋お七の墓。八百屋お七 (やおやおしち１６６８−１６８３年) は、円乗寺の寺小姓・生田庄之助と恋仲となり恋人に遭いたさの一念で放火事件を起した罪で、鈴ヶ森刑場で火あぶりの刑に処された。
この事件を１６８６年に井原西鶴（１６４２−１６９３年）が「好色五人女」に取り上げて以来、浄瑠璃・歌舞伎の題材となって現在も上演されており、処刑当時満１４歳だったと言われるお七の悲恋は今も涙を誘っている。

八百屋お七の悲恋の舞台であり、お七の墓がある白山、円乗寺の碑。

この旅行記へのコメント （5）

• baliutopiaさん 2008/05/09 21:59:52

  感心！

  さすらいおじさんさんへ、いいですね！旅行って、お金の掛け方でなくて、旅人がその旅で得られるものが、如何にあり、精神的に充実できるものであるか！ってことなんでしょうね！さすらいおじさんさんの旅には、明確な旅のテーマがありますね！だから、得られるものも、多いと思います。

  さすらいおじさんさん からの返信 2008/05/10 16:09:06

  RE: 感心！

  baliutopiaさん
  
  東京には夏目漱石、森鴎外、藤澤周平、芥川龍之介、井原西鶴など好きな作家ゆかりの場所がたくさんあるので楽しいです。
  
  好きな作家がどんな生き方をしていたのか、追いかけてみるのも私の趣味のうちなので個人的な楽しみ方だと思います。
  
  東京では地下鉄１日フリーパスなどを活用しましたので確かにあまりお金をかけずに楽しめたので良かったです。
  
  
  

  baliutopiaさん からの返信 2008/05/10 22:30:36

  RE: RE: 感心！

  さすらいおじさんさんへ、なるほど、私も、好きな作家の井上清さんが過ごした、伊豆　湯ケ島、沼津、金沢を訪ねたことがあります。普通の旅と違って、何か、別の味わいがありますし、忘れませんねえ！作家に限らず、ミュージシャンゆかりの地を訪ねるのも、いいかも。ビートルズのイギリス、リバプールとか・・・。今後の旅行プランを練る上で、参考にさせていただきます！

  さすらいおじさんさん からの返信 2008/05/11 19:28:22

  RE: RE: RE: 感心！

  
  baliutopiaさん
  
  私も井上靖が子供時代を過ごし、「しろばんば」に描かれた世界に興味を持って1993年に伊豆を歩きました。
  
  伊豆も川端康成の「伊豆の踊り子」、島木健作の「赤蛙」などの舞台になって魅力がありますね。
  1993年の伊豆；http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10125825/
  
  ＞作家に限らず、ミュージシャンゆかりの地を訪ねるのも、いいかも。ビートルズのイギリス、リバプールとか
  
  私も同じ思いをもっており、2006年にリバプールを訪ねました。とても良かったです。よろしければ、参考になさってください。
  
  2006年のリバプール；http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10109106/
  
  
  
  

  baliutopiaさん からの返信 2008/05/11 20:52:34

  RE: RE: RE: RE: 感心！

  さすらいおじさんさんへ、井上清でなく、井上靖でしたね、恥ずかしいです。さすらいおじさんさんのリバプールへ行かれた旅行記みさせていただきました。リバプールって、きれいな町なんですね！親切な人が多いというのも、好感持てますね！私も行きたくなりました。（当分、先だろうな・・・）baliutopia、より