チェンマイの旅　小象に幸あれ。

2007/10/29 - 2007/11/06

象の今ある環境を知ることの出来るツアーとして
今回もエコーツアーを選んで良かった。


　　象に関する博物館の見学と象の糞から出来る手漉き紙の
　　行程の体験。

　　小象のしぐさに癒されるひと時でした。

エリア チェンマイ(タイ)

博物館の資料より
象の体内構造図鑑。

青い制服を着た一団の
理由がわかりました。6泊7日、10泊11日とか。
泊り込み合宿「象とのふれあいの旅｣とか
言うのではないでしょうか。

そろいの制服で水に入ります。
裸の象の背に器用に登ります。
合宿も終盤戦でしょう。

並んで、並んで。
奥までいきましょう。

サア体を洗いましょう。

もぐって、もぐって
綺麗にしましょう。

　鞍もないのに大丈夫かしら。

　

サア横になって
　　痒いところはありませか。

行進です。

きちんと並んで、サアいきますよ。

「おててつないで」でなくて

　順番です。並んで歩きます。

牙と長い鼻を器用に使って
丸太運びのショウです。
実に上手です。

「さあ、さあ横になってごらん」
　上手に出来ました。

象は頭の良い動物のよう。

「さあ丸太を拾ってー」
　象使い先のとがった鎌のような物を持ち
　象の芸を管理です。

二頭の息のあったところで丸太転がし
上手です。黙々と芸をこなします。

ご褒美にバナナをどうぞ。

　我々、観客の手元をしっかり見ています。
　バナナの先になーがい象の鼻が伸びてきます。

　「ちょうだい。ちょうだい。は・や・くー」と

こんな芸も出来ます。

筆にたっぷり絵の具をつけてもらい
鼻先で持ちキャンバスに描きます。

訓練、訓練。従順に絵を描きます。

とても上手です。
お花の絵の仕上がり。スゴーイ。

　あっぱれです。

　象の書かれた絵が売り物になっていました。

これ何だかわかりますか。
　象の落し物です。

拾って纏めて
　水洗いした後の繊維状の糞です。

　臭いもしないマッシュポテトのような感触。
　　草食動物の糞は臭いがしない。
　

マッシュポテトを丸めるように

そしてこの網の上に平らに載せます。

彼女も仕上がり合格でした。

こんなに平らに漉きました。
　これで乾くと紙になります。

私も躊躇していたのですが、私の番に
なりました。
黄色の物体を丸めて丸めて平らにならして
漉き紙に合格の丸が付きました。
これは黄色の紙になりました。

　これが象の落し物とは思えぬほど
　優しい感触の物体でした。
　何でも挑戦デーす。
　

こんなに可愛い枝折ができていました。
お土産に求めました。

象の支援、保護の費用になればと。

さらに洗浄された物体、水は土に返して
腐葉土に肥料にと還元です。

　象の糞は役にたっのですね。
　草食動物の糞、ネパールのヤクの糞の燃料を
　思い出しました。壁にペタペタ貼って乾かして
　冬場の燃料にヤクにたちます。

　赤い実のなる木です。
　可愛い花が付いておりました。
　南国の不思議な花です。
　

この実を割ると中には種が
染料のように赤い汁が出ました。
美味しそうだけれど食べられない。

自然の中の親子の
姿はいいものです。
　可愛い小象が母親の周りで遊びます。

小象は興味津々
　飼育係のところに寄って来ました。
　乳飲み子のよう、可愛いです。

小象は冒険をします。
母象から離れて遊びます。
しぐさが可愛い。

母親象が我々を
威嚇します。小象を連れて行かれると
思ったのでしょう。
親子愛を感じます。

はじめて母親象のおっぱいを見ました。

これは初めて乳離れした
小象の訓練場所だそうです。

ここは亡くなった象の墓地。
遠くに小山があります。

親子象のように見えますが、
親子ではないそうです。
柵の中で小象は自由に遊びます。

子育てを拒否された
小象は飼育員の手で育てられます。

「ミルクの時間だよ」
　お遊びしながらミルクを飲みます。

「ゴクゴクゴク」といっぱい飲んで
　大きくなーあーれ。

　　

象の背に乗るのは2回目ですが、
40分も乗るのは初めてです。

見た目より高い位置に座っていることを
感じます。
さあ、川渡りです。

ジャングルの中も
ユッサユッサと象に乗りました。

大きな背に乗りジャングル体験です。

チェンマイの旅、思い出になりました。

象を保護する事を目的とした象保護センター
での体験は象の糞からの紙への再生、腐葉土
へと象の今ある環境について知ることの出来
たエコツアーでした。
芸達者な象に心が和み、象の背に揺られて
ジャングル体験、象の心のケアー象の病院も

訪問しました。今の現状を見る思いです。

ミルクの哺乳瓶を加える小象のしぐさが
可愛くもあり母親象のぬくもりを知らない
小象が不憫にも思いました。
この小象に幸多きことを願いました。