２００７年１０月中欧・世界遺産の旅?ウイーンのスイーツ情報

2007/10/14 - 2007/10/21

プラハ・ウイーン・ブダペスト８日間というツアーに娘と参加。
旅のメインテーマは「世界遺産の街を巡る」ですが、女性の好きなスイーツチェックも欠かせません。

ハプスブルグ家出身のマリー・アントワネットの有名な発言「「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない？」の背景となったウイーンのお菓子文化の現在は？

エリア ウィーン(オーストリア)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス
• 航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

私も娘もケーキやお菓子は大好きなので東京でも、テレビ番組や雑誌の新しいスイーツ情報チェックは欠かせません。よくデザートは別腹といいますが、メタボが心配な私たちはご飯を減らしてデザートを食べる方です。

オーストリアのウイーンは、「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない？」と発言して民衆の怒りを誘ったかのマリー・アントワネットが生まれ育った土地です。
カフェ文化がありお菓子の都ともいえるウイーンにどんなお菓子があるのか出かける前からとても楽しみでした。

←伝統的なお菓子の中でも、チョコレートケーキの「ザッハー・トルテ」は日本でも一般名称になっているくらい有名です。「ザッハー・トルテ」を考案したお店は、ホテル・ザッハーの中に今もあり、アプリコットジャム入りの甘くて堅いチョコレートケーキは日持ちするためウイーンみやげとして人気が高いそうです。
しかし、伝統的なレシピで作られるそのお菓子の成分の75%は砂糖ときいてはいくらなんでも甘すぎて・・・

このザッハー家の息子がデーメル家という同業者の娘と結婚したため、デーメルでも同じようなお菓子が作られ裁判沙汰になったそうですが、デーメルは日本にも高級チョコレートショップとして出店しています。

私たちは、ザッハーでなく、そのデーメルのマイスターが独立して開店したチョコレートショップ「ショコラーデ・ケーニッヒ」へ向かいました。

←ガイドさんおすすめのそのお店の一押しは、店頭で食べる串にさした生フルーツのチョコレートフォンデュ。
フォンデュのチョコレートの温度管理が絶妙でまさに絶品のチョコレートでした。（他のフルーツもおいしいけれど、生プラムとの相性は抜群！）

おみやげ用に買ったプレーンなガナッシュの生チョコレートも、ほどよい甘さなのに１０月の涼しさに助けられて日本まで風味が変わらず持ち帰ることができました。

さて、観光や買い物を終えて遅い午後のティータイムをどこで過ごすか？

ハプスブルグ家御用達の伝統あるカフェのケーキも捨てがたかったのですが、私たちは最新トレンドの甘さ控えめという高級菓子店「オーバーラー」へ。

←「オーバーラー」は、地元民のテイクアウト利用が多く午後には種類が少なくなるという噂通り、お目当てのモンブランは見あたらずちょっとがっかり。
もともと糖尿病食として作り始めたケーキが賞をとったことで有名になったそうですが、正直なところ甘さ控えめのケーキなら日本の方がレベルは上かも？

←でも、「オーバーラー」でおみやげ用に買った「カラメルクッキー」は、アーモンドがサクッとした口当たりで大変美味でした。

また、「ショコラーデ・ケーニッヒ」のかわいらしパンダチョコもおみやげに喜ばれそう。

←そして、オーストリアのおみやげとしてもうひとつ買ったお菓子は、皇妃エリザベートにちなんだ「シシィの口づけ」。オーストリア第二の都市、グラーツの老舗が作るそのお菓子は、ヘーゼルナッツが練り込まれたクッキーにアプリコットジャムをはさんだものです。
精神に異常をきたし、自らのスタイル維持に執着して日々ダイエットに励んだと言われるエリザベートが好んだお菓子は結構甘い味でした。

←シシィの口づけは一口サイズのソフトタイプのクッキー

シシィはエリザベートの愛称ですが、彼女は身長１７０センチ以上でありながらウエストガ５０センチだったらしい。

←シシィが好んで食べたという「スミレの花の砂糖漬け」（「Gerstner」の製品）。
シシィの肖像をパッケージにしたおみやげが目についた。

←老舗の菓子店「Gerstner」の店頭。