2007/11/03 - 2007/11/03
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ぬいぬいさん
明治維新後の日本にあって、未開の地だった北海道に教育の明かりをともすべく、1876年(明治9年)7月政府はアメリカから一人の指導者を招きました。ウィリアム・スミス・クラーク博士、後に北海道開拓の父とも呼ばれた彼は、燃えるような情熱を札幌農学校に注ぎ、日本の国際教育の土台を築きました。わずか8ヶ月間の在籍だったようですが彼が北海道を離れる際に第1期生に残した Boys Be Ambitious’(青年よ、大志を抱け)はあまりにも有名な言葉ですね。
札幌農学校は、その30年後に東北帝国大学の農科大学とされ、更に11年後の1918年に全国で5番目の帝国大学として北海道帝国大学の誕生となりました。
そんな北海道開拓の歴史とともに歩んできた北海道大学。
そんな由緒あるキャンパスを歩いてみたいという、長年の念願が実現できました。
時間の余裕があり、一人旅なら1日過ごしてみたい場所ではありましたが、今回は女房が一緒のため、そうもいかず1時間30程の散策でした。
- 交通手段
- JALグループ JRローカル 徒歩
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北海道大学は札幌駅から歩いても7,8分のところにあります。敷地面積177万?と言う、とてつもない広大な敷地で、なんと南北に1.5キロあり、その間に地下鉄の駅が2つもあり、学部によっては利用駅が違うと言う、想像を絶する広さがあります。
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今回の札幌に来た目的のひとつである、北大キャンパス散策のスタートは、この白亜の美しい建物古河記念講堂。
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クラーク博士の胸像のすぐそばに建つこの建物は、古河財閥からの寄付により、明治42年に建てられたものです。
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下見板張りの外観は北海道では最初に取り入れられた、フランスルネッサンス様式の美しい建物です。
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東北帝大農科大学の頃林学教室として使われていました。
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中も見たかったのですが、内部は非公開とのことで、外観だけで我慢です。
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古河記念講堂の向かいに建っていた。クラーク博士の胸像。
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北大交流プラザエルムの森
なんかおしゃれな名前の建物ですが、この建物キャンパス内に現存する建物では、最古のもので1901年(明治34年)に建てられたものです。もともと旧札幌農学校昆虫及養蚕学教室として使われていました。 -
今は休憩所と北大オリジナルグッズの売店が入っています。ここで、北大オリジナルのロゴ入りTシャツを買いました。しっかりしたTシャツでたったの1050円で買えちゃいます。
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この建物は、農学部本館。前身の札幌農学校農学教室を取り壊し、その跡地に1935年(昭和10年)に建てられました。 1936年(昭和11年)10月の陸軍大演習の際に大本営となりました。
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旧帝国大学の建物には、この時計台のある校舎が必ずありますね。東大や京大にも同じような建物がありました。
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床屋さんの回転燈のようなねじりん棒の柱の付いた入り口が奥のほうにありました。
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こちらは1902年(明治35年)に建てられた旧札幌農学校図書館読書室。
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札幌時計台の場所から農学校が今のキャンパスに移転したときに建てられたもので、現在内部は非公開となっています。
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1965年(昭和40年)までは中央図書館として利用され、 その後1986年(昭和61年)まで農学部図書室として使われていました。
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札幌農学校の初代教頭のクラーク博士は、キリスト教による開拓精神を説き、学生に大きな影響を与え、北大の礎を築いた功労者です。
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北大交流プラザの裏側にあった、石造建物。外観は倉庫のようですがこれもかなり古い建物のようです。
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こちらは北大キャンパス内に現存する最古の鉄筋コンクリート造の建物。1929年(昭和4年)に旧北海道帝国大学理学部本館として建築されました。
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現在は総合博物館として、札幌農学校の開校1876年(明治9年)以来、現在まで120年余にわたる研究の成果として、400万点を超す貴重な学術標本を所蔵し展示しています。
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さっそく内部に入ってみましょう。なかなか重厚感のある内装が施されています。
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入り口の木がきれいに染まっていて、バックの建物のスクラッチタイルに良く映えます。
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階段や柱も石でできていてかなりの重厚感あるつくりです。
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階段の途中より見た入り口部分
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階段室から上部を覗くと博物館では良く見かけるゴシック調の天井が見えました。
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正面の塔屋部分にある吹き抜け屋根はドーム型になっていないのでそれほど高さが確保できておりませんが、結構いい感じにまとまっいてます。
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この辺りのきれいさから見ると、博物館にする際に手を加えたようにも見えます。もとからあった形なのでしょうか良くわかりません。
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博物館としては、かなり本格的なもので入館料をとってもよいほど展示品は充実していました。この大型恐竜化石「ニッポンノサウルス」貴重な標本で一見の価値あり。
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左側には大型哺乳類化石「デスモスティルス」の化石標本。日本にも恐竜がいたんですね。
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本当はじっくり見たかったのですが、ここで時間をかけてしまうと、他に行けなくなってしまうため我慢です。
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廊下にも展示品が並んでいます。
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これも恐竜っぽいようですが説明を見損ねてしまいました。
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総合博物館の南側の外壁に絡まった蔦。見事な色に染まっていました。
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蔦の絡まる建物、アカデミックな感じがしますよね。
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この胸像はポプラ並木の横にあった、ちょっと前まで使っていた5000円札でおなじみの新渡戸稲造さん
ここ、札幌農学校の2期生だったんですね。 -
北大のおなじみの光景ポプラ並木。
イメージしていた姿と違ってちょっとまばらなのは、3年前の台風で15本も倒壊してしまったからです。 -
最後にもうひとつおなじみのイチョウ並木。
今が見頃の黄葉で、鮮やかに黄色く染まっていました。
まだまだキャンパス内散策したかったのですが次の目的地へと向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- かにちゃんさん 2007/11/25 21:07:43
- はじめまして。
- ぬいぬいさん
こんばんは。ご訪問いただいたようでありがとうございました。
私もおじゃましています。
北大の旅行記、拝見しました。
私が行った時の新緑とは全然違っていて、紅葉がとってもきれいですね!
あの広大なキャンパスが、目に沁みるようなグリンでなく、
もえるような赤い色で彩られていること、想像するだけですてきです。
それに、建物への丁寧なコメントも、なるほど〜、と勉強になりました。
もちろん、1票です!
- ぬいぬいさん からの返信 2007/11/25 22:19:16
- 秋の北海道大学きれいでした
- かにちゃんさん こんばんは
書き込みありがとうございます。
札幌はもう雪が降っているようですが、11月のはじめはあたたかで気持ちよく散策できました。
キャンパス内の紅葉は真っ盛りで、モミジの赤とイチョウの黄色のコントラストが素晴らしくきれいで、思わず見とれてしまいました。
久しぶりの北海道堪能できました。
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