2007/09/02 - 2007/09/10
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2007年9月に北米の3つの絶景、ナイアガラの滝、カナディアンロッキー、グランドキャニオンを巡った9日間の旅行記の第3弾、バンフ市街編です。
9/4(火)のAM4:30にナイアガラフォールズのホテルをチェックアウトした私達は、8:45トロント発のNW605便で一旦アメリカはミネソタ州のミネアポリスへ。ミネアポリスからは11:15発のNW1543便に乗り継ぎ、カナダのカルガリー空港に到着したのはほぼ定刻通りの13時過ぎ。そこからは現地係員の運転するミニバンで約2時間で、これから3泊するバンフに到着。
翌日の9/5はレイク・ルイーズやコロンビア氷河を巡るカナディアンロッキー周遊観光、更に9/6は終日自由行動という事で、9/7にバンフを出発するのはほぼ正午頃。という事で、カナディアンロッキーでは思う存分絶景を楽しんできました。
ここでは、3泊4日のカナディアンロッキー滞在中、特にバンフ市街で行動した時の写真を中心に集めてみました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
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9/4(火)の13:40頃、カルガリー空港にて。私達のカナディアンロッキーへの旅はここから始まる。
カルガリーからカナディアンロッキーまでは車で約2時間。その間は、現地係員の運転するミニバンでの移動となる。 -
空港を出て間もなくの車窓からの景色。
一面の牧草地のように見えるが、これはカルガリー空港のすぐそばを撮影したもので、フルサイズの写真を見ると、牧草地の向こうにはちゃんとジャンボ機や管制塔も写っているのがわかる(筈)。
また、写真では平地のように見えるが、カルガリーの街は標高約1000mの所に位置する。そして、これから向かうバンフは標高約1400mで、カルガリーから西へ約130km車で移動した所に位置する。 -
ちなみに、カルガリーやバンフはアルバータ州に属する。アルバータ州は石油が産出される事から、カナダの中でも財政上豊かな州で、オンタリオ州では8%もあった州税がここアルバータ州では課税されず、国税分の6%しか消費税がかからない。そうした暮らしやすさがあってか、近年はカルガリーの人口が急増しているのだそう。
そうこう言ってるうちに、カナディアンロッキーの山々が近づいてきた。 -
いよいよカナディアンロッキーの中へと入ってきた。
カナディアン・ロッキーには、バンフ、ジャスパー、ヨーホー、クートニーの4つの国立公園と8つの州立公園があり、1984年に世界自然遺産に登録されている。世界遺産の登録エリアの中にバンフの街がすっぽり入ってしまうからか、それとも国立公園の中にバンフの街が入ってしまうからか、理由は忘れてしまったが、バンフに住居を持つ場合には、国から土地を借りて住むという形式を取っており、バンフに個人として土地を所有する事はできないのだそう。
写真の山は、確かバンフ国立公園の入り口に位置する所にそびえるスリー・シスターズと呼ばれる山だったと思う。オーストラリアのブルーマウンテンにある山の名前と同じですね。 -
空港から約2時間、私達はバンフの街に入った。
写真の建物は私達がこれから3泊するホテル、インズ・オブ・バンフ。バンフの町の中心部からはやや離れており、一番賑わうバンフ大通りの繁華街からは徒歩15〜20分程かかる。
ホテルのすぐそばにはバンフの街を南北に走り抜けるバンフ・トランジットのシャトルバス1番線の発着場がある。シャトルバスは30分毎に来るため、タイミングによってはシャトルバスに乗るよりも歩いた方が早く街に着く場合もある。 -
で、こっちの写真もインズ・オブ・バンフで、「スイス・ビレッジ」と呼ばれる客室棟。私達の部屋はこのスイス・ビレッジの方にあったが、バルコニーからはカスケード山が望めた。
ちなみに、このホテルには日本人スタッフがいるので大変心強かったが、後で聞いた話では、バンフの全人口約8000人に対し、約1割の800人程度は日本人なのだとか。また、海外からの観光客もイギリス、アメリカに次いで3番目に日本人が多いのだそう。 -
チェック・インを済ませた後、早速外を散歩してみる事に。
写真は街の北側にそびえるカスケード山。 -
一番の繁華街、バンフ大通りへとやってきた。
ところが運の悪い事に、私達がバンフを訪れた時はちょうど大々的な水道工事を行っており、メインの通りは工事の真っ最中で車の通行は一切できない状態だった。
そんなわけで、絵的にあまり綺麗な街並の写真を撮る事ができなかったので、今回街並の写真は殆ど載せられません。。。 -
バンフ大通りを抜けてバンフのランドマークとも言えるホテル、フェアモント・バンフ・スプリングスへと向かう。フェアモント・バンフ・スプリングスへと向かうバンフ・トランジット(シャトルバス)の1番線が30分おきで走っているのだが、歩くのが大好きな私達は、ここでもゆっくり歩いてみますよ。
バンフ大通り沿いに南へ中心街を抜けると、すぐにボウ川に辿り着く。写真はそのボウ川に架かる橋から、ランドル山を撮影したもの。形が凄く印象的な山ですね。 -
1つ前の写真とほぼ同じ位置から南側を撮影したもの。
道の突き当たりに見える建物はカスケード・ガーデンと呼ばれる庭園。目指すフェアモント・バンフ・スプリングスはこの道の突き当たりを左折し、その先の三叉路を左側のSpray通りの方へ入り、道なりに進むとある。 -
更にほぼ同じ位置から、今度は北側を撮影したもの。バンフの街の向こうにはカスケード山が見える。ランドル山でもそうだが、カスケード山の山肌にもくっきりと地層が見える。これらの山々は、褶曲運動という堆積岩の地層が横から押されて波状に押し曲げられる地殻変動により形成された、と考えられているらしい。
火山、という訳ではないらしいが、火山の多い日本のようにバンフにも温泉があるのだとか。今回の旅ではそこへは行ってないけど。 -
ボウ川を望む。
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ボウ川に架かる橋から歩いて約15分。ランドル山をバックにフェアモント・バンフ・スプリングスが見えてきた。
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フェアモント・バンフ・スプリングスまでやってきた。こうして改めて見ると、まるでおとぎの国の古城のようですなぁ。カナディアン・パシフィック鉄道会社により建てられ、1888年のオープン当初は世界一大きなホテルだったんですって。
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ホテル内部に入ってみる。写真は正面入り口を入った所、フロントの正面近くから撮影したもの。
フェアモント・バンフ・スプリングスはバンフのランドマークでもあるため、宿泊者でない人も結構、観光目的にここを訪れている。まあ、その割にはあまり人が写っていない時に写真を撮ってしまっているけど。。。
フロント近くの階段を上がった所には、簡単な資料が展示されている。
・・・何となく写真をパシャパシャ撮りづらい雰囲気が漂っている。 -
ホテルの正面入り口から裏側へと通り抜けると、庭やその向こうにボウ川が望める。この写真では全くわからないけど、ゴルフコースなんかもある。
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バンフの歴史は、1883年にこの地で大陸横断鉄道の建設に携わっていた労働者が、偶然にサルファー山で温泉を発見した事から始まる。
カナダ政府の迅速な対応により、1885年にはこの温泉を中心とする26平方キロメートルの範囲が自然保護区として指定され、更に1887年にはカナダで初の国立公園となった。
現在、バンフでは景観保護のため、条例により3階建てを超える建物の建築は認められていない。ところが、このバンフ・スプリングス・ホテルは条例が制定される前に既に存在していたため、9階建てだが唯一の例外として認められている、という訳。
まあ、今となってはこのヨーロッパの古城風の建物も含めて1つの景観として絵になっていると言えるでしょうね。 -
バンフ・スプリングス・ホテルの入り口に立つこの彫像の人は、1888年当時のカナディアン・パシフィック鉄道の支配人、ウィリアム・ヴァン・ホーン。
ヴァン・ホーンはバンフの美しい景観や温泉で多くの観光客を呼ぶ事ができると考え、この地に豪華ホテルを建設する事を決定。その結果、ホテルでの食事・宿泊代だけでなく、大陸横断鉄道の利用による収入によって、経営が傾きかけていたカナディアン・パシフィック鉄道を復活させたらしい。 -
バンフ・スプリングス・ホテルの建つ山の斜面を下りた所にあるボウ滝へとやってきた。
と言っても、私達がボウ滝に来たのは、バンフ・スプリングス・ホテルへ行った日から2日後の事。1枚前までの写真とこの写真との間には2日間の空白があるんですねえ。その空白の2日間の出来事は、後の旅行記で触れる事にして、ここではボウ滝から川沿いにバンフの街まで歩いてみますよ。 -
川沿いの遊歩道は、滝の所で上り坂になる。
ちょっと高台になった所から眼下のボウ滝を撮影。 -
その高台から見たバンフ・スプリングス・ホテル。
本当は、ボウ川を挟んで向かいにそびえる小さな山、トンネル山に「サプライズ・コーナー」と呼ばれる所があって、そこからの方がよりバンフ・スプリングス・ホテルをよく見る事ができるのらしいけど、この旅ではそこまで回る余裕はなかった。
でも、この場所からのホテルの眺めだって十分綺麗だよね。 -
ほぼ同じ場所からランドル山を望む。
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高台を下り、川沿いの道を川の上流方面に向かって進むと、やがて遊歩道はカスケード・ガーデン前の橋の所に行き着く。
この写真はその橋の手前、徒歩約5分くらいの場所からカスケード山を撮影したもの。
この日はそのままバンフの中心街に戻り、夕食をとってホテルに戻った。 -
9/7(金)、バンフでの最終日になった。
ホテル(インズ・オブ・バンフ)を出発する時刻は11:45の予定で幾分ゆとりがあったので、この日は、サルファー山ゴンドラに乗ることに。
前日にバンフ中心街のシャトルバス乗り場でサルファー山ゴンドラ乗り場行きの3番線バス時刻表を調べておいたのだ。バスはほぼ定刻通りの8:17にバンフ中心街に到着した。
私達は旅行会社から滞在期間中有効なシャトルバスの乗り放題のチケットを貰っていたので、かなり重宝した。それがないと、1回の乗車につき2加ドルかかるからね。 -
バンフ・トランジットの3番線バスに揺られて10分強すると、バスはサルファー山ゴンドラの乗り場に到着。この時、時刻は8:30でちょうどゴンドラの運航が開始する時刻だった。
私達はバスを降りると、そのままゴンドラの乗車券を購入。大人1人往復で24ドル95セント也、割高な感じがするのは否めない。
で、到着しました、サルファー山! 写真は山頂駅から撮影したもので、山頂駅はガイドブックによると標高2285mの高さまで上ってきたことになるのだとか。
しかも、早め早めに行動した結果、私達はこの日最初のゴンドラの乗客に!! この写真を撮っていた時には、まだ他の観光客は上ってきていないときで、山頂駅についてから始めに5分程は駅でじっくり景色を眺めていたが、その間は私達2人意外誰もいなかった。 -
遥か下にバンフ・スプリングス・ホテルが見える。
とは言っても、やっぱり目立つ!! -
ゴンドラの駅から山頂までは遊歩道を少し歩いて行かないとならない。せっかくここまで来たのだから・・・、ということで山頂を目指して歩いてみる。
木のてっぺんに止まっている鳥。なんていう鳥なんだろう・・・。 -
山頂駅を出発して15分。いろんな場所で止まって写真を撮りながらやってきたので、かなりスローペースで進んでいた私達。
それまで、後続の観光客はなかなかやって来なかったが、ちょうどこの写真を撮っていた頃にようやく後続の観光客が追いついてきた。
写真はゴンドラの山頂駅、中には展望台の他にも土産屋やレストランがある。 -
山頂のすぐ近くまでやってきた。写真はその山頂にある測候所。
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測候所から遥か彼方のカナディアン・ロッキーを望む。写真の方向の先にレイク・ルイーズやジャスパーなどがあるのだが、まあ、見える訳ではないので何の気なしに撮ってみたって程度ですね。
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バンフ・スプリングス・ホテルやボウ川、トンネル山を撮影。ボウ滝も見えるが、この写真で見る限りは写真中央近くに写っている別の滝(?)の方が気になる。
バンフ・スプリングス・ホテルに行った時には見ることができなかったゴルフ場もここでは余裕で見れますね。当たり前だけど。 -
測候所から見た山頂駅。
いろいろじっくりと景色を堪能し、この時点でゴンドラで山頂駅に着いてから45分程経過していたが、このとき私は比較的薄着で来てしまっていたため(とは言っても3枚重ね着はしていたのだが)、だんだん寒さがこたえてきていた。
という訳で、この辺で撤退することに。 -
山を下りてきた。なんだかんだ言って、山の上で2時間弱いたんだなあ。
予め3番線シャトルバスの発着時刻は調べておいたので、ゴンドラで山を下りたらすぐにシャトルバスでバンフ中心部に戻ることに。 -
バンフ市街の観光も十分できたと思っていた私達ではあったが、それでもまだ貪欲に観光を続ける。
たびたびその前を通っていて、「ちょっと見てみたいなあ」と思っていたカスケード・ガーデンに入ってみる。
バンフ大通りの突き当たりに位置するこのカスケード・ガーデン、中には公園の管理事務所があり、周りには多くの花々が植えられている。 -
カスケード・ガーデンからは、正面にカスケード山がよく見える。
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花の名前に全然詳しくないので何の花かよく知らないけど、とにかくいろいろな花が至る所で咲き乱れている。
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公園事務局の裏手の方にもたくさん花が咲いている。
花に全然詳しくないとはいえ、さすがにコスモスくらいは知ってますよ(笑)。 -
奥にもまだまだ花が咲いているようなのだが、この時点でバンフ出発までまであと45分。さすがにこれ以上のんびりするのは危険なので、残念だけどカスケード・ガーデンを出ることに。
でも、バンフ市街でも結構観光することができたので、個人的には満足。
バンフでの3泊4日の滞在中、中の2日は日中はバスでバンフの市街を出てカナディアン・ロッキーの自然を満喫してましたが、それは次の旅行記にて。。。
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この旅行記へのコメント (3)
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- kuropapaさん 2014/06/30 18:41:37
- 懐かしい!25年前が蘇る。
- はじめまして、kuropapaと申します。
去年、銀婚式だったのですが、25年前に行った新婚旅行が、まさにバンフでして、バンフスプリングホテルに泊まったんです。
旅行記を懐かしく拝見させていただきました。
去年記念旅行でイタリアへ行って来たのですが、カナダも行きたくなってしまいました。
- mime-Fさん からの返信 2014/07/01 02:15:45
- RE: 懐かしい!25年前が蘇る。
- kuropapaさん
はじめまして! mime-Fと申します。
私の旅行記のページへ訪問&投票して頂きありがとうございます。
バンフは7年前に今のヨメさんと結婚前に行きました。
スケールの大きい大自然にただただ圧倒されたカナディアンロッキーの旅でした。
今は、2歳の子供を連れて遠くへ旅に出る自信がなく、
今年も家から1〜2時間程度で行ける近場へ旅行へ行く予定です。
それはそれで楽しいと思いますが・・・やっぱり海外もまた行きたい!!
昨年はイタリアへ銀婚式記念の旅行とのこと、
西欧は結構色々な国へ旅に行っているのですが、まだイタリアには行ったことがないんですよ。
今度、kuropapaさんの旅行記も拝見させて頂きます。
では。
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- kuropapaさん 2014/06/30 18:40:27
- 懐かしい!25年前が蘇る。
- はじめまして、kuropapaと申します。
去年、銀婚式だったのですが、25年前に行った新婚旅行が、まさにバンフでして、バンフスプリングホテルに泊まったんです。
旅行記を懐かしく拝見させていただきました。
去年記念旅行でイタリアへ行って来たのですが、カナダも行きたくなってしまいました。
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