城壁都市（西安・平遥）をぐるっと一廻り！　拾之章　平遥好日

2007/09/08 - 2007/09/16

２００７年９月１４日午前
＜狭い路地を自転車が＞　
一夜明けた。
天気は今日も良さそうだ。
相変わらず乾燥した日差しが気持ちいい。
時間はタップリある！
平遥を一日かけてとことん廻ろう！

エリア 平遙(中国)

朝、シャワーを浴びてみたら、熱いお湯が出る…
かなりビショビショになるが、乾燥しているのでシャワールームは短時間のうちに乾いてしまう…
見た目より綺麗でした。

そして朝。
６時の南大街。
宿フー・シン・コンの前で市楼を見る。
まだ街は眠っている…
そこにいずこからとも無く馬力が…

郊外の畑にでも撒くのか下肥集め…
どおりで野菜は育ち、旨みが増している…
循環型社会の極み
ロバ君！
君も食べられないように気をつけたまえ…
ちなみに6時30分

昼は観光客が行き来する通り。
朝早くは露天朝市に…
近所の人達はここで、食料を調達していたのか…
そういえば城内には食料品店とか八百屋とか無かった。
城外に買いに行くのも面倒だしねー

突如、迷彩服を着た集団が…
掛け声かけながらランニング！
すわ陸上自衛隊かと思ったがここは中国…
ナゾの集団？
単なる解放軍平遥方面部隊？
それとも人民警察はたまた地元の青年団？

衙門街を行くと塔が立ちはだかった。
見上げると「聴雨楼」とある。
風情のある名前だ…
下に行くと上から声が聞こえてくる。
どうやら上に登れるようだ…
楼を過ぎた所が広場のようになっており、右側が名所らしく団体客が朝早くから押しかけていた。
地図には通りの名前になってる古県衙とある。
昔の役所のようだ。

朝日が昇ってきた。
大きなホテルの前に電動カートが数台スタンバイしており、ホテルの団体客を乗せて行った。
泊り客が今から帰るようだ。
一瞬賑やかになったがすぐに静寂の通りに戻った。
それを傍で一部始終見ていた暇人（我輩）…

ほらね…
朝は開いている。
別に我輩が開けたわけではありません…
ちなみに現在朝の7時10分

朝の通りを歩き回って西大街に来たとき
建築現場があった…
まだ、作業人はいなくて現場監督が
今日の段取りを考えていた（想像）
ちょっと見ていい？
と聞いたら
「どうぞ！どうぞ！」という事で
見せてもらった。
右側にはボロボロの家があった。
解体した梁材も横に積まれ再利用するようだ。

東大街。
赤十字のマークがあったので病院かなと
中を覗いてみたら、左に牙科、右に眼科、奥に…
診療所だ。

通りに面した住宅の路地。
朝なので各路地には誰かしらウロウロしている。
これ以上中への進入は憚られる…
ホントは写真も問題だろう。

こちらは大通り（東大街）から一歩入った路地。
右下の箱はゴミ箱。
綺麗になっているのは清掃したから。
時間、場所によっては凄まじい状態になっているものもある。

そろそろ、学校が始まるようだ。
どこでも子供は元気で明るい…
昼の観光地の喧騒とは違う
ごく普通の庶民の街の表情。

高い壁に挟まれた狭い路地。
このような路地がそこかしこにあり、
雰囲気を醸し出してる。
ここに、自転車とかに乗る人の画が欲しかったのだが来なかった…

おっ！東大街で見つけた珍しい家。
台球倶楽部。ここまではまあ普通だが、
正面の大きな写真パネルが凄い！
画が小さくて分かりづらいか…

レレ…？
４大門以外に城壁外に出る門がある…
他にも有るのかなー
と地図を見るとなんとあちこちに小さい門があり
外に出れる…
４つしかないと不便だけど、あまりあり過ぎても防御という意味無いのでは？それとも後で開けた？

と言うことで外に出てみたら、
やってた！やってた！
朝の定番。
保健体操…
ﾋﾞﾘｰｽﾞ･ﾌﾞｰﾄ･ｷｬﾝﾌﾟほどは過激ではありませんでした。
ちなみに、左下の影はカメラマン。
朝早くからカップルで写真を撮りまくっており、
この後、互いに会釈するほど、あちこちで鉢合わせ…

朝の城壁の周りの大通り。
一見静かに見えるが実は、
この画の手前側に城外の街があり、
右側の門から通勤･通学の自転車群が
城壁の外に向かってラッシュしている…

また、城内に入って今度は城壁沿いに歩く。
ここら辺りは観光客とは無縁なのか整備されていない。
内側の城壁の壁のレンガは無くて、土がむき出し…
誰だー！レンガ持っていったのは…
生えてる草にも歴史を感じるねー

南側の城壁外からの画。
南側の城壁は何故か直線ではなく
大きくカーブを描いて、くねくね曲がっている。
外堀にあたる川が曲がっており、それに沿って
造ったのかなー？

携帯電話の電池がなくなり家に電話できなくなった。
近況報告しようと国際電話が出来るところを探すが、なかなか無い。長途電話の文字が出ている雑貨店のようなところで、「日本までかけたいんだけど…」
「できる」と言われたがダメだった。
そこで衙門街にあるユースホステル「衙門官舎」ならと思った…

今朝二度目の衙門街
衙門官舎のフロントで日本へ電話したいんだけど
と聞いたらあっけなく出来ないと言われた…
その代わり、フロントの棚に良い物を見つけた。
すなわち、中国国内のﾕｰｽﾎｽﾃﾙを紹介した冊子を５元で購入。
さらに、ロビーに置いてある各地のユースのパンフを貰った。

衙門官舎のベランダのイスに座って、図々しくノンビリ休んでいると、対面に対抗するようにHOSTELとある。そこで河岸を替えてみた。
そこが鄭家客桟であった。
せっかくだから、どんな物かとブレックファストメニュを頼んだら、イッチョ前に英式、美式、スイス式と３種類から選択できる。
ベーコンが入っている美式を注文。
エッグ＆トーストと言っても侮る無かれ、これがなかなかの味でした。
ちなみにパラソルの向こうに見えるは聴雨楼

左、平遥人の赤坊
右、西洋人の赤坊
「ゴメン、俺が悪かった…」
と謝ってる訳ではありません。
ユース衙門官舎に泊まっている観光客と地元民との
単なる交流をすかさず激写！
しかし、髪型までうり二つ…

な、懐かしい。肥桶。
これを天秤棒で前後に２つ担ぐ。
肩に天秤棒が重く、食い込み
臭いの我慢してフラフラ歩く…
蓋など無かったから旨く歩かないと
中のものが揺れて飛び散る…