2006/08/08 - 2006/08/10
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toyoxさん
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◆ 観光の途中、テルミニ駅へ。
フィレンツェへの列車の切符を買うためと、
インタネット予約しておいた、
ベニスからミュンヘンへの寝台夜行列車の切符を
受け取りに行った。
イタリア国鉄(トレニタリア)はインタネットで予約をする場合、
切符は駅で受け取る仕組み。
一方、ドイツ国鉄は、インタネット予約をすると、予約結果が、
バーコード付きのメールが送信され、
送信されたメールを印刷して列車に乗車する。
車内で車掌が、印刷されたバーコードを読み取る仕組み。
従って、駅には行かなくても良いのでイタリアに比べると
一段と便利だ。
トレニタリアには、各種割引があるようなので、
現地で買わずに事前にゆっくりトレニタリアのサイト(英語あり)
で調べて買った方がよい。
現地(駅の窓口)で、英語での細かい折衝はできません。
テルミニ駅の窓口は、また行列だ。
ただし、窓口の数も多いし、さすがにイタリア国鉄、
行列は比較的早くはける。
でも、日本みたいに、出発の直前に駅に行って自販機で
切符買って列車に飛び乗るなんてのはここではできないなー。
一仕事終えて、駅構内のジェラートを
例によって立ち食い。
ここのはうまい。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■ 翌朝
朝、タクシーでテルミニ駅に向かう。さらばローマ。
次に来ることのできるはいつになるのかな・・・。
ユーロスターでフィレンツェへ。
■フィレンツェ
10;30にローマ・テルミニ駅を出発し、
列車は定刻通りの12:06に
フィレンツェ サンタ・マリアノッヴェラ駅に到着。
フィレンツェには2泊の予定である。
◆ドゥオモ
ホテルにチェックインし、すぐに出かける。
目的地は、まずはドゥオモへ。
やはり、壮大だ。桁違いの大規模さ。
建物全体の大理石の壁面や壁画。
みとれてしまう。圧倒される。
グルっと周囲を回って、まじまじと眺める。
ローマ サンピエトロ大聖堂で
「ここのクーポラよりも素晴らしい。」
と横浜からの二人連れに推奨されたジョットの鐘楼に
さっそく登ることにする。
またまた階段。
みんな、汗をかきつつ、フウフウいって登っている。
息を切らせて、下ってくる人と目があうと、
お互いニヤリと笑ってしまう。
登りきったかいはある。
街を一望できる。
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅も、ピッティ宮も
アルノ川も町並みも一望できる。
ドゥオモのクーポラが下に見える。
ドウオモの前の広場のカフェでお茶を飲んでいる人、
走り回る犬、みやげ物の画商・・みんな小さく見える。
フィレンツェの風が心地よい。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
◆ 古都
街の中は、喧騒にあふれたローマよりも何となく
町全体の雰囲気がゆったりとしている。
何か古都の落ち着きがある。
人や観光客も幾分少ないことや、
あのローマで受けた日差し
に比して幾分穏やかなことや、
一周できる程度の街の大きさや、川や緑のせいだろう。
靴や文房具や手芸品など商店も興味深い。
広場には画商も出ている。冷やかし半分で見る。
大体がみやげ物の安っぽい絵ばかりだ。
そんな中、トスカーナの風景を描いたしゃれた絵を、
展示している露店があった。
そこは若い女性画家が作品を出展していて、しばし歓談。
結構気に入って、結局1つ買ってしまう。
この画家の将来を期待したい。
やはりここでも、昼食はジェラートだった。
夜の街を散策しながらのジェラートいいもんです。
◆ 街角の演奏会
たそがれを歩いていると、街角で、バイオリンの音色がする。
アルビノーニのアダージョだ。
なかなかの演奏だ。
アコーデォンを伴奏に若い女性が情熱的に演奏している。
レベルは高い。 思わず聞き入ってしまう。
何事もないように通り過ぎる人もいるが、
同じように聞き入っている人もいる。
銀座のビルの角で演奏しているようなもので、
結構なレベルの
演奏がさりげなく行われているわけで、
やはり、イタリアは芸術の国なんだ。
演奏が終わって、CDを買ってしまう。
この若い演奏家に心から声援を送りたい。
フィレンツェの音楽院で勉強中の、
ウクライナからの女性だったとは帰国後わかった。
他にも、4,5人の若者が、バイオリンや管楽器で
ビートルズのイエスタディや、クラシックの曲を演奏している
場面などにも遭遇し、
その都度、立ち止まって聞き入ってしまう。
層の厚さを実感する。
◆ 通りすがりの教会での演奏会
コルソ通りを歩いていると、
教会に演奏会の案内が出ているのを見つけた。
値段も手頃だし、入ってみることにした。
さりげなく、演奏会が行われている。
普段着の演奏会だ。
最初は、まばらだった客も教会のいすが埋まるくらいになっていた。
パイプオルガンの伴奏で若手のテノール歌手が歌う。
曲が終わると聴衆の拍手。
拍手が大きいと、うれしそうに、ていねいにおじぎして、
拍手に応ずる。
ほほえましい態度だ。
その日は、バッハのトッカータとフーガ ニ単調も教会の
パイプオルガンで演奏された。
建物に心地よくオルガンの音色が響く。
結局、翌日も、この教会の演奏会に足を運ぶことになる。
お客もさりげなく聴きにきている様子。
またまた、イタリアは芸術の国、層の厚さを実感する。
教会の名前は、サンタマリア・デ・リッチ教会だった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
◆ 清潔なホテル
泊まったホテルは、「Hotel Caltuaialli(カルツァイウォーリ)」
カルツァイウォーリ通りに面したドゥオーモや、
シニョーリア広場にも近い、
便利な場所にあって、良いホテルだった。
フロントもロビーも立派ではないが、
部屋は清潔だし、部屋もそこそこ広いし、
ローマに比べると安い。
朝食も悪くない。
1週間イタリアを旅行してきたが、どうやら、
イタリアの人は、清潔好きなんだ
と分かってきた。ホテルは当然ながら、
公衆トイレも清潔だし、
トイレで用を済ました男(当然ですが)たちも、
そろって、
手や顔を面倒くさがらずに洗っている。
ホテルのタオルもシーツもほんと、清潔でした。
◆ 靴の買い物
やはり、イタリアの靴はよい。デザインがよい。
革もよい。ついつい買ってしまう。
少し高かったが、これは軽いし、デザインも優れているし、
これは、いいなあというと、気さくな店主は明るい声で、
大事そうに靴を扱い、あなたは見立てがよい、
これは良い品だと言って、「ボラーレ・ボラーレ」と、
両手を舞うようにする。
確かにそうだ。軽い革靴だ。
今もその靴を履くと、「ボラーレ」を思い出す。
「ボラーレ」は飛ぶように!
◆ レストラン マリオーネ(Marione)
今日の晩飯はどこにしようかと、今いる場所の近くの
よさそうなレストランを、
例によって「地球の歩き方」を見て決める。
地図を頼りに探す。
随分歩いた。ようやく店の前までたどりつくと、
何と!閉まっている。
夏休みなんだーー。
どうしようかなー疲れたなと思案していると、
バイクの革のジャケットの女性が、
どうしたのと声をかけてくれたので、
レストランを探していると身振りをまじえ話すと、
「そこの先の△X□XXがおいしい。」
(当然イタリア語です。)と教えてくれる。
肉もおいしいと教えてくれる。
店は、最初はすいていたが、
そのうちフィレンツェ子で一杯に、
食事を終えて店を出るときには、外には
行列ができていた。
ギアナ牛の炭焼きステーキはvery goodでした。
骨付きの大きなステーキがでてきたけれど、
あっという間に食べ終えていました。
ボンゴレも。
ここはお勧めのレストンチです。
◆ 中華料理のレストラン 漢宮飯店(イル・マンダリーノ)
教会での演奏会に、飛び込みで観賞したので、
教会に近く、遅い時間でも空いてる漢宮飯店で
夕食をとることにした。
ここは、昨日のお昼に立ち寄っている。
ここは、中国人で込み合っていて、人気の店だ。
日本人が思ったより少ないのは時代の勢いか。
やはり口に合うのか、おいしい。
結局ココでは3度も食事する。
やっぱ、こういう料理は日本人の口に合うんだなあ。
イタメシもうまいけど。
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