シリア・ヨルダンの旅（５）～パルミラ～

2004/12/30 - 2004/12/30

朝一番のバスでダマスカスからパルミラへ向かいます。パルミラは紀元前１世紀末から紀元後３世紀にかけて、シルクロードの隊商都市として栄えた町で、ローマ時代を偲ばせる遺跡が保存状態もよく残されており、遺跡好きにはたまらないと思います。

エリア パルミラ(シリア)

朝５時半ころホテルを出て、タクシーでパルミラ行きのバスターミナルまで向かいます。まだあたりは夜明け前の薄暗さです。

バスの発車まで時間があるので、チャイを飲んで温まります。

バスターミナルの風景。幹線であればかなりの本数が運行されており、バスターミナルに行けば１時間も待てば希望の便に乗れるので便利です。

パルミラまでは草木のない荒涼とした土砂漠が続きます。所々で限られた範囲で遊牧の風景も見られます。パルミラまで３時間ほどで到着。

タワーホテルにチェックインし、遺跡めぐりに出かけます。町の中心から遺跡までは歩いていくことができます。パルミラはペトラと違って観光客は多くありませんでした。

ベル神殿。パルミラ遺跡の入場料はベル神殿を入る時に払います。ベル神殿に入らなければ、パルミラ遺跡に入るのに入場料はとられません。（2004年末現在）

遺跡の入り口となる記念門。

記念門をくぐると、両側に列柱が整然と並んだ道が続きます。この列柱が非常に保存状態がよく、2000年もの間よく持ちこたえていると感心しました。

さらに列柱道路が続きます。

円形劇場。

列柱道路の先にある四面門。

さらに遺跡の奥まで歩いて向かいます。

遺跡の奥には崩れた列柱も見かけます。

葬祭殿。このあたりまで来ると、人もほとんどいなくなります。

アラブ城。夕方ここにバスで登ります。

墓の谷。

遺跡の奥のディオクレティアヌス城塞から撮ったパルミラ。

パルミラの全景。

夕方、ミニバスでアラブ城まで向かいます。

アラブ城から眺めるパルミラの風景は絶景でした。街中から聞こえてくるアザーンの調べが耳に心地よかったです。

ベドウィン料理のマンサフをいただきます。おいしかった。