2007/06/28 - 2007/07/01
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murenekoさん
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屋久島一人旅三日目。
太忠岳の頂上でモノリスを見る。
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でっかい岩を回り込み、ひたすら進む。
そして、約1時間40分で太忠岳山頂に到着。ちょっと、オーバーペース過ぎたなぁ・・。 -
小雨は降り続いており、霧がかって、眺望はあまり望めないものの、やはり、目前の石が圧倒的な存在感を示している。
目の前に鎮座するは、高さ40〜50mの「天柱石」と呼ばれるデカイ石。ヤクスギランドの入口からも、白谷雲水峡の太鼓岩からも見えたでっかい石だ。 -
田口ランディが書いているとおり、「モノリス」に見える。石の下には祠があるらしいけれど、かなり道が険しそうだったのでやめておいた。
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なんで山の頂上にこんなでっかい石が突き出ているのか不思議に思いながら、モノリスを見ながらお昼ご飯。持ってきたパンをほうばる。
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岩をよく見ると、人の顔にも見える。もっとよく見ると、なぜか「ひよこ饅頭」に見えてきた(こらこら)。
なので、僕の中では「モノリス」ではなく、「ひよこ」と呼ぶ事にする。 -
30分ほどくらい「ひよこ」を眺めていると、追い抜いた男女2人組がやって来て、入れ替わりで、下山開始。
行きと違う道で帰ると、行きより時間がかかるのだが、時計を見ると12時30分を回っており、コースタイムと同じくらいの2時間30分で降りないと、バスに間に合わない。
沼地に沈んだり、濡れた杉に滑ってこけたりはしたが、蛇紋杉の分岐に到着。天柱橋をこえて、「天柱杉」に到着。 -
「天柱杉」。
樹高33.8m、胸高周囲 8.20m、推定樹齢1500年。
このあたりの標高は1000mほど。 -
母子杉。
母子杉(母) 周囲31.1m 樹高9.0m 推定樹齢2600年
母子杉(子) 周囲29.5m 樹高6.3m 推定樹齢2600年 -
母子杉。
どちらも推定樹齢2600年。母子なのに、同い年?(笑)
大きい方の母杉は、既に枯死していると言われているそうです。 -
仏陀杉。
周囲21.5m 樹高8.0m 推定樹齢1800年。
内部は空洞化。
弱っているらしく、柵で囲ってある。 -
双子杉。
双子杉(左) 樹高22.2m 周囲1.7m
双子杉(右) 樹高22.7m 周囲2.1m
双子なのに、右の方がちょっと大きい。 -
ようやく、バスの時間に間に合うメドがついたので、清涼橋の横にある道から、河原に降りてみる。
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沼に沈んでドロドロになったトレッキングシューズを洗いながら、河原で心も洗う。
休憩含んで4時間チョイ。とはいえ、やはりバスの時間を気にしながらだと、目いっぱい堪能できないので、レンタカーなどで来るべきだなぁ・・。
ヤクスギランドも、サルやシカの出没スポットらしいけれど、今日は、不思議とサルはおろか、シカにも全然会わなかった。 -
2日間で約10時間森の中を歩いたけれど、筋肉痛もなし(コケてうった足は多少痛んだけど・・)。
入口の横にある売店「森泉」(森英恵の娘?)で、タンカン缶ジュースを飲みながら休憩。 -
でかい「ひよこ」を眺め、あそこまで行ったんだなぁ・・と感慨にふける。もうすぐ屋久島の旅も終わるんだ・・。
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15時18分発のバスで安房へ戻る。一人旅らしい女性二人も乗ってくる。
16時01分に安房着。16時18分の安房発宮之浦行きのバスに乗り換える。宮之浦に着き、観光センターでお土産を物色。飛び魚ラーメン、サバブシ、サバ味噌、トビウオ味噌など現地の名産と三岳の五合瓶(1365円)を調達。
他に、三岳の360ml缶(525円?)、200ml缶(315円?)を買い(5合相当1本限りという本数制限があるので、リュックに入れて、わざわざ別々の店で買っている)、宿に戻る。 -
荷物を置いて着替え、夜の飲み物を調達しに、Aコープへ。Aコープのお酒コーナーを見ると、「三岳五合瓶880円」の文字が・・。観光土産用のは五合瓶で1365円なのに・・。ただし、こういう地元の店のやつは朝並んだと同時に売切れてしまうらしいので、やはりよそ者は観光土産用のを買うのが丁度いいのだろう(地元の酒屋では1050円くらいの値札→売り切れ。ちなみに、帰り際に屋久島空港で売っているのを見たら同じものが1470円だった・・)。
Aコープから宿に戻ると、新しく来た一人旅の女性が「温泉に行ってきます」と出て行った。この時、半袖短パンにサンダルを履いて、お酒の入ったビニール袋を持って帰ってくる僕を見て、「宿の人」だと思われたらしい。僕もすっかり、ここを自分の「帰る場所」だと思い込んでいた。でも、今日で終わりなのだ・・。 -
しばらくすると、島を車で一周していた女性陣三人が帰ってくる。
滋賀の女の子は料理の支度を始める。女性二人は、酒屋に三岳を買いに行くとの事で、僕も道案内がてら着いていく。最初来た頃は、路地を何回も曲がる宿の場所を見つけられずにいたが、もうすっかり、覚えてしまった。
宮之浦大橋沿いの酒屋に行ってみたが、三岳は売り切れ。屋久島観光センターは19時とわりと早めに閉まってしまっている為、橋を渡ったコンビニまで足を運ぶ。
売り切れかな、と思ったが、360ml缶と200ml缶が大量に並んでおり、値段も観光センターより100円ばかし安い。しかも本数制限なし。あちゃー、ここで買うんだった・・。
大量に10本くらい仕入れた東京の女性は店の人に「1人で飲むの?すごいね」と突っ込まれていた。
宮之浦大橋の横の「人しか渡れない橋」を渡ろうとすると、地元のおじいちゃんが「今から、釣りする」と、宮之浦川で釣りを始め、女性二人は、お爺ちゃんの写真を撮る。それはまるで、どこかの新聞の写真コンテストの入賞作みたいな絵だった。
ヤクネコがたくさんいる民家の横を通り、晴耕雨読に戻る。 -
温泉に行った女性も、夜来ると言っていた福岡の日本一周君もまだ来ないので、女性3人と夜ご飯を食べ始める。大阪の女性と僕は屋久島の最後の夜となる。
料理に舌鼓をうっていると、日本一周君がやってきた。手に三岳の新しい瓶は持っているが、なにやらさえない表情。まさか昨日言っていたとおり、ゴールを目前にして旅がオジャンに!?
そこまで深刻ではなかったが、日本一周君は今日の武勇伝を語りだす。
日本一周君は滋賀の女の子の勧めで「蛇の口の滝」へ行った(ランディの本に「ハイキングコースじゃないジャングルもどきコース」と書かれてあるところだ)。
「ハイキングコース」とは名ばかりのジャングルを抜けて行き、「蛇の口の滝」のでっかい滝つぼを見て、思わず、服を脱いで飛び込んだ。そこまでは最高だったらしい。
しかし、気づくと、陸に置いてあるはずのズボンが水の中に・・とりあえず、車のキーを助けた所は英断だったが、携帯とデジカメが水没。帰らぬ人に・・。
あとは意気消沈して帰ってきたらしい。
四十七都道府県を回る中で、メインの「縄文杉」の前日にデジカメがオジャンになるなんて・・と沈む日本一周君を皆で励ます。
「私のカメラ、買値で売ってあげようか?」
「インスタントカメラを買えばいいじゃん」
「また来ればいいじゃん」
「心のアルバムに映して帰ればいいじゃん」(→僕。笑)
「とりあえず、三岳飲め!」
結局のところ、乾いたデジカメが普通に直ったかもしれないし、インスタントカメラを買って出かけたのかもしれない。
どちらにしろ、日本一周君は蛇の口の滝のそんな武勇伝も、メインの縄文杉も、心のアルバムに焼き付けて帰ったんだろうなぁ、と思う。とりあえず、僕も次に来た時には「蛇の口の滝」に行こうと心に誓った。 -
一通りご飯を食べた後、東京の女性が「花火やろうよ」と言い出し、彼女が買ってきた「ジャンボ花火セット」と、三岳の入ったコップを持って、皆で外へ。花火なんて、10年以上ぶりかもしれない。
いきなり1本目から線香花火をやりだすシュールな滋賀の女の子、30のおっさんとは思えないくらい花火ではしゃぐ僕。なんだか学生時代みたいだ(学生時代にそんな事しなかったけど・・)。
5人でワイワイ花火をやっていたらあっという間になくなってしまった。この日は、6月最後の日で、いよいよ夏が始まるって日が、僕にとっては、夏の最後の日のように感じられた。
外にはありえないくらいバカでかい蚊や虫がたくさんいて、ブッツリ刺されてしまい、この後2週間以上腫れたけど、きっとこの夜は一生忘れないんだろうなぁ・・。 -
宿のオーナーがやっているバンド「ビッグストーン」のCDを流しながら、最後の宴が続く。
温泉に行って、ついでに海亀の産卵を見てきた東京の女性が帰ってくる。明日4時起きで縄文杉に行く予定だったらしいが、「談話室が楽しそうだったので・・」とやってきて、とりあえず、皆に勧められるまま「三岳」を飲み始める。こうして、みんな睡眠時間がどんどん減っていくのに、楽しくて、眠ることさえ忘れてしまう不思議な空間。
大阪の女性と僕は今日で最後になるため、滋賀の女の子に、食事代を清算(ありえないくらい安かった・・もっと、手間賃を払うべきだったかな・・)。
滋賀の女の子と、あさって帰る東京の女性は、早朝から白谷雲水峡へ行った後、島を堪能するとのことで、お世話になりっぱなしの滋賀の女の子ともここでお別れとなる。食事と団欒の場を作ってくれ、旅のアドバイスもくれた彼女に丁重にお礼を言う。
宿で出会った全員が一人旅で、滋賀の女の子以外の全員が初めての屋久島で、僕を始め、多くの人が「屋久島に呼ばれてきた」と言ってやって来た。
偶然、ここで出会った人たちとの奇跡。ここで出会った人たちのそれぞれの物語に、僕はかすっただけで、おそらく二度と会うこともないのだろうけれど、森や海の景色と一緒にこの場所の空気も一生忘れないんだろうな、と思った。
繰り返される出会いと別れ。何人かの別れを見送ってきたけれど、今日は、僕が屋久島に別れを告げる夜だ。
2週間の間に、多くの旅人を迎え入れ、見送っている滋賀の女の子は、どんな気持ちなんだろう?
1時を回って宴はお開きになり、部屋で、旅人ノートに記帳する。いままではユースなどでノートを読む事だけを楽しみにしていたのだけれど、今回は、何か書かないといけないと思った。が、あふれる思いが言葉にならない。1年前の分からノートを読み始める。そこには、ここに泊まった旅人達の思いが書き綴られていた。
少しづつ読もう、とは思ったものの、2冊分読破しているうちに2時を回り、本棚に戻す。
「旅先で人に出会い、そして歌と出会ふ」と書かれたオーナーの言葉(たぶん)を眺め、誰もいなくなった談話室で一人ボーっとする。最後の夜が終わろうとしている。
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